碧南市の書家・芸術家「森脇友理」さんが代表を務める「NPO法人ARTIST JAPAN」が主催する作品展「ROOTS」に行ってきました。




森脇さんは障がい児者等が書道・絵画・陶芸・音楽など芸術に触れる事業を行い、障がい児者の生き甲斐の創出、障がい児者等が作成した作品の展示会・販売など、社会とのつながりの創出の一助となり、障がい児者等の福祉向上に寄与することを目的として、このNPO法人ARTIST JAPANを設立されました。


今回で4回目の開催となるこの作品展は、碧南・高浜・西三河で、その道を極めつつ、技術の伝承を図っている、書家・鋳物屋・瓦屋・型屋などが集結し、独自作品やコラボ作品を披露することで地域で生まれ育まれて来た「地域の宝」というべき「術」を後世に語り継ぐことまたそれが地域産業活性化になることを1番のコンセプトに始まりましたが、






同時にこうしたNPO活動を通じて完成した障害者の皆さんの作品も多数展示してあり、そうした意味合いの作品展でもあります。





森脇さんはこの作品展だけではなく、日頃からライフワークとしてボランティアで障がい 者にアート、芸術を教えて下さり、安城市でも特別支援学校やぬくもりの郷などで活動し てきました。


そうした活動を通して、障害者と家族と触れる中で、何とかしたい、何か役に立ちたいとより強く大きな想いを抱くようになりました。


私と森脇さんとの出会いは5年ほど前。

森脇さんは当時から「夢」として

「障がい者が地域で安心して暮らせる、働けれる場所、施設を作りたい、そんな地域にしたい!」と語っていました。


そしてまさに有言実行、その夢を実現すべく、NPO法人「ARTIST JAPAN」を間もなく設立しその理事長を務め、そして具体的な事業として碧南市内2ヶ所目となります、障害のある未就学の子どものための通所施設「児童発達支援事業所」を開設、そして更には障害のある学童が授業後や学校休業日に通う「放課後等デイサービス」までをも実際に開設されています。


そして今や入所待ちが出ているほどの事業所となっています。


まさに「有言実行」をされています。

そして驚くほどその実行するスピードが早いです。


こんな今でも更なる夢や想いは膨らみ、障害児が社会に出て障害者となった時に、この子たちの活躍の場、居場所、社会の受け皿を作らなければと、「就労」の場を作りたい!と更なる大きな意欲想いを燃やしています。


具体的には「障害者就労支援継続A型事業所」を設立して、障害者の就労の場を作りたいともうすでに頭の中には次なる構想、夢を明確に描いていました。


今日お伺いした作品展には約1時間程滞在し、森脇さんと懇談していましたが、その話の“約99%”が「障害者福祉」のこと。


もはや「書家・芸術家」なのか「福祉の人」なのかわからないくらい、むしろ、障害者福祉についての制度や実態などの知識や情報、想いを持つ障害福祉に精通したプロの福祉人のように感じるほどでした。


きっとほんの数年前に夢として語っていたことを実現したように、近い数年後にはきっと就労支援の事業所を立ち上げていることと思います。


そしてその夢を実現した数年後には次なる夢として、今度はグループホームなど障害者の住まいが必要だと語っていると未来予想をしておきます。


森脇さんは家族、親族に障がい者がいるわけでもありません。

でも、様々な機会や活動を通じて、障がい児者と家族と触れる中で、何とかしたい、私が何かしなければと想いを強くし、こうした活動を続けています。


夢は障がい者が安心して暮らせる、働けれる地域を作ること。

大きな志や想いと共に、本当に心ある素敵な方です。


こうした方でありながら写真は変顔で撮るお茶目なところもあります(笑)




私も何か協力、応援できたらと思います。


この作品展は今回も入場料代わりは「ペットボトルキャップ」です。

これもペットボトルキャップがワクチンになり、少しでも子どもたちの役に立たちたい、力になりたいとの想いからです。



この作品展「ROOTS」は昨日10月11日から10月20日まで、碧南市藤井達吉現代美術館で開催されています。


10月16日だけは本業⁉︎書家として作品の神宮奉納がある為不在ですが、あとはほぼ会場にみえるそうです。



是非、素晴らし作品と共に森脇さんの想いや情熱に触れてみてはと思います。


作品展では「シニア世代のファッションショー」でお知り合いになりました西尾市の「鳥居しとこさん」ともお会いできました。



なんでも、鳥居さんの亡きご主人さんが森脇さんたちとご縁があり、竹細工の作品が展示あるとのこと。

いろんな人の繋がりにも驚きました。