勉強が続いたので,久しぶりに音楽でリラックス(^^)
今日は22巻の,のだめデビューコンチェルトの後,「アイス食べたい!」と死んでいたミルヒーが仕方なく?舞台に出て演奏した,締めの曲,ブラームス「交響曲第4番」です.
ショパンの後にブラームスか.ミルヒーとことんロマン派!エロじじい全開?
ブラームスのこの交響曲は,渋めってことになってて,古典派手法にのっとってと必ず解説されてるんだけど,第1楽章の冒頭からメロメロと思うのは店主だけなんでしょうか.演歌の世界だと思うんだけどね.
というわけで,今回はミルヒー的演奏を追及してみました.
結果,6枚も聴いてリラックスとは遠かったような気もする(^^;
ブラームス「交響曲第4番」
小澤征爾指揮 サイトウ・キネン・オーケストラ
日本の巨匠をまず聴いてみます.
.....なんかすごい歌ってるっていうか.
バイオリンのフレーズにメリスマ(こぶし)が効いてます.
Sオケってひょっとしてこんな感じかも.
ブラームス「交響曲第4番」
朝比奈隆指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
テンポを指揮者が提示し,音量/音色/フレージングは楽団にまかされているような演奏.
全体にフォルテ.
皆さん自分のパートが来ると力いっぱい弾いて吹いて叩いてという感じがしました.
元気です(^^;
朝比奈先生の自伝を以前読んだのですが,音楽家は健康じゃなきゃ!というポリシーをお持ちのようでした.そんな演奏です.
少しミルヒーと重なる部分がありますね.マーメードジュース!
ブラームス「交響曲第4番」
セルジウ・チェリビダッケ指揮 シュトゥットガルト放送交響楽団
第1番で美音に感激した,チェリビダッケ先生の4番.
第1楽章の第1主題が繰り返されるところで,いろんな楽器がメロディをパスするように聞こえるんだけど,そこに破綻が無いのが,今回初.あそこは難しそうだ.
録音ぎらいの先生ですから,これライブですよね.多分.
第3楽章の2小節目と3小節目の境目にritか何かが書いてあるんでしょうか,モタる部分があり,普通はたっぷり間を空けるんですが,チェリ先生はスッと流してくれる.この表現も好きですね.
キレイな音なんだけど意外にアッサリ仕上がっています.
ブラームス「交響曲第4番」
ルドルフ・ケンペ指揮 ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
ケンペ先生指揮の録音をそれと知って聴くのは,今回初です.
店主が聞いたのはジャケ違いなんだけど多分これで間違いないハズ.
この曲の渋さを聴くには最良と思いました.なんてストイック.
メロメロじゃありません.
そいでもってストリングスに厚みあり.
店主好みです.いいな~
ブラームス「交響曲第4番」
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
マンガ版のミルヒーのイメージって,結局カラヤンのような気がします.
ルックス的に一番かっこいいもんね.
音楽はケレン味があり,かといって不誠実な感じは無い.表面的だという人もいるが,その曲のメッセージをカラヤン風味を加えて強力に伝えますね.
人気ナンバーワンで,指揮者仲間には評判が悪く,女性が大好き.
この盤は,1963年録音です.もう1枚1988年録音のデジタル録音も聴きました.そちらは楽器毎にマイクがビターッと張り付いたような音で,バランスが気持ち悪いんでパスしました.
カラヤン久しぶりに聴きました.
のだめカンタービレ
http://www.nagasaki-ya.com/33/topic_nodame.html
【追記】 (2009.9.22)
ブラームス「交響曲第4番」
ルドルフ・ケンペ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
ケンペ盤間違ってました.
ミュンヘンフィルとの1974年録音盤でした.
店主が聴いたCDは,テイチクから昔出た盤「35CT-7」
多分この輸入盤が同じ録音だと思います.ちょっと自信なし.
訂正でした.