6月初めに父の一周忌で金沢へ行ってきたのですが、昔から気になっていたことがありました。
親戚やお年寄りが「南無阿弥陀仏」を「なまんだぶ」と言っているように聞こえることです。
実際に何と言っているのかは、関東育ちの私にはよく分かりません(笑)

そんなことを考えていて思い出したのが、父が調べていたことでした。

父は20歳まで金沢市二俣で育ち、就職を機に関東へ移住しました。
現役時代は仕事一筋でしたが、引退後は故郷に帰り、家のルーツや郷土史、地元の方言や文化を掘り下げることを趣味にしていました。

そこで父がよく言っていたのが、

「金沢弁と二俣弁は違う」

という話です。

今では人の行き来も増え、二俣の言葉も金沢弁に吸収されつつあるそうですが、祖父母が話していたのは二俣弁、父やその兄弟が話していたのは金沢弁寄りの言葉だったそうです。
父の話では、祖父母の話している言葉が分からないこともあったとか。

その理由として父が考えていたのは、
金沢市街地で使われる金沢弁は、前田利家とともに移り住んだ武士たちの影響を強く受けた言葉であること。
一方、二俣のような山間部では、戦国時代以前からこの土地に住んでいた人たちの言葉が比較的残っているのではないか、ということでした。

もちろん、これは専門家の研究ではなく、郷土史好きのおっちゃんが調べていた話です(笑)
どこまで正確なのかは分かりません。

でも、もし本当だとしたら、二俣弁は私が見ていても少しずつ失われつつあるのかもしれません。
父の遺品のパソコンには、そんな調査メモや資料がたくさん残っているはずです。
いつか時間を作ってひっくり返し、父の趣味の研究を少し引き継いでみたいなと思っています。

まずは、
「気の毒にな」
の意味を人に説明できるようにならなければ(笑)

うまく説明できないのですが、昔から好きな金沢の言葉です(^^)