【書評】非常に評価に困るがフィクション長編だろ、これ?『従軍慰安婦・慶子』 | 流じゅーざの『日韓・朝韓』

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バンコク在住のじゅーざです。

 

オレは知る人ぞ知る

 

  千田夏光ファンである(きっぱり)

 

千田夏光、そう

 

  「従軍慰安婦」という呼び名を世間に知らしめた偉大な方である。

 

その著書には

 

・従軍慰安婦(正) 初出1973年

・続・従軍慰安婦 初出1974年

 

に続いて

 

・従軍慰安婦・慶子 初出1981年

 

を読破するほどの

 

  千田夏光の大ファンである!!!

 

しかしねえ…

 

  この『従軍慰安婦・慶子』は評価に困るね…

 

というか、むしろ、この作品になると

 

  フィクションじゃないかと思えてならないのだが…

 

というのは

 

  従軍慰安婦シリーズに付箋はさみまくって読んだオレ

 

にとっては

 

  どっかで読んだ記述が多いのだ…

 

そう、『従軍慰安婦』、『続・従軍慰安婦』で読んだ記述である。

 

例えば、慶子たちがビルマで山の中をさ迷った際に食べられる草を探してくれたのが朝鮮人慰安婦だった、という記述は、ほぼ同じ記述が『続・従軍慰安婦』にある。しかし場所はフィリピンであってビルマではない。

 

また、慶子を勧誘した業者石橋徳太郎は軍からの依頼によって「初めて」慰安婦を集めるのに際して

 

  軍属として慰安婦を集めろ

 

と言い渡されるのだが、『従軍慰安婦』で千田氏が聞き取りした2人の業者(彼らも「初めて慰安婦集めをした」)は

 

  千田氏の執拗な質問にも

 

  「軍属ではない」「給料ももらっていない」(きっぱり)

 

と答えているので、

 

  非常に違和感を感じる。

 

しかも『従軍慰安婦・慶子』は元慰安婦である慶子にインタビューした結果を構成した、としているが、その割には(戦争の進捗はともかく)先の業者の石橋徳太郎の動きが、彼にインタビューしていないのは後書きからして明らかなのに、なんで千田氏が把握できるのか?

 

『従軍慰安婦』、『続・従軍慰安婦』は(内容に疑義の指摘もあるが)、各人をインタビューした結果として書いているので、

 

  生の声(上の「軍属じゃありません発言」など)が確認できる

 

が、『従軍慰安婦・慶子』では、

 

  どこからどこまでが慶子の証言で、どこからどこまでが千田氏が書いたことなのか判断が全くできない。

 

小学校しか卒業せず、新聞の号外をきちんと読めなかったという慶子が日記をつけていたわけはないのだが、人名・地名・日時(!)がはっきり書かれているのは何故だろうか???

 

  これでは『従軍慰安婦・慶子』は検証用の資料としての利用には耐えられないなあ…

 

 

さて、

 

今回のエンディングテーマはこれで♪

 

 

こんかい終わり

 

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