JARF保護犬 NO.15 ジジくんの譲渡 ③
ジジくんの譲渡、最終回です。
元気なジジくんですが、白内障、フィラリアも陽性反応が出ていた子です。
本当に理解のある方でないと、譲渡は難しいかなと思っていました。
これらのお話をさせていただいても、迷う様子も全くなく、「きちんと病院に連れて行き治療します」とお母さん。
本当に動物が大好きで今までもたくさんの犬・猫を家族に迎え入れて来ました。
「動物に優しくするととてもいい事があるのよ」とお母さん。
「自分達が元気でいられるのは、動物達がいるから」とお話してくださいました。
畜犬登録をしていただく際に生年月日が必要です。
保護犬なのでわかりません。
新しいご家族の方につけていただくのですが、お母さんは迷わず当日の8月19日とおっしゃいました。
理由をお伺いすると、小さいときに亡くなられたお母さんの妹さんの命日だったのです。
この8月19日は私達の都合で指定させていただきました。
お母さんはそこにも只ならぬご縁を感じてくださっていて、迷わずジジくんをお迎えした日をお誕生日にしてくださいました。
そして、ジジくんには素敵な新しいお名前もご用意してくださっていました。
その名も
「高丸」くん
かっこいい!!
僕、高丸です!
最初から高丸ていう感じでしょう!
お母さん、早速高丸くんとお散歩です。
同行させていただきましたが、お散歩するのにすごくいい道でした。
こちらのお宅には栄吉くんという若いワンちゃんがいますが、元気すぎてお散歩はお母さんの手に負えないそうです。
これからは、お父さんが栄吉くん、お母さんが高丸くんの担当で、一緒にお散歩に行けると嬉しそうでした。
噂の栄吉くんです。
ボーダーコリーとコーギーのMIXといった感じですね。
めーちゃくちゃ私の好みのワンちゃんですごくかわいかったです。
この子は山に捨てられていたそうです…
栄吉くんは、ここのお家の子になれて幸せだね。
高丸くんのこと、よろしくね!
お別れの時。
最後に写真を撮りました。
高丸くんのこの嬉しそうな表情!
嬉しすぎて、お別れって分かってないんだろうなぁ。
でも、ここのお家なら、幸せ間違いなし!!
また逢おうね、高丸くん♪
伊豆高原 クミコ