https://www.youtube.com/watch?v=1bg4I9h3-jk
今 満開に花を開いているモチツツジ(この花名は昨日友人より教わる)
この木が 少し前までは
大変な状態だった
https://ja.wikipedia.org/wiki/モチツツジ
細く硬い まるで針金のような蔓(つる)が
縦横無尽に木全体を覆い 絡み合い
束にまでなって
がんじがらめに 木を締め付けている
きっと 木も苦しんでいるに違いない
モチツツジからの 声なきSOSを
キャッチした私は びっしりと絡み合う蔓の
掃討作戦に乗り出す
まずは 引っ張ってカマで切る
バラの木にも 蔓は
触手を伸ばし 占領下に
おこうとしている
バラの枝に絡みつく 蔓を
解きほぐすのは 至難の業だ
茎が当たるたびに 鋭い棘が
肌を刺す
ゆっくりと 注意深く
根は地中に 巨大な秘密結社を
作っていた
長く地中を這って どこへでも
伸びる 伸びる
切っても 切っても
先端は残る
きっとこの蔓は ヘクソカズラと
その一味に違いない
掘って掘って やっと掘り起こした親玉
モチツツジ周りの草取りもした
スギナの根も凄い
私がやっつけたのは ほんの地表の草
根の深さを 思い知る
草を抜いた後に 大きな穴が
ポッカリと 空いていたりする
義父はモグラの穴だと言うが
もしかすると ヘビの巣なのかもしれない
突然 ヘビが飛び出して来ないように
まずは 棒で
草地を ガサ入れしてから
草を抜く
草を抜いた後に ガザニアを植えた
次第に 葉が広がって
草が生えるのを 少しは抑えてくれるだろう
だが まだまだ広大な
草の海は 待っている
独り暮らしの義父は とても草取りなど
出来なくなっている
もっと 私がしなくてはならない仕事だったと
草と向き合いながら
しみじみと 反省する
何週間か前から まるで開拓者のように
草や根と対峙している
これは 今の私の
日曜ごとの楽しみでもある
夫は田仕事
向こうで 草焼きを始めている
太陽は 夕の光を放ち始めていた