バンコク在住のじゅーざです
以下、本題です。
1950年代から70年代にかけて多くの国が
開発独裁
という
主に軍事独裁政権による国家開発が進められました。
軍事独裁でない「独裁」の例ではシンガポールとマレーシアがありますが、
例を挙げると
・マレーシアのマハティール政権
・シンガポールのリー・クワンユー政権
・タイのサリット政権
・フィリピンのマルコス政権
・インドネシアのスハルト政権
そして
・韓国の朴正煕政権…
これらの開発独裁時からの資産が生かされて経済発展に成功してきた国が
・シンガポール(現在も1党独裁)
・マレーシア
・タイ
そして
・韓国
なんですけどね。
それを踏まえて下の記事をお読みください。
・中央日報「韓国野党議員「朴正熙いなかったらいまの韓国はフィリピンに及ばない」」
「 「正しい未来党」の李彦周(イ・オンジュ)議員は24日、「朴正熙(パク・チョンヒ)大統領ではなかったなら依然として(韓国は)フィリピンにも及ばない社会で暮らしていただろう」と話した。
李議員はこの日、週刊東亜とのインタビューで「韓国の主要産業を作ったのが朴正熙元大統領だ。自動車と鉄鋼、造船と海運、石油化学などすべて朴正熙政権の時に始まった」としてこのように明らかにした。李議員は「1970年代初めまで韓国経済はフィリピンに及ばなかった。そんな後進的な国で世界を先導する産業を育てる考えを(朴元大統領が)どのようにやり遂げたのだろうか。独裁した指導者が産業を興したケースは(東アジアとアフリカなど第三国で)ない。朴元大統領の功績を認めなければならない」と主張した。
連日保守発言で話題になっている李議員は最近になりしばしば「朴正熙天才論」に言及している。李議員は先月23日のメディアとのインタビューでも「朴正熙大統領は天才に近かった」と評している。当時李議員は「大統領制は現代版皇帝だが、皇帝になるには外交・国防・経済まで完璧に知らなければならない。独裁をしたという側面では批判を受けるが、朴正熙のような方が韓国の未来を見抜いたという側面では天才に近かった」と話した。その上で「こうした大統領が韓国の歴史に現れたということは国民の立場では幸運だ」と強調した。
李議員は運動圏勢力に言及して「朴正熙時代に築いた産業化の果実をすべてもぎ取った運動圏は何をしたのか。産業が転換されなくてはならないのに何のアイデアもなく悩みもしなかった」と非難したりもした。
李議員は最近自身が反文在寅(ムン・ジェイン)連帯で先頭に立っていることと関連し、「文在寅大統領個人に対する反対でなく文在寅政権の路線と価値、政策に反対する国民が声をそろえて文在寅政権を牽制し、政界も声をそろえようという提案だ。反文在寅は反文在寅国民連合だ。これは新保守より広範囲な話で、必ずしも保守だけがいる必要はなく、政界中心の連合だけでもない」と説明した。
李議員は韓国政府の経済政策に対し「(文在寅政権が)経済を助けるのではなく殺す側へ進んでいる。だから動かないでどうかおとなしくしていろということ。企業家精神が抹殺され反市場・反企業政策が今後も続けば来年には実体経済に大きな危機が来る可能性がある」と主張した。」
…
どの国もそうなんだけど、
独裁政権には反動としての「言論」と「思想」の自由への弾圧が付きもので、そのために恒星からは批判されがちになります。
しかし、
国力が未熟な状態の時に、広く薄く限られた資源を配分していては成長が望めない。
強権的に資源を限られた分野に集中配分して速く・強い経済成長を図る
これはオレは
必要悪
と考えます。
現在タイが多くの日系企業の進出を得ることが出来たのも、1950年代から地道に一貫してインフラを整備し、外国企業の誘致に勤めて来たからです。(この大枠は政権交代があっても変わらなかった)
今の韓国の基礎は、上の記事では出てこないけれど
巨額の日韓請求権資金を産業振興に集中配分(その際に個人請求権がないがしろにされた)ことによって成しえたんですな。
本当は
その部分を韓国国民はもっときちんと理解しなければいけない。
ところが現実には
人権派(といいつつ多くは人権無視の主体思想信奉派)によって朴正煕政権の功績を丸ごと否定する動きが大きくなっています。
この辺が
「0」か、「1」か、でしか判断できない人達の困ったところなんですが…
本来は
朴正煕独裁政権の言論思想弾圧などは悪かったが、経済的には現代韓国の基礎を作った功績がある
という
是々非々の評価をすべきだと思うんですけどね…
そういう
酸いも甘いも噛み分けた考え方が出来るようにならないと今後の進歩は難しいと思いますね…
あとは
その発展に「日韓請求権資金」が大きく寄与したこと理解して欲しいよなあ…
お後がよろしい様で…
当ブログでは「旭日模様」を応援しています!!!(当然皮肉ね)
カニバーガー賛成!
最近は皮肉とか比喩とか反語の表現が通用しにくいからなあ…、念のため
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