ツクシを求めて 大山(だいせん)彷徨 | nagarenotokiのブログ

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四季折々、自然の姿に感じること


我が家で毎年 春になると食べていたツクシ
それを昨年も 今年も取り逃がした
それなら高冷地の大山に行けば
まだ間に合うのではないかと 
大山まで ツクシを求めて彷徨した

 

 

大山への傾斜の途中 広い菜の花畑発見!
大山には 菜の花がよく似合う

 

その後 道路端にツクシ第1号発見!
車を止めて 摘み取り作業開始
よく生えている
時折 そばを車が往行する
「ちょっと恥ずかしいね」と私が言うと
「何で?何が恥ずかしい?」と夫
こんな人で良かった
2人で取れば 恐くない
私も恥ずかしさを失った

 


次の摘み取り地は 
山に囲まれた池の周囲
うれしくなるほど ドッサリだ
手を出しかけて 思わずギョ!とした
そこら中の草やツクシに 
おびただしいほどの 真っ黒な毛虫が付いている
夫は「よく見て取れば大丈夫」と言って
摘み取り作業にかかった
だが 刺されたらただでは済まない
立ち去るのが無難だ
作業中止!

そして次の現場は 田の周囲だ
家が一軒も見えない山に囲まれた田
そして 人もいない
そこに ツクシがギッシリと生えていた
鷲掴みにしたら 20本は採れるかもしれない
しかし 持ち帰るには選別が必要だ
太くて 水分もしっかり含まれているものだけを
ナイロン袋に入れる
うれしいことに 近くの林には
コゴミもたくさん生えていた

 


仕事熱心な夫に無断で
私は田の中を ズンズン歩いて
山の下に行ってみた
そこには 清冽な川が流れていた

 

山桜が満開に咲いていた
まだふきのとうも出ていた
スミレやハルノノゲシ、タンポポたちも
かわいい顔を見せてくれた

 


見上げれば 山々は
新緑に包まれている
目にしみる緑の葉

 


どうやら桜たちは 
新緑にバトンを渡して 去っていくようだ
ウグイスも澄み切った声で
「ホーッ ホケキョ!」とウグイスらしく上手に鳴いていた

ツクシを求めて 大山に出没した謎の2人組
あまりカッコは良くないが
とても楽しい 幸せなひとときだった