おはようございます。

今朝の中日新聞県内版
「安城市が不適切会計」とあります。

これが私が調査していた、昨夜投稿した、「安城市の公共施設、青少年の家にある自動販売機の設置申請や収支で不可解なこと」についてです。

私自身はもう少し詳細に具体的に調査してから報告をと思って昨日の投稿となりましたが、早くも中日新聞には概略が報じられましたので、私からも第一報として新聞記事の補足も含めて、概略や本質などをお伝えします。

中日新聞の見出しや内容は、正直、かなり“甘く“書かれていますが、もっと端的に言えば、

安城市が自販機の収益を、正規な帳簿に載らない、正式な会計処理しない、いわゆる「裏金」を捻出して、支出していました。

「青年団体連絡会」という、活動実態、実績のない「架空の民間団体」を作り、

そこで自販機での売り上げ利益約20万円、形上市へ目的外使用料(公共施設の場所を使うで支払う料金)約6万円を払い、収支年間約14万円の利益を、

正式、正規な安城市の収入に入れることなく、また正式、正規な支出の仕方ではなく使用、会計処理していました。

この「架空の民間団体」の設立は平成5年、

更には、正式、正規な収支、会計処理ではないですが、いわゆる「裏帳簿」はあり、

この「裏帳簿」の記録が平成19年度からしか残っていないが、その記録を見ると、毎年自販機収益で約10数万円あり、それを「裏金」としてプールしていき、だいたい2年に一度くらいに青少年の家のテレビなどの物品購入などに使用していました。

ちなみに、今現在、残っている「裏金」は「約53万円」
記録に残る過去最大時で約「約80万」あった時もありました。

悪質さ、姑息さを感じるのが、活動実態、実績がない架空の「青年団体連絡会」という民間の団体を立ち上げ、
しかも名称をこうすることで、活動実態、実績あり、歴史あり現存する「青年団協議会」と見間違う、または同じ団体を想像させるような、不正が気づきにくい、欺くことができる団体名をつけた、架空の民間団体を作ったこと、しかも“便宜上”現存するユースカレッジOBや青年団協議会の人を代表に置いた、体裁をとっていました。

ちなみに誤解がないよう、名誉の為に言っておきますが、現存する「青年団協議会」は何も関係ありませし、もちろん便宜上代表にされていたユースカレッジOBなどもこうした悪質な裏金の受け皿の代表になっていたことは知らないことであり、彼らには何の非もありません。
むしろ被害者です。

もちろん、清涼飲料水メーカー、自販機業者等も全く問題ありません。

ちなみに、こうした裏金で購入し、青少年の家に現在ある物品などは合計で約100万円程度
もちろんこの物品は正式、正規の物品帳簿にあがってなく、これも「裏物品帳簿」がありました。

決して許される会計処理ではありませんが、そんな悪質の中では唯一ホッとしたのが、私的利用はなく、すべてが青少年の家の備品等、不適切ではありますが公的に使用してはいました。

笑えない皮肉で言えば、
不適切な会計を適切には使用していたみたいです。

とは言え、公的に使っていたからいいという問題ではく、
本来は、正式、正規な安城市の予算計上し、物品等は購入すべきものであり、しかも様々な査定など精査されて決済などされるものであり、全く予算も決算もチェックされることなく、市の職員が物品等を購入するなんて、あり得ないこと、あってはならないことです。

青少年の家には、正式、正規な安城市の予算で使用する正式なお金、帳簿と、
自販機収益での「裏金」で使用するお金、帳簿
ふたつの帳簿があり、使い分けていたことになります。

十数年前に名古屋市や全国的にも、役所の「裏金捻出」が社会問題になり、その後改善されましたが、安城市では未だにこんな古臭く、悪質なことが残っていました。

令和という新しい時代になっても、昭和の悪しき古き体質が残っていました。
正直、信じられないことであり、これを知った、まともな真面目な普通の職員からも「まさか⁉︎」の声があがるほどです。

コンプライアンスやガバナンスなどが厳しく言われる現在でこうしたことが行われていたことは、遺憾であり、遺憾どころか、許されることではありません。

青少年の家では悪質さまでは認識意識がなかったかもしれませんが、少なくとも“おかしなこと”“してはならないこと”という認識、意識を誰かが持っていたはずです。

決して許される行為ではないし、別に職員をかばうわけではありませんが、ただ慣例または前例踏襲として行われていたことで職員の悪質さや個人的不正があるものではないかと思っていますし、職員個人を責めるつもりはありませんが、ただ、誰も指摘せず、それが長年行われてきた市役所という組織の問題はあ

この問題は、「裏金」を捻出した根本的な問題と共に、この悪しき間違ったことが何十年も青少年の家で行われ続けてきたこと、そして安城市全体で言えば、それに組織として誰も気づかずに今日まで不正が続けられてきた、組織や職員の体質、体制、意識の欠如、ガバナンスの問題でもあります。

裏金の残金約60万円や約100万円の裏備品の処理や扱いは検討中であり、また、そもそもの架空団体での自販機設置を適切にすることももちろん改善することでその手法などは検討中です。

また、もう少し詳細、具体的なことはまたもう少し調査後にまた別途、申し上げますが、

今朝、早くも中日新聞さんには掲載されてしまいましたので、取り急ぎは、第一報として、記事の内容、本質、概略をご報告申し上げました。

繰り返しになりますが、「裏金」を捻出して使用するという、新聞の見出し以上に、あってはならない、ありえないことです。

朝起きてからすぐにこの投稿を書きましたが、早朝から頭フル回転です。