新しく北部の柿田公園内に移転オープンしました環境学習センター、愛称「エコきち」で安城市の環境実践団体「NPO法人エコネットあんじょう」の神谷輝幸理事長と懇談を行いました。

こうした懇談を不定期で年に数回行い、情報・意見交換と共に意見要望などを聞いたりしています。

エコネットあんじょうは自然環境の保護やゴミ減量への取り組み、低炭素社会の構築、市民への環境学習、啓蒙啓発、環境学習センターの管理運営などを実践して下さっています。

また6年程前からは「矢作川水源の森トラストプロジェクト推進協議会」を設立し、矢作川や明治用水の水源にあたる、長野県根羽村の水源地の森を買い取り、奥山の水源を守り、森林保全のためにトラスト地として未来に引渡す事を実践しています。

その為に根羽村から自然林36haを購入し、保存活動を行いたいとしています。

ただ、36haの購入には全体で3600万円もの金額が必要で、設立なら地道に寄付金などを中心に資金わ集めてはきていますが、個人からの少額寄付が中心で年々寄附総額が減ってきていることもあり、

この度は新たな資金調達の手法としてクラウドファンディングに挑戦することになりました。



戦後の「拡大造林政策」によって、今や、奥山や森林は生き物がいない死の森とかすなど大荒廃し、また保水力の喪失、湧水などの枯渇、その影響等による山崩れ、洪水などの災害を起こすなど深刻な問題が続出しています。

管理されていない放置林が涵養機能を失い、さらにに矢作川の水量が減っていくことは明白です。

事実として、矢作ダムへの流入量は確実に減少し、矢作川の取水口に近い平戸橋近辺の流量も減少しています。
1940年から1950年は49㎥/Sの流量でしたが、その後1980年代以降では30㎥/S前後で、25%減となっています。
単純計算で、1日につき864,000㎥の水が減ったと考えられます。
 
「水を使う者は自ら水をつくれ」

矢作川や明治用水に関わる先人たちが発した言葉で、古くから大切に語り継がれている言葉です。

「流域はひとつ 運命共同体」

私たちは水の恩恵にあずかるだけではなく、その上流や水源地にも目を向け、水源かん養林の育成や流域一体となった水質保全により一層取り組むべきだと思います。

この取り組みの理念が大きく広がり、市民・企業に賛同の輪が広がり、そして未来にわたり、この奥山が、水源が、森林が保全されることを願っています。

そして、クラウドファンディングも単なる資金集めではなく、安城市の現状を知っていただき、環境問題に目を向けるきっかけとなればと思います。

こうしたエコネット安城の未来への意欲ある献身的な取り組みに、私からも是非、ご支援、応援をよろしくお願い致します。

【クラウドファンディング申し込みページ】