自営業者になって，オカネに汲々としています．
タイムスリップして，会社をやめた1998年ごろの余裕しゃくしゃくの時期に融資を受けておけば，実績と信用がもっとついててよかったのかもな～
などとこの本を読んで思いました．なんとかの後知恵ってやつです．
橘玲「貧乏はお金持ち」
サラリーマンは国から搾り取られる構造になっているので，会計やファイナンスの仕組みを利用して，自営業者や中小企業が受けている恩恵をうけようよという本です．ウチは恩恵受けてて，まだ足りないっていうのが問題だったりするんだけど(^^;
だから対象読者は，給料をもらっている勤め人の方．
最初の方は，去年の派遣村の話とか出てきて，リストラにあった人やつぶれそうな店が読んで役に立つ本かと思ったけど，実はそうではなくて，今現在サラリーマンの人が実践するといいよという内容が後半を占めてました．そこがガッカリ．
語り口は頭脳明晰で素晴らしいので，その辺の役に立たなさが，意図的なんじゃないかと勘ぐってしまいます．
私と同世代の勤め人の方は一読の価値ありです．
ビジネス/経済の本
http://nagasaki-ya.com/33/business.html