「わじま・あんじょう友の会」の令和元年度総会が開催され、出席しました。
早いものでもう7回目の総会を迎えます。

国内初の世界農業遺産に登録された石川県輪島市にある「白米千枚田」

かつては担いて不足で長年荒れていたこの白米千枚田の復興に、当時、安城東高校が千枚田での草刈りをメーンとした輪島市への修学旅行を企画し、1982年から10年間で計4500名の生徒が訪れ、草刈奉仕をしました。

この活動は現地では「草刈り十字軍」と言われ、輪島の人いわく、この活動が復興活動の呼び水となり、復興活動が活発になり、存続のピンチを救った、そして世界農業遺産に繋がり今があると、安城東高校の生徒達のお陰だと言って下さいます。

その輪島市と安城市で千枚田を通じたこのご縁をより太く長くし、恒久的な交流を始めようと、まずは輪島市側が「あんじょう友の会」を立ち上げ、それに呼応するかのように安城市側も「わじま・あんじょう友の会」を6年前に立ち上げました。

結成から6年、正直、決して大きな会ではありませんし派手な事業はできませんが、それでも心や想いあり情熱ある先輩方を中心とした熱い会員が手弁当で本当にがんばって下さっています。

昨年は、輪島塗の塗師「八井汎親」さんが製作された一流の輪島塗ヴァイオリン「雪國」を安城東高校卒業生(5回生)で、東京フィルハーモニー交響楽団の一流のヴァイオリニスト「宮川正雪」さんが演奏される「宮川正雪 輪島塗ヴァイオリンコンサート」を開催し、1部2部合計で約450名の方がお越しになられるなど大成功をおさめました。

また、毎年、先輩を中心とする会員の方々が実際に輪島市の千枚田に行って田おこしや田植え、稲刈りなどを行う中で現地での交流や親睦を図っています。

そして2.3年前からは千枚田で育ち収穫されたお米を安城市内の福祉施設やNPO4市民活動団体などに寄贈しています。

更には安城七夕まつりでは輪島市観光協会の方々にお越し頂き「輪島ブース」を設けて、安城からも会員がお手伝いするなど輪島市をPRしています。

私自身も微力ではありますが、こうした事業に参加、協力してきました。

30年前の安城東高校の生徒たちの貢献がきっかけで、千枚田との芽生えたこのご縁や絆、交流が、こうした活動により市民レベルや都市間交流に繋がりつつあります。

私自身も実際に30年前に白米千枚田で草刈り修学旅行をした4500人のうちのひとりです。

少しでもこの会に貢献できたらと思います。

こうした活動へのご参加やご協力もありがたいですが、是非、輪島に一度行かれてほしいと思います。

2015年NHK連続テレビ小説「まれ」の舞台になり注目されました能登・輪島。
輪島が注目されている中で世界農業遺産に登録された「白米千枚田」もまた注目されて、人気の観光地になっています。

個人的にも3年前に能登に行きましたが、能登には他にも、三大朝市の輪島朝市、塩田、日本三大パワースポット聖域の岬 (珠洲岬)、琴ヶ浜、巌門、なぎさドライブウェイなどたくさんの見所、観光地がありますし、何より“里山・里海”の豊かな自然がたくさんあります。
海がとにかくきれいです。

是非、能登・輪島に行ってほしと思います。

そ私自身、いろんな形でこうして安城市と輪島の架け橋になれたらと思います。