バンコク在住のじゅーざです
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以下、本題です。
朝鮮で一般的な飲み物と言えば
スンニュン(熟水)じゃないのか( `Д´)ノ!!!
韓国にはせっかく
スンニュンという伝統的飲み物があるのに…
朝鮮王朝時代はお茶が廃れ、スンニュンが王室から一般庶民まで飲まれていました。
スンニュンとは…
おこげ湯
ですかね。
ご飯を炊いたときの底に残ったおこげを、さらに削り取ったあとにお湯を入れたもの、あるいは鍋の底に主に麦(時にトウモロコシ)を敷いて上の米を載せて炊き、底部の焦げた麦にお湯を加えたもの。
一般家庭ではご飯を炊いたときのおこげを使い、王室ではおこげを作れないので、麦やトウモロコシを煎ったものを調合して煎じて飲んだそうです。
朝鮮王朝時代は南部(忠清道、全羅道、慶尚道)では麦を、それ以北では粟を雑穀として加えて炊いたらしいですがお金持ちの家でもスンニュンのためにわざわざ下には麦を敷いてスンニュンを作ったそうです。
このような朝鮮時代の食べ物、飲み物事情は韓国の重要無形文化財として朝鮮王朝の食を伝えている黄慧星教授が書いてくれています。
韓国の食 (平凡社ライブラリー)
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彼女の話の中でも「お茶」についてはほとんど触れられておらず
朝鮮時代に飲みものといえば「スンニョン」だったことがよく分かります。
スンニュンを作るにはおこげが出来ないといけないので、日本からアルミのおかまの炊飯器が入ったことでおこげが出来にくくなったことも影響して飲まれることが少なくなったようですが…
現在イランなど向けには「おこげができやすい炊飯器」が作られているのですが、イランではバターを加えて炊いたご飯のおこげが重要な食べ物だから、
韓国向けのおこげの出来る炊飯器ってないのかね…
っていうか
LGとか韓国の家電メーカーはそういうのを作って「スンニュン」復活を推進したらいいんじゃないかと思うんだが…
下のブログによれば
> その後、炊飯器の登場により「スンニュン」は姿を消し、大麦の種を煎たのをわざわざ購入し、沸かして飲む「보리차 ポリチャ 麦茶」の時代。「米茶(焦げ湯)」より「麦茶(麦湯)」は苦味が強い。トウモロコシの種を煎たのを沸かして作る「옥수수차 オッススチャ ☆ トウモロコシ茶」は香ばしくやや甘い。
とやはり麦やトウモロコシのお茶が「炊飯器の普及後」に普及したことを書いていますな。(伝統的じゃないよね…)
まあ
宮中ではそういうのを飲んでいた訳だけど…
>韓国で現在最もポピュラーに飲まれているのは「麦茶」&「トウモロコシ茶」かなあ~??と、思ってたら、最近韓国の食品メーカーが「누룽지 ヌルンジ(お焦げ)」&「숭늉 スンニュン(ペットボトル入り)」を作って市販中。な~ん~とお商売上手なこと!!
この記事は2015年のことだそうだけど
今はどうなってるんでしょう?「スンニュン飲料」??(誰か知ってたら教えてー!)
・朴美姫ブログ『もっと知りたい韓国の魅力』「日本人」はお茶、「韓国人」は何飲んでる?(その6)
このブログでさえも
>韓国の「茶房 다방 タバン ☆ 喫茶店」や「伝統お茶屋」のメニューである「朝鮮人参茶・ナツメ茶・柚子茶・花梨茶・桂皮茶・双和茶……等々」のお茶が用いられるのは、ある程度経済的に余裕のある家庭であって、庶民的な家庭においてはお客さんのおもてなし程度であっても「日常茶飯事」ではなかった。
黄慧星教授によれば裕福な家でもわざわざ麦を下に敷いてスンニュンを作ったらしいので、
韓国で伝統茶ニダー!!!と言ってるもの
は
少なくとも普段から飲まれていたものではなかったのは間違いないですねえ…
ああ、ちなみに黄慧星教授によれば韓国の巫女の行う行事に飲むのは「水」だったそうで、そちらもお茶やお酒とも無縁ですな…
当然ながら「少なくともこの本では」黄慧星教授は
朝鮮王宮でお茶が飲まれていたとは一言も言ってませんね…(汗)
いや
お茶の項目はあるんですけどね…(苦笑)
話はどうしてもスンニョンの方へ…(笑)
お後がよろしい様で…
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