跡継ぎ息子のお嫁さん | 女性社労士 長沢有紀の believe in myself ~自分自身を信じて~

跡継ぎ息子のお嫁さん

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ホットドック
卸売業の会社で、社長と奥様がいつもの通りあたたかく迎えてくださいました。
従業員の件などで相談が一段落したあと、大学を卒業後、他社の研究職に勤めていて、ずっと1人暮らしをしている30代前半の息子さんの件になり
「せっかくここまで会社をがんばってきたんだから、あの子に将来会社を継いでほしいわ。どのように考えているのかしら?」
「そうだな。今度帰ってきた時にお前からよく聞いてくれ。」
「何いってるのよ。あなたが社長でしょ!父親でしょ!」
「そういうことは母親からの方がいいんだ!」
「いえ、あなたが聞いてください。」
「いや、おまえから聞いてくれ!」
ケンカがはじまりました。(奥様の方が強いです)

すかさず私が仲裁にはいります。
「社長、奥様。冷静に考えてください。今、大事なのは会社を継ぐ気があるかとかそんなことではありません。もっと急いで息子さんに話さなければいけないことがあるじゃないですか?」

さて、何だと思いますか?

「お嫁さんについてですよ。バカ女を連れてきてこの人と結婚したいなんて言われてからでは遅いんですよ!
この人とは結婚は認めません、なんて言えますか?恨まれますよ。
連れてくる前が勝負です。
息子さんに会社を継がせたいという気持ちがあるんですよね。だったらなおさらです。
社長や奥様が一生懸命築いてきた会社も、とんでもないお嫁さんがきたらあっという間に傾きますからね!だから、嫁の条件を先にきちんと言っておく必要があります!」

その後、私はどのような女性がいいか長々と説明しました。
・とにかく働き者、苦労を息子さんとともにできる人
・こちらの会社なら地味でもコツコツがんばるタイプ
・感じのいい人・性格がキツくない人
・贅沢ではない人
・あいさつとかきちんとできる育ちのしっかりした人
その他訳の分からない条件をいい続けました。

「ちよっとぐらい外見なんてブザイクな方がいいんです。とにかく性格がいい人を選ぶように言ってください!」

社長と奥様は目を丸くして聞いていました。
そして、お盆休みで帰った時、その件をしっかり息子さんと話すことを私に約束させられました。

でも、かなりいい事を言っていると思いますよ。
さすができる社労士はアドバイスのすばらしさも違いますよね!

きっと「長沢さんが独身だったら、ぜひうちの息子の嫁にきていただきたかったのに・・」なんて絶対思っているだろうな。
息子さんていい男なのかな?
年下の男性も悪くないかな?
などと、またまたくだらないことを考えニコニコしながら帰ってきた私です。

絶対それはありえない、長沢さんのような嫁だけはこないようにしなければ!と社長と奥様が思ったはずという方はココをクリックしてくださいね。
私って怖い嫁ではないですよ。

■朝食です。自宅で作って朝食を食べるなんて全くないですね。