岡崎市で開催されています、「2018 東海オープンアルティメットシリーズ」という「アルティメット」の大会に来ています。


アルティメットとは、フライングディスクと呼ばれるいわゆる“フリスビー”を使ったチームスポーツ。

アメリカンフットボールとバスケットボールを合わせたような競技で、100m×37mのコートで、1チーム7人ずつ敵、味方に分かれて一枚のディスクを投げ、パスをつないでエンドゾーンを目指し、エンドゾーン内でディスクをキャッチすれば得点になります。


この大会に8月にカナダで開催されます「WFDF2018世界ジュニアアルティメット選手権大会(U-20)」の日本代表チームが強化試合を兼ねて出場しており、このU-20日本代表メンバー28名の中に“安城市の選手が2人(鳥居芳成くん、加藤雄大くん)が選出”されており、うち1人加藤雄大くんは娘の中京大中京高等学校の同級生ということもあり、せっかく近くで試合があるとのことで応援に駆けつけました。


まだまだ日本では競技人口も少なく認知度も高くないかもしれませんが、それでも世界的に見れば、オリンピックの補完的な意味をもって行われる非オリンピック種目の国際総合競技大会「ワールドゲームズ」の公式種目であり、オリンピック同様に国際大会が開催され、世界トップレベルの真剣勝負が繰り広げられています。


また、オリンピックの追加種目にとIOCに申請するなど、オリンピック種目を目指しており、2020年東京オリンピックの次の次の大会、2028年ロサンゼルスオリンピックでは、アルティメットの発祥の地がアメリカということもあり、追加種目として、オリンピック種目になる可能性もあるスポーツです。


日本はアルティメット強豪国でもあり、女子日本代表は2012年に世界選手権で優勝、男子日本代表は2016年に世界選手権で準優勝という成績を残しており、オリンピック種目になればメダルを狙えるスポーツです。


また、教育現場でも、道具を操る能力や参加生徒全員の運動量確保、ルールとフェアプレー精神に従い自分たちで判断をして試合を進めるセルフジャッジなど数多くの観点からも、中学校の学習指導要領に採用され、この地域でも岡崎市をはじめ、積極的に体育の授業で行われるなど、これから益々認知度や競技人口が増えていくスポーツになるかと思います。


初めて観るアルティメットでしたが、フライングディスクの飛行特性を操る技術、キャッチする為の走力や瞬発力、そしてそれらを1試合維持する持久力、集中力など様々な高度な要素を要するスポーツで


同時に、ディスクの特性を利用した華麗な“パスワーク”、浮いているディスクを飛びつきながら掴む“ダイビングキャッチ”、コートの端まで届く“ロングスロー”など観ていても魅力され興奮するようなシーンがいくつかありました。


今日グラウンドに来て知った話ですが、女子のU-24日本代表にも安城市の選手がいるとのこと。


2028年ロサンゼルスオリンピックの時にはまさに選手として1番脂が乗り切った年齢になります。


オリンピック種目にそしてオリンピック選手が誕生することを夢見ながら、鳥居くん、加藤くんをはじめ3名の活躍を応援いていきたいと思いますし、またせっかくこうした選手がいるのでいろんな場でもアルティメットを広めていけれたらと思います。