読書？『袋山の歩み（上）』　中島正一　〈越谷の整体　流カイロプラクティック院〉

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こんにちは！

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大学時代は歴史学を専攻していた整体師・流（ながれ）です(^^ゞ

学生時代に陸上部に所属しており、その延長上でトレーナーなどに興味を持っていたことがきっかけで、今は整体師をやっています。

今もたまに越谷の歴史について調べたりしているのですが、以前に越谷の地盤高低図を見て、昔は元荒川が〆切橋から千間台に向かって流れていたというルートはこれでは？と推測した記事をブログに上げましたが、その詳細な記録が書かれている本（？）を見つけたのでご紹介します！

『袋山の歩み（上）』　中島正一

昭和50年代前半に子ども会向けに書かれた、当時の高齢者の証言集です。子ども向けに書かれているので難しくはないですが、語り口調がちょっと・・・(^_^;)

画像の通り手作り感全開で、わら半紙を一枚一枚折って閉じられているので、ところどころ折り目が雑だったりして、最近はきれいに装丁された本ばかり読んでいたので、色んな意味で読むのに苦労しました(笑)

ただ越谷の歴史というとどうしても、中心街・越ケ谷宿の話になってしまい、時代は江戸時代以降かつ地域は越谷駅周辺とかなり限定的な文献が多いと私は感じるので、とても貴重な内容が詰まっていました。土地勘がある方には「へぇ～」と思うことがたくさん書かれています。

なお母が小学生の姪を連れて越谷市北部市民会館の図書館に行った時に、たまたま見つけて借りてきてくれたので、（下）の存在は分かりません。

さてさて元荒川の千間台ルートの話ですが、元荒川は本来は〆切橋から千間台方面に曲がって、グルっと回って４号バイパスの元荒川橋付近に戻ってくるというルートを辿っていたのではないかと思います。

現在の地盤高低図（越谷市洪水ハザードマップ）

黒線で足したルート周辺に自然堤防の名残りと思しき地形？

元荒川に囲まれた地域が袋小路状なことから地名が「大袋」となり、川が迂回するくらいの高い土地だったので、一番小高くなっていたところが「袋山」になったと推測されます。

袋山の頂上はおそらくは袋山久伊豆人神社周辺だと私は考えます。昔は神社が緊急避難場所になっていたので、神社は水害に備えて小高い場所に祀られていることが多いからです。

ただ地元民としては「？」と思ってしまうほど高低差はありません。大袋駅西口の商店街から袋山久伊豆神社を通って、大袋北小学校に行く時に、確かに一回登って袋山久伊豆神社があり、大袋北小学校手前で少し下る気もしますが・・・山ねぇ？

建物を全部取っ払えば、あるいは丘くらいに見えるかな？？

くらいな感じでしょうか。

その辺の事情が『袋山の歩み』には書かれていました！

やはり久伊豆神社周辺は小高い丘のようになっていたようです。それが昭和の初めの東京の開発で使う土として削られて、大袋駅から貨物列車で運ばれていったそうです！！

それなので、今の袋山は山っぽくない地形になっているんだとか！？

確かに昔は東武スカイツリーラインにも貨物列車が走っていました！大袋駅に使わない１番線と４番線があったのは、その名残りだったのかもしれませんね。実は私は鉄男気質もあるので、機会があればその辺も調べてみたいと思います(^_^;)

あと元荒川の千間台ルートを‘一人ブラタモリ’をしたくなったので、実現したらそちらもレポートしたいと思います。

・・・一応、整体院のブログです(^_^;)

最後までお読みいただきありがございました！！

※拙稿「越谷今昔物語　～地名の由来　大袋・袋山・せんげん台～」

http://ameblo.jp/nagarechiro/entry-12074074262.html

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