城崎(きのさき)にて  ~小さな日帰りの旅 | nagarenotokiのブログ

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四季折々、自然の姿に感じること

 
 
この夏の思い出にと 夫と小さな旅をした
行き先は 新婚時代と子供たちが小さな頃に
2度訪れた 兵庫県の城崎
なつかしさに後押しされて 出発した
 
 
日本海を臨みながら 東へと向かう
途中 余部(あまるべ)の道の駅で休憩する
ここは昭和61年12月 強風に煽られた列車が
高い鉄橋から 転落するという事故が起こった地
かつては鉄橋だったが 今は
コンクリートの太く 頑丈な橋となっている
 
 
たくさんのトンネルを抜け
豊かな水量をたたえた大河
円山川に沿って 城崎温泉へ
 
城崎に 初めて行った時には
ロープウェイに 乗った
そのロープウェイは 今も稼働していた
乗り口は 石段を登った所
そこまで上がるのさえ 夫と
「膝が痛い」と 言いながらである
互いに 歳を取ったと実感する
 
                          大師山展望台からの眺め
 
城崎の街並みを 通り過ぎ
次に行ったのは 子供たちと訪れた城崎マリンワールド
 
 
水族館や トドやアシカのショーを見る
だが 子供たちと行った時の楽しさはない
もう若くはない 私たち 
致し方のないことかもしれない
少し淋しく感じながら 
マリンワールドを 後にする
 
夏空の下 海がとても美しかった
このあたりの海岸線は ジオパークとして
認定されているのだ
何度も車を停めて 写真を撮った
心にしみる 海の青さだった
 
 
 
何十年も一緒に暮らした 夫と私
苦労もたくさん 乗り越えて来た
大変な事も 2人だから
乗り越えられた
今 2人でいると 会話も少ない
退屈なくらい 何気ない存在
でもきっと この日の事も
思い出の1ページとして
心のアルバムに 収まるのだろう
楽しい思い出となって