今日は中京大中京高校と大府高校との3年生の補欠部員の花道を飾る引退試合が瑞穂球場で行われました。


夏の甲子園出場をかけた、いわゆる高校野球の夏の大会が、615日には組み合わせ抽選会が行われ、今月629日には開幕を迎えます。


夏の大会を前に、この時期、各チームのベンチ入りメンバーが決まっていきます。


どのチームも最後の夏の大会を迎える3年生全員が必ずしもベンチ入りできるわけではありません。

公立、私立に関係なくどのチームにもベンチ入りできない3年生が多くいます。


でも3年間同じ野球部員として、厳しく時に苦しい練習に耐え、共に汗や涙を流し、喜びと感動を共有してきた仲間。


そんな3年間がんばってきた3年生部員に「最後の晴れ舞台を」と花道を飾る「引退試合」です。


中京大中京、大府とも愛知県の私立、公立の高校野球を引っ張り、歴史を作ってきた伝統校です。


2000年から始まり今年で20回目を迎えます。

最近ではテレビ等で取り上げられ有名な試合な試合となっていますし、20年も続けばひとつの歴史や伝統ある試合です。


この日は普段のレギュラーメンバーが裏方や応援に回ります。


またたくさんの同級生やOB、チアリーダー、父母会も応援に駆けつけ夏の大会さながらの応援が行われます。


この試合には選手や支えてきた父母や仲間などの3年間の様々なドラマや想いが込められた試合です。


あこがれの一桁の背番号を付けた試合用ユニホームに袖を通した、この日が最後の主役となる3年生達の全力のプレー。


特に今年の3年生は、娘たちが3年生の時の1年生。

同じグラウンドで同じ時を過ごした言わばチームメイト。

選手もその父母も知っていますので、よりいろんな想いも強くなります。


今日までの様々なことを想いながら、今日のこの引退試合の観戦、そして全力プレーを観ると感動なし、涙なしでは観られません。


試合は530分から始まり、試合時間は2時間。

終了30分前の7時には球場全体で「栄光の架橋」を大合唱します。


一番のクライマックス、感動の瞬間でもあります。


試合終了の瞬間。

3年生ベンチ入りメンバーが駆け寄り抱き合い、涙する姿。


選手、父母、仲間、ベンチもスタンドも誰もが涙する瞬間です。


試合終了と共に、今日で引退。

明日からは、裏方やサポートメンバーに回り、甲子園を目指すレギュラーメンバーのサポートに回ります。


夏の大会を前に、高校球児の熱く感動的な戦いやドラマはもう既に始まっています。


久しぶりに高校野球、青春、感動に触れ、私も涙してきました。

この球場の雰囲気、最高です。


この夏も高校野球でたくさんの感動の涙を流したいと思います。