淡路島の北淡震災記念公園に行ったことがある
海を望む丘の上
3つのピラミッド型のモニュメントが
静かにたたずむ

あれから21年の月日がたった
このあたりも家々は崩壊し
大変な被害に見舞われた地だ
そしてここには「野島断層」と名付けられた
地震の断層140mが 保護されて残されている
2000年周期でずれが生じるという その断層は
粘土層と砂の層にくっきりと分かれ
地表に50cmの高低の差を作った

震度7の地震体験もしてみた
地の底から湧き上がるような地鳴り
それは 実際に録音された音が使われている
続いて起こる大きな揺れ
長くは続かないにしても
物は倒れ 落下し 窓ガラスは割れ
火事も起こるだろう
一瞬にして凄まじい状況を生じさせる
防ぎようもない地震という天災

21年前に見た信じ難い映像が脳裏によみがえる
ライフラインを絶たれ 真冬の寒風吹きすさぶ中
テント生活を余儀なくされていた人々
全国から また海外からも差し伸べられたあたたかい手
とても感動的な1枚の絵があった
「ピースがピースを創る」と題された色あざやかな絵
それは震災の中を協力し合って生きた人たちの
511の手形で彩られたアートだった
震災の記憶を忘れてはならない
そしてどこかに手助けを待つ人がいれば
何か自分に出来るボランティアを・・・
今日も そんな思いを新たにした