安城南明治市有地有効活用事業の事業者(最優秀提案者)が決定しました。


市有地有効活用事業とは、JR安城駅前、碧海信用金庫より約200m南側辺りの南明治第一地区第28街区、市有地約3280㎡と隣接する民有地1920㎡において(写真の辺り)、


民間の提案、活力を利用して、土地の高度利用、共同化を図り、JR安城駅前の中心市街地の一等地にふさわしい商業施設・オフィスなど都市拠点形成施設と住居(マンション)などの複合施設を整備し、安城市の中心商業・業務地にふさわしい魅力と活力にあふれた都市拠点を形成する事業です。


JR安城駅前の新たなランドマーク的な施設ができ、居住人口や昼間人口、交流人口が増え、街に賑わいや回遊性、利便性や活力をもたらせると私自身はこの事業を誰よりも評価し、そして推進していました。


ハードの街づくりは手戻りができなく、50年先までの街づくりとなりますので、そうした意味でも、土地を集約して、高度利用、高規格な利用を図ろうとした、この事業は近年の中では、本当に優れた事業だと高く評価していました。


また、同時に当初の計画ではなかったこの事業が、担当する南明治整備課から内発的に発案され事業化されましたが、これは前例踏襲や事なかれ主義では出てこないことであり、この地域の街づくりを心から、真剣に、想いや魂を入れて日頃から職務と向き合っているからこそ生まれた事業であり、そうした市の職員、担当課の姿勢なども高く評価してきました。


更に言えばこの素晴らしい事業をより、いい事業にする為にも、安城市としては政策的にこの地域に昼間人口(交流人口)つまりはここに通ったり訪れたりする人口を増やすべきだと、一定数マンションは必要だが、提案施設にはオフィスや商業施設などが多くなることが望ましいとも申し上げてきました。


昨年末から動きだし、参加意向表明などを経て応募締切の今年4月までに5者の各民間事業者から応募と提案をしてもらい、この5月に審査を実施し、この度、事業者が決定、今日の公表になりました。


結果、選定された(今後実施される)事業内容は、

【共同住宅ゾーン】

18階建

セキュリティ型分譲マンション(116戸)

賃貸住宅(24戸)

シェアハウス(20室) 

店舗(8区画)(1階部分)


【オフィスゾーン】

13階建(延べ床面積4412㎡)


【ホテルゾーン】

12階建


となりました。


その内容は、オフィスやホテルなどがしっかりと取り入れられている、ほぼ理想する内容となったかと評価し、安心しています。


ちなみに提案事業者は

代表企業:

角文株式会社


構成企業:

株式会社丸山組

碧海信用金庫

株式会社鵜飼哲矢事務所

株式会社キャッチネットワーク

となっています。


今後は、今年度に事業実施協定締結、土地売買契約締結 し、来年度平成31年度4月頃から着工され、平成33年度(平成341月頃)竣工、3月開業予定で事業が進められていきます。


これでJR安城駅前にアンフォーレに続く、新たに顔、核となる施設が誕生しますし、そこには新たに定住人口、そしてオフィスやホテルに行き来する交流人口が生まれます。


私はこうしたハード、ソフト共に動きがある“街”が街の成長のひとつの証であり、元気さの象徴だとも思っています。


ただ、本当にこれから重要なことは、こうした新たに誕生する定住人口、交流人口、賑わいをより付加価値をつけて、活かして街づくりを行っていくかだと思っています。


この90点、95点の素晴らしい事業を100点にまたそれ以上にしていくのはまさにこれからです。


行政と街づくりに関わる全ての方々の叡智や意欲を結集して新たなJR安城駅の街づくりを行っていきたいと思います。