今日の安城市議会12月定例議会は「総務企画常任委員会」
この委員会に付託された議案でこの12月議会には、市長・副市長・教育長と市議会議員の期末手当の引き上げるという議案が提出されています。
市長で約8万2000円、市議会議員で3万4800円期末手当、つまりボーナスが上がるという議案です。
ここ数年毎年上がっています。
私は所管委員会ではないのでこの委員会では質疑はできませんが、私自身はこの議案には「反対」します。
今年は消費税増税で市民の負担が増え、景気も後退しつつあり、負担が増え、市民生活が苦しい中で、市長や議員など税金を頂いている身分の者が本来自分に厳しくある所を、今、報酬・給与を増やすというのは不適切と考えまた市民感情としても理解を得にくいだろうと反対です。
この議会では市の職員のボーナスの引き上げの議案も提出されていますが、これには反対をしない予定です。
市民もまた議員もこうした議員や市長のボーナスを引き上げることに関しては様々な考え方があるかとは思いますが、ただ、残念だったのが、委員会でこの根拠となる人事院勧告の問題も含めて一切質疑や議論がなされず、全会一致で可決されたことは残念でした。
最終日の採決でもほぼ間違いなく「可決」される見込みです。
最終的には議会制民主主義ですので多数決で決まること、そしてそれはある意味民意でもありますのでやむを得ないことかもしれませんが、ただ少なくともこうしたことが当たり前のことではいことには気付いておくべきですし、やはり私たち議員は一番に市民のことを考えるべきだと思います。
9月定例議会の「議員年金復活(厚生年金への加入)」意見書の提出の賛否の時にも申し上げましたが、私たち議員は本来税金の使途や自身の身分については率先して厳しい立場で臨むべきだと思います。
ただ、今のこうした状況をある意味許しているのも議員を支持する有権者自身でもあります。
民意と政治家の言動を一致させるのはやはり有権者、市民の厳しい声と姿勢だとも思っています。