近未来に於ける“核廃絶”は実現しない | 政策集団SEIGAN公式ブログ

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長崎市から市政に関する提言を発信していきます。

 

我がナガサキに原爆が落ちてから78回目の夏が訪れる。

8月9日、原爆落下平和祈念式典の日が近づくと、

街中に核廃絶と世界平和の声が満ち溢れる。

式典の日が終わるとまさに潮が引くようにその声は遠のき、

聞こえなくなる。毎年世界中から国家要人らが馳せ参じて、

イベントを盛り挙げ翌日には去って行く。

来た者すべからく「世界から核をなくそう」と言う。

最後の被爆地「ナガサキ」にしようと叫んでくれて去っていく。

何10年も同じ事の繰り返し、不肖私「ヒバクシャ」であるが、

核廃絶が実現するとは長崎市議をしておる時も、

かつ今日にあっても、全く思った事もない。

理想的平和論は、現実的平和論を凌駕する事はない。

核兵器を無力化する技術が発明された時、その機会は訪れる。

迎撃ミサイルの超能力化が実現された時に於ては、

その一歩を踏み出した事となるやも知れぬ。