職員や仕事との関わり方 ~いつもありがとう~
昨日、外回りの仕事を終えて夜に帰ってきたところ、
私のデスクの上に山のような書類。
社会保険の算定基礎届の決定通知書が届いたので
「社会保険料のお知らせ」を作り、
事務所台帳(ろうむinoneを使っています)の個人別のページに報酬月額を入れて、
その後の退職者もいないか、台帳等で確認をして…と
算定基礎届が役所に提出できただけだと、
仕事は半分終わっただけで、
その後、ここまでの処理が終わって始めて終了となります。
本来は、もう少し私が気にしてあげなければいけなかったのですが、
私のいないところでもコツコツ作業をして、こんなに完璧にしておいて
くれたのだと、感激でした。
(全部にはまだまだ…だと思いますが)
当たり前のこと…と思われるかもしれませんが、
いつの期限までに、どのような流れて仕事をすすめて
どのような確認をしなければいけないのか?
(確認は漏れていても、何かが起こらなければ気がつきませんから…)
なかなかスムーズにいい意味での流れ作業のように進めるのは
結構難しいものなのです。
小さな失敗も重ねてきましたが、
この数年、事務所のメンバーが変わっていないので、
みんなすっかり慣れて、本当に助かります。
当初の2倍~3倍の作業量とスピードになった気がします。
私は自分のすべき仕事に専念ができる状態になりました。
今週はほとんど事務所にいれませんが、できる限り週2回ぐらいは
ゆっくり事務所にいる時間を作るように心掛けています。
ある尊敬する他士業の先輩が
「職員に任せる」ということに関して、
大きな勘違いをしていて大失敗したことがあって
その失敗のせいで、大切なことが分かったというような話をしてくれました。
「任せる」という名のもとに、放置したり任せっぱなしで
目が行き届かないのは、一番良くない。
なぜならば、一生懸命やっている職員ほどイヤになってしまうから。
それと「監視する」ということとも違う。
それは、もっと最悪かもしれない。単なる自己満足。
誰でもしっかり見ていてほしい…その手続きをやらなくても任せたとしても
近くでしっかり見守っていてほしいのだ。
(事務所にいるということより、精神的、気持ち的なことが大切。
その仕事に対して声をかけるとか)
…なんか上手く書けませんが、そのようなことをおっしゃっていました。
私が職員の立場でも、そう思うと思います。
手続きひとつでも、内容がわかれば「意外と大変な仕事をしてるんだな~」とか
「時間がかかるのは、このような原因なのだ」とかわかりますし、
職員のしている仕事の大変さやありがたさが、とてもよくわかるのです。
確かに、私が手を出さない方がいい仕事ばかりなのですが(笑)
積極的に声をかけたり、見たりしてその仕事に関わるようには
気をつけています。
それがまた、社労士としての「カン」のようなものにもつながるのです。
研修で話を聞くより、何倍もタメになる
「事件は現場で起きているんだ!」みたいなことですね。