110年ぶりの大記録どころか、右足首を踏み外したのかそれともひねってしまったのか車椅子で退場し、初優勝も暗雲が垂れ込めてしまった尊富士。いずれにしても三賞獲得はするでしょうし(殊勲賞か敢闘賞のどちらかかな)、次は間違いなく前頭の上位に来るはずですので、今場所も新大関の琴ノ若を下してますし、力としてはゆうに三役クラスは持ってますので、ケガさえしなければ今年中は三役。来年にも大関なんてことがあってもおかしくありません。

 

 仮に明日、尊富士の足が思わしくなく、出られないということになったら、大の里が明日豊昇龍に勝てば大の里が優勝っていうことになるんでしょうけど、大の里だって入幕から2場所目で優勝っていうことになるんですから、これだって快記録もんでしょう。

 

 とはいえ、今場所は横綱・大関陣がだらしなかったっていったら簡単なんでしょうけど、全員勝って安泰だったっていう日が無くて、琴ノ若は今日10勝目を上げて、普段だったら新大関で二桁って言うと及第点はつけられそうなもんなんでしょうけど、豊昇龍もなんとか二ケタ(今日負けた相手が琴ノ若っていうのが皮肉ですが)。あとは横綱は膝は元々悪いのに、それに加えて腰痛が悪化して途中休場(横綱に関しては、膝で相撲が取れなくなった以上今は腰で取ってるっていうから、これではどないもならん)だし、霧島はどこか具合が悪いのか負け越し、貴景勝も首痛だったけど何とか勝ち越せた状態。

 

 来場所はなんとか頑張ってほしいって奮起を促したいところなんですが、これはどうもそんなことを言っても通用できないのかもしれません。

 

 世代交代って言ったら良いことなんですが、横綱も2大関もまだ老け込むトシじゃなかろうに・・・。