「三河安城駅開業30周年記念講演会」が開催されました。


「~世界視野で考える~三河安城未来構想」

をテーマに、JR大阪駅北地区に開業したグランフロント大阪の中核施設「知的創造・交流の場『ナレッジキャピタル』」の総合プロデューサー野村卓也氏を講師に迎え、三河安城地区の魅力を再発見するとともに、未来の可能性について考えてる機会となりまた。


JR三河安城駅は昭和63313日に地元の請願駅として開業いたしました。


開業以来30年間、西三河の玄関口としての機能、また周辺の街並みも大きく変化するど街づくりに寄与するなど一定の役割を果たしてきました。


しかしながら、まだまだ三河安城駅そしてその周辺が持つ“ポテンシャル”を充分に発揮しきれていないのも確かです。

もっともっと三河安城駅とその周辺が持つ力を活かし発揮させていくべきです。


今日の講演ではひとつの提言として、農業と先端技術、そして知識を結びつけた「スマートアグリシティ」構想の話がありました。


三河安城周辺というより、もっと視野が広く大きな安城市全体の将来のビジョンとしての提言でもあり、非常に興味深くもあり、共感しました。


私自身かねてから安城市の将来のビジョンのひとつとして、自動車関連企業をはじめとするものづくりなどの高い技能、技術またそれに伴う研究開発などが集積するこの地域のこの財産を生かしていくべきと申してきましたが、そのひとつの可能性として農業分野で活かしていくことはひとつの夢でありでも現実的な可能性があり、考え方だと思います。



2027年には「リニア中央新幹線」が開業され、現在約1時間30分かかる東京(品川駅)―名古屋(名古屋駅)間がたった40分と半分以下の時間で結ばれることになります。

こうしたリニアがもたらす距離や時間の変化はいろんな人の生活や経済、街づくりを大きく変化させる可能性を秘めています。


安城市の街づくりとして、その可能性を最大限に引き出して活用していくため、周辺地域の活力の創出や魅力を引き出していく必要があります。


また、三河安城駅周辺に着目して言えば、


ひとつは西三河の玄関口、顏または広域拠点として商業機能の集積や新たな住宅市街地の形成など、高度な街並みの形成や質の高いまちづくりを行うハードとしての“街づくり”としての三河安城


そして、この周辺の資産を有効活用することにより、市民税や固定資産税を上げ自主財源を確保するなど“都市経営”の観点での三河安城


そして、ひとつの街づくりの方向性として「産業が集積する知や技術の拠点」「若者とビジネス客が集う創造の場」など「知的交流拠点」としての三河安城

など、三河安城周辺は様々なポテンシャルや可能性を秘めているかと思います。


いずれにしても、三河安城駅開業30周年にあたり、単に30周年を祝うだけではなく、この30周年を契機にして、また、今日のような機会を単なる一過性の記念行事にするのではなく、ここから、三河安城周辺の街づくりについて、具体的に挑戦を加速していくべきだと思います。


安城市には、三河安城周辺にはまだまだポテンシャルと可能性は無限にあります。

それを活かしていくのがまさに政治の責任だと思います。