今日は名鉄新安城駅南口で会派「志」の街頭演説からスタート。

新安城駅では陽が当たらないこともあり、今朝は特に寒さが厳しかったです。


その後は市民の方からの要望対応をしたり、挨拶まわりなど。


安城市内の主要4駅で街頭演説を行っていますが、話す内容は安城市や安城市議会全体のことと、その駅周辺の政策課題や事業などを話します。


新安城駅では何と言っても、駅舎の大規模改修、改札口を上にあげて南北の連絡通路を作る「橋上化」が大きな政治課題、事業になり、しかもいよいよ今年平成30年度に契約、事業着手になろうかとしています。


全体事業費は約32億円

この他にトイレ設置や地下通路閉塞費、用地費などが12億円。


この内名鉄負担分が約17500万円、逆に言えば安城市の負担分が残りの約30億円になります。


3月定例議会ではその予算が計上された平成30年度当初予算が審議、そして採決されます。


この事業に対する現時点での私の考え、姿勢は、頭から反対するものではありませんが、ただ、手放しで賛成できる状況ではありません。


現時点での問題点を整理すると、


事業そのものの必要性について

・改札が橋上に、南北の連絡通路ができ、駅舎が新しくなりますが、一方で開かずの踏み切り対策にはならない、手狭な駅前広場も大きく変わらない、将来の駅周辺の街づくりの絵、計画がない、

など、新安城駅周辺が持つ課題の根本的な解決になりません。


そして、この根本的な解決にはやはり線路を上に上げる「鉄道の高架化」になりますが、今回の「橋上化」を実施してしまうことで、その可能性を限りなくなくしてしまう。

ただ、行政はこのことを誤魔化し、将来の課題として検討と言っていますが、現実的に32億円もかけて駅を改修したら長期的に無理です。それこそ40年、50年先ならわかりませんが。事実上、高架化がなくなるに等しいことです。


本当に将来の高架化までなくしてまでも今、やる必要があるか?というそもそも論の議論。


名鉄との負担割合について

総事業費約32億円に対して、名鉄の負担が約2億弱。

駅舎はもちろん名鉄の所有物、資産です。

もちろん駅は公共性が高いものなので、負担することは当然ではありますが、この負担が適正かどうかという議論。


そして、現時点で最も不満、おかしいと思っているのが改修に関する「情報公開」「説明責任」を果たしてない、果たそうとしていないことです。


端的に言えば、この事業費約32億円についての詳細な内訳、積算根拠の情報、資料を名鉄からの申し出を理由して、安城市は詳細な情報を公開していません。


言うまでもなく安城市が負担する約30億円は「税金」です。

その税金が使われるものの内訳、積算根拠が示されない説明責任がない状態で良しとできるわけがありません。

詳細には情報開示、説明できませんが、名鉄がこれだけ必要だと言っていますので、どうか30億円使わせて下さい、と言って、はいどうぞってなるわけありません。


今の状況で強引に進めることは、市民を、税金をバカにした愚弄した行為で、断じで許すわけにはいきません。


市としては名鉄が言ってる、拒否してると名鉄側に立つのではなく、例え机を叩いてでも、これは税金だ、市は市民に説明する責任、義務がある!と市民側に立って、そこは一番強く出てもいい姿勢です。

名鉄の顔色を見るのではなく、正論で毅然とさて市民側に立った主張をすべきです。


こうした以上3点からの理由が、現時点では賛成できない理由です。


もちろん今後の対応、対策などによっては賛成する可能性もあります。


ただ、根本的、長期的、多面的に深く、真剣に考えずに単純に追認、賛成していくことではないと考えています。


この名鉄新安城駅の橋上化事業は今年、平成30年の安城市の一番の政治問題だと思っています。


市民の皆さまにもこの問題を今一度、考えて頂きたいと思います。

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