先日の釣行で15年ぶりくらいにナイロンラインで釣りをしまして、とても快適だったので少しびっくりしております。

ルアーやフックにラインがからむことが無く、

大事なリールにかかる負担が軽減されることもあり、

これからはPEをやめてナイロンでトップをやろう、と決めた次第です。


PEとナイロンではいろいろ違いがあります。


PEラインの利点は細くても強度が高いことです。

同じ太さのナイロンと比べると倍以上の強度があります。

ナイロン5号は20ポンドですが、PE5号は50ポンドあります。

だからルアーをロストする心配が少ない。

また、PEは伸びがないのでロッドアクションに対するルアーのレスポンスが良いこと、

フローティングラインであることもトップウォーターのバス釣りに向いている点です。


PEのデメリットはガイドやフックに絡みやすいことです。

コーティングが落ちると余計くにゃくにゃになるので、さらに絡みやすくなってしまいます。

スイッシャーのフロントペラとかヒートンにも絡みます。

ナイロンはこういうトラブルがほとんどないので快適です。


PEならではのアクションレスポンスの良さ、ラインに伸びがないことは大きなデメリットでもあります。

普通に釣りをしている時に生じる衝撃は、ほとんどロッドに吸収されているのですが、

根がかりをバシバシ外そうとしたり、力いっぱい引っ張ったりすると、

伸びがないPEはショックをやわらげてくれないので、ギアがモロにダメージを受けてしまいます。

ギアのノイズやゴリ感の原因はこれです。


伸びのあるナイロンラインは根がかりしたルアーをグイグイ引っ張っても、

ラインがボヨンボヨンするだけでルアーは簡単には外れません。

ルアーを直接外しに行ったほうが早い。

引っかけないためにテクニックもある程度必要になってきますね。


これまで長いことPEでバス釣りをしてきましたが、PEのメリットとナイロンの使いやすさを天秤にかけて、

ナイロン行ってみるか、と思ったわけです。







いろいろ探そうと思ってたんですが、サンラインのスーパー鯉がたくさん巻かれていて安く、レビューの評価も良かったです。


600メートルで1700円くらい。


ちなみにPEは100メートルで2000円くらい。


PEは2〜3シーズンごとに交換してますので、コスパはスーパー鯉の圧勝ですね。





スーパー鯉で気に入ったところは、高耐摩耗、低吸水、耐紫外線性能があることです。


実際に使ってみて体感できるのは、ラインの伸び具合と耐摩耗性の2点だけだと思いますが、


カバーを打っていくバス釣りでは、ラインが摩擦に強いことはとても大事です。





50メートルごとにこのようなマーカーがついていました。


大きいリールに巻く時は良い目安になりそうです。





ナロースプールのシェイクスピア アルファには80メートルぐらい巻けました。


次の釣行が楽しみです。




ちなみに


私はライントラブルを少なくするために、スプールエッジから1.5ミリぐらい残して巻くようにしています。



ラインをスプールの限界まで巻くと良くないことが3つあります。


1つはバックラッシュしやすくなることです。


2つめはキャスト中に放出されるラインがリールに接触しやすくなり、フレームやクラッチレバーに傷がつきます。


3つめはメンテナンスする時にスプールが抜けにくい。



スプールに少しゆとりを残してラインを巻くと、これらのトラブルが起きにくくなります。


逆にスプールに巻く量が少ないと、スプール1回転あたりに出て行くラインが短くなります。


当然ですが全然飛びません。



釣りで大事なのは針と糸といいます。


ラインの管理は釣りの基本。


ちょっとこれまで横着しすぎてましたね笑