今日はジャズネタです.3年も知らなくて本当恥ずかしいんですけど,セロニアスモンク&ジョンコルトレーン4のライブ盤が,2005年に発見されてたんですね.
「知ってるよ.もっとずっと前に出てたんだよ」
と言う方もおられるかも.
これですよね?私もてっきりそれの再発だとばかり思ってたんですよ.
この盤は,1993年に新発見ということでリリースされた,伝説のファイブスポットでのライブです.ただし,伝説の1957年のライブではなく,1958年のリユニオン・ギグです.
1957年の演奏が大変話題になったので,翌年,再度出演ということになったらしいです.ただし,ベースはアブダル・マリク.ウィルバーウェアではありません.
モンクは,コルトレーンとのバンドを解散した後もファイブスポットに出演していて,テナーにジョニーグリフィン,ドラムスにロイヘインズを入れた素晴らしい演奏が残っています.
これですね.ミステリオーソ.山下洋輔さんの愛聴盤と聴いたことがあります.もう一枚「in action」というライブ録音もあります.
で,これが2005年に出た盤.カーネギーホールでの演奏だそうです.
まず素晴らしいのが音の良さ.どのくらいデジタル処理されたのでしょうか.
そして1957年の録音だという事実.ファイブスポット出演契約の終わりごろにあたるそうです.
でも,ベースはアブダル・マリク(^^; ウィルバーウェアではありません.それが残念.ウィルバーウェアはジャンキーさんだったそうなんで,どっかでクビになったのでしょうか.ウェアの太~い低音が聴きたかったですね.
あ!そうか.ロリンズの方に引き抜かれたのかな.ヴィレッジヴァンガード出演.こちらも名演です.
このあたり,録音日をちょっと調べるとストーリーが出来ると思います.
面白いね~(^^)
最後にこちらが昔からリアルタイムでリリースされたスタジオ録音です.
曲としての完成度はやっぱこれが一番かと.音も太い.
店主,この盤がもう大大大好きなんですね.なんでだろ.
コルトレーンの乾いた音質.モンクのカツーンというピアノの響き.ウェアのドスーンという低音.シャドウウィルソンの影(^^;
ハードボイルドなんだな.それもニューヨーク.チャンドラーじゃないんだな.
セロニアスモンク
http://nagasaki-ya.com/33/theloniousM.html
ジョンコルトレーン