のだめさんの設定は「耳がとても良く聞いた曲を憶えてすぐ弾けたりするけど,譜面は苦手.指のメカニックはまあまあ優秀」ということところでしょうか.
リスト~ラヴェルのラインがよく出てきますね.Ruiの演奏にあおられて「鬼火」を,ムキャーッと弾いてました.「伝説」は自分のモノにして弾いていたようです.
「ラ・カンパネラ」で有名なパガニーニ・エチュードは確か出てなかったと思います.
ヤングギターとか扱っているので,イングウェイが24のカプリースを弾いているとか,スウィープはバイオリンのテクニックを研究したとか,そういうつながりで,パガニーニやリストは気になっていました.
.....でも,店主は基本「超絶技巧」には興味ないんですよね.聞いててつまんないもん.
「どうだどうだ!すごいだろう」と言われてるばっかりで.
なんで,むしろ毛嫌いしてたんですが,まぁいっぺんくらい聞いてみようと思い立ちました.
まずは日本の誇りMIDORI様です.
はじめ,この演奏を聴いた時は,別になんともなかったのです.
驚いたのは,某美人バイオリニストのCDを聴いた時でした.
「ボロボロやん!ようこんなのCDで出すな」
.....そうです.この曲は難しいらしいのです.
バイオリニスト全員からフクロにされそうですが(^^;; 門外漢なんてそんなものなのよ.
で,あらためて,MIDORI様の演奏を聴きました.....破綻なし.難しそうでもなし.音楽だけが聞こえてきます.
これがいかにすごいことなのか,おぼろげにわかりました.
amazonで250円で売ってます.こんなすごい演奏が.....これもスゴいことかも.
リスト パガニーニエチュード完全版
さて,次は「俺はピアノのパガニーニになる」と邪念に満ち満ちて腕を磨いた,若き時代のリストの作品.行き着くところまで行き着いた後は,詩的な作品を書いていますが,
「パガニーニによる超絶技巧練習曲集」は若いころの最高に無茶な作品です.
フジ子ヘミングさんが弾いておられる「ラ・カンパネッラ」は,実はこれじゃなくて,後年,リスト自身がやり過ぎを自覚して?改訂した「パガニーニ大練習曲集」なのだそうです.ある人によると「簡単な方」だそうです(^^;
初版の方は,世界で3人くらいしか録音してないんだって.ここまでくると笑えますね.
大井さんの演奏はなかなかいいですよ.痛くないです.
日本人ってすごいね.
イングウェイのカプリースも聴いてみようと思ったんだけど,ちょっと疲れてしまったので
今日はこのへんで終わります.結論.バカテク曲はやっぱ疲れる.
のだめカンタービレ
http://www.nagasaki-ya.com/33/topic_nodame.html