「感情の記憶」に真実が無ければ「悪感情」「疑似歴史」に>”韓国国定教科書の慰安婦問題記述を補強” | 流じゅーざの『日韓・朝韓』

流じゅーざの『日韓・朝韓』

「にっかん・ちょーかん」ペースで朝鮮関連とオレの住んでいる「タイ」の話題そして女の子の話題を発信します♪
前ブログ「☆正面からぶち当たって見る韓国☆」が閉鎖されたのでこちらで再開です♪

読者登録してね

「いいね」、「リブログ」、「ペタ」大歓迎です( `ー´)ノ

 

(上の画像をクリックして「りゅうあ」ちゃんに投票しよう!)

<投票は毎日出来ます!初回のみ登録とログインが必要!>

 

---------------------------------------------------------

 

バンコク在住のじゅーざです。

 

以前ここでも紹介した本

 

  北村実著『「南京の事件」の探究 その実像をもとめて』(文春文庫)

 

 

この本の最後の方に興味深い話が載っていたのだがその中国人の考え方がこの韓国の歴史認識に似ている、と思ったので書いてみたいと思います。

 

 

韓国の国定教科書なんだけど、実は去年チェスンシルゲートの問題が出るまでは

 

  左派からの攻撃にさらされてました。

 

それは国定教科書の記述が今まで以上に

 

  日本に優しい表現に変更されていたから。

 

それがポシャったのがこれまたチェスンシルゲートの影響で(なんせうちの犬まで牢屋に入るくらいだから(違))、これでそれまで朴槿恵政権がやってきた

 

  親日的に方向展開していたすべてがおしゃかになった訳で。

 

その最大の例が今回の国定教科書の記述ですな。まあ

 

  ここまでひどくするとは思わなかったが…

 

これも

 

  朴槿恵の否定=慰安婦合意の否定=親日行為の否定

 

となった

 

  世論に迎合するために余計に記述が過激になってしまった

 

ということですな。

 

実は上掲書の最後部に

 

  中国人が語る「感情の記憶」

 

という話が出てきます。

 

 「孫歌氏によれば、「感情の記憶」すなわち生きた人間の感情は、従来の歴史学では事実認識を阻害するものとして無視されてきた。西欧起源の近代歴史学においては、「歴史の客観的真実性への対立物として扱われてきたのである。そして孫歌氏は、「感情の記憶」の喪失は、歴史から緊張感と複雑性を奪い、歴史をイデオロギーや政治に簡単に利用されてしまう死んだ知識に変えてしまうと主張する。」

 

 「もっとも孫歌氏は「感情の記憶」の重視を力説する一方で、中国知識人の思考に見られる「感情の記憶」への拘泥が被害者意識という民族主義感情に容易に転化する事実を確認する。そしてこのような民族主義感情から導かれる単純な二者択一的な歴史に関する結論を以てしては、中国の思想界は複雑な国際政治関係に立ち向かうことは不可能であり、生きた歴史に有効な形で参与することも出来ない、とも述べている。」

 

と書いています。

 

ぶっちゃけオレはこの孫歌氏の言う

 

  感情の記憶

 

というものを

 

  はっきり否定します。

 

何故ならば、

 

  人の記憶は用意に変わり得るからです。

 

それは韓国で慰安婦認定された人たちの証言が古いものと新しいものでどんどん変わっていくことでも分かると思います。また、その記憶を受け継ぐ人間の受けてきた教育などによっても受け止め方が変わりもします。

 

例えば、「公娼制」が認められ、人の売り買いに近い行為が普通に行われていた時代の事を現代の価値観で見てしまえば

 

  当然理不尽で反社会的な行為として映る

 

というようなことがあるからです。

 

しかし孫歌氏の話で重要なのは後者であって、現実的に現在の中国と韓国で起こっていることは…

 

  「感情の記憶」への拘泥が被害者意識という民族主義感情に容易に転化する事実

 

であり、

 

  このような民族主義感情から導かれる単純な二者択一的な歴史に関する結論を以てしては、中国(オレ注:韓国も)の思想界は複雑な国際政治関係に立ち向かうことは不可能であり、生きた歴史に有効な形で参与することも出来ない

 

ということを

 

  現在の中韓の歴史を描く人間が理解しようとせずに突っ走っている

 

ということです。

 

そういう意味でもこの

 

  「感情の記憶」が大事

 

という

 

  考えが誤ってると思うのだけどね。

 

あるいは

 

  「感情の記憶」は同時代人には通用するかもしれない

 

しかし、少なくともその時点で書き残したものでもない限り、

 

  記憶は変質しうる、のは上に書いた通り。

 

「感情の記憶」から「変質した記憶」を除くと…

 

  残るのは「感情」だけなんですな。

 

それも往々にして

 

  悪感情であり、その悪感情が「疑似歴史」を作っていく

 

これが現在の

 

  南京大虐殺と従軍慰安婦と呼ばれている物の本質の一面だと思います。

 

そして韓国では独立以降の反日教育の中での

 

  悪感情の記録=疑似歴史が拡大再生産され

 

結果として

 

  今回の国定教科書のような話になった

 

と思います。

 

中国ではもちろん中共の政治的な意図のもとに南京大虐殺のという「仮想現実」が「感情の記憶(のはず)」として反日宣伝に利用されているのは明白です。

 

朴裕河教授の『帝国の慰安婦』を読めば、

 

  多くの慰安婦が戦闘行為やその後の逃避行で亡くなった可能性が高く、また生き残り船や陸路で朝鮮半島に戻ってきたことが確認できます。

 

虐殺?行為に近いのはパラオ島の慰安婦の話で、それも米軍に投降しようとした一部の人間が日本兵に撃たれた(こういう事例は戦場の極限下で実際にあった可能性は高いと思います)ケースですが、肝心の証言者等(複数)は捕虜になって朝鮮に戻っています。中には

 

  日本人慰安婦たちが自殺用の青酸カリを飲んで死ぬことを選ぶ代わりに朝鮮人慰安婦に投降を勧めたという証言

 

や、

 

  日本兵が海の方を指して「ジャパンというなコリアと言いなさい」と説明してくれた例

 

なども載せていますが、こうした証言は

 

  挺対協が発行した慰安婦証言集などから抜粋されたものです。

 

今回の韓国の国定教科書の話はこうした証言を

 

  政治的・民衆感情的に排除したもの

 

 

  後世の変質した「感情の記憶」を元にした「疑似歴史の拡大再生産」の一環となるでしょう。

 

このように現在も韓国・中国にはびこる

 

  近代歴史学を否定する風潮とそれを政治的に利用する姿勢が変わらない限り

 

  日韓、日中国民の真の和解は成立しえないと思います。

 

恐らくこのままではオレの目の黒いうちは…

 

そして少なくとも次世代でも…

 

しかし、こういう国々とでは本当に

 

  基本的価値観の共有はありえませんね。

 

  彼らがそれを「西洋的価値観」として認めないのだから。

 

もっとも恐ろしいのは現在進行形で

 

  その「感情の歴史」価値観を世界中に、国際組織にもばら撒いている中韓(特に中国)のNGOを装った

 

  政治的工作でしょう。

  (ユネスコなどは完全に毒されていますからね)

 

日本はもっと積極的に対抗していかなければ、

 

  世界が中韓の「感情の記憶」史観に飲み込まれてしまいます。

 

  ((゜Д゜))ガタブル

 

長文失礼しました。

 

こんかい終わり

 

 

ブログランキング参加中♪クリックしてね☆

韓国(海外生活・情報) ブログランキングへ

 


タイ(海外生活・情報) ブログランキングへ