オレ流「新・北朝鮮が崩壊しない7つの理由」とは… | 流じゅーざの『日韓・朝韓』

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―朝鮮(韓国・北朝鮮)についてはまだ勉強中なので教えてね、てへぺろ♪―

 

 

 

バンコク在住のじゅーざです。

 

「北朝鮮が崩壊しない7つの理由」というのがあります。IAEA(国際原子力機関)広報部長などを務めた吉田康彦氏が唱えたもので、それは以下のようなものです。

 

 1)唯一指導体制の徹底(思想教育)

 2)外敵(日帝、米帝の存在)(思想教育)

 3)儒教倫理の温存(個人崇拝の正当化)

 4)全土に張り巡らされた監視・密告システム

 5)外部情報の遮断と統制

 6)朝鮮半島周辺における適度の緊張状態(米朝、南北関係)

 7)崩壊させない思惑を持つ国の存在(中国・韓国)

 

これが書かれたのは2009年の話で、また吉田氏は北朝鮮の核開発について

 

  「金日成主席が核廃絶を望んでいたのだからその遺訓を大切にして北朝鮮は核を放棄する。」

 

との展望を語っていた。

 

しかしぶっちゃけ、

 

  オレは北朝鮮は、金ファミリーの政権が続く以上、絶対核開発を放棄しない

 

と思っていた。それは、彼らが強い武力を放棄したリビアなどの独裁者の末路を見て理解しているからだ。

 

  「強力な武器を放棄した独裁者に未来はない」

 

という真理を。

 

一方で、中国の習近平政権は北朝鮮を、いや

  

  金正恩政権をすでに見放している。

 

これまでは北朝鮮を緩衝地域にするために最低限の援助を続けてきたが、昨年末の核実験以降は国連の制裁決議と連動する形で、締め付けを厳しくしている。

 

そうした現状を考えた場合、吉田氏の「7つの理由」は改める必要があるだろう。

 

オレが考えた

 

  新・北朝鮮が崩壊しない7つの理由

 

は以下のようなものだ。

 

1)唯一指導体制の徹底(金氏の立場の神聖化と思想教育)

今回の党大会は金正恩「第1書記」から祖父の「主席」、父の「総書記」に匹敵する唯一絶対の肩書への就任による金氏3世代目の神聖化を図るものであり、これが国内を統一的に支配させるために重要なことだった。

 

2)外敵(米韓中)の存在(誇大な宣伝と思想教育)

中朝の「血盟の関係」は今は昔、朝鮮人民軍の中国に対する警戒心は非常に強いのが現実だ。そして金正恩第1書記は核開発に対して警戒する米韓による近海での演習に対しても脅威を覚えている。だから米中韓に対して過剰なまでの敵対的宣伝を行っている。

 

3)儒教倫理の温存(個人崇拝の正当化)

韓国同様に儒教倫理の道徳教育を行うことが、結果として「徳のある支配者」である金ファミリーの支配を正当化する。

 

4)人民軍・国民の監視・密告システムと移動、情報の制限

北朝鮮の国民は基本的に国内の移動の自由が無く、住居や職場における監視システムがまだ機能している。情報の制限については中朝国境付近をはじめとして中国や韓国の情報が少しずつ入っているもののいまだ情報の自由化というにはほど遠い状況だ。

また人民軍の内部も一枚岩ではないが金正恩と首都周辺は側近で固めており、一部部隊が反乱するだけでは途中で食い止められて成功の可能性は少ない。

 

5)核兵器の開発の継続と成果の誇示(核実験)

強い力を持たない独裁者が「脆い」ことを熟知している金正恩第1書記が核開発を放棄することは決してない。そして新たな武器技術の開発は自らの身を守ると共に、6)での外国との取引に有利に働くことになる。

 

6)北朝鮮製武器を欲する国々の存在

北朝鮮製の武器でも必要としている国々が中東(イラン、イラク、サウジ)やアフリカに依然として存在する。これらの国は裕福でない国が多く、また色々な問題から先進国の武器購入をしがたい。こうした国にとってもっとも購入しやすいのが北朝鮮製の武器だ。このニーズがある限り北朝鮮は資金を得るルートを維持できるのだ。

 

7)崩壊させない思惑を持つ国の存在(米国と中国)

北朝鮮が過去を保有し続けることは核不拡散を維持したい米国に過剰な強硬姿勢の抑制を余儀なくさせている。また中国はその東北地方の経済状態悪化が深刻で北朝鮮崩壊による治安の悪化はさけたい。このため性急な「北朝鮮崩壊」というシナリオは避けたい。

 

こうした

 

  「崩壊しない理由」

 

はあるのだが、

 

  「崩壊をさせないで体制を変える」

 

というシナリオがあり得なくはない。


[北朝鮮が崩壊しないで現体勢が変わる2つのシナリオ]は以下の2つが考えられる。共通するのは

 

  「北朝鮮は崩壊しない」が「金正恩は破滅する」

 

ということだ。

 

1)体制中央の人間と複数の軍団が加わるクーデター

地方の軍団はそれ自身には移動の自由は与えられていないが、途上の地方の軍団が黙認すれば話は別。そして、指導部中央に協力者がいれば金正恩氏とその周辺を電撃的に拘束するクーデターを行うことが出来る。しかし軍隊各レベルに中央の密告者がいると思われ、簡単に実行できるものではない。

 

2)米特殊部隊による斬首計画実行

すでにアメリカの特殊部隊が韓国に入っているが、その部隊が実際に「斬首作戦」を実行して金正恩第1書記の身柄を拘束する。ただしこの作戦が成功するためには金正恩第1書記の居場所を正確に教える内通者が必要。(ビンラディン暗殺の祭も内通者(医療ボランティア)がいた)作戦の最後は居場所を正確に知る人間のサポートが不可欠なのだ。これはピンポイント爆撃でも同じだ。

 

そしていずれの場合でも、混乱の発生を中国が察知すれば瀋陽軍区のから中国人民解放軍が雪崩を打って入ってきて平壌制圧に向かうことは間違いない。1)の場合はもちろん、2)の場合でも米軍が中国による緩衝地帯維持を認めれば、暗殺実行部隊は撤退して後事を中国に託すことになるだろう。そして中国はその手の中に保護している金正男を暫定政権首班として送り込み、緩衝地帯としての北朝鮮国家の枠組みを維持する。

 

いずれにせよ、北朝鮮という国家の枠組みは維持したまま、トップの金正恩第1書記のみを排除する、というのが作戦の肝となる。

 

問題はオバマ政権ではこんな軍事活動を許可することはないだろうなあ…クーデターについても

 

  金正恩は「NO.2」の実力を持つものを極端に警戒しているので、中々実行されるのは難しいと考える。

 

しかしもし現在の北朝鮮制裁が長引き、朝鮮人民軍内の不満が頂点に達するとどうなるか…今の制裁を中国を含む国際社会が維持できるかどうかが事態打開のためのカギとなるかもしれない。

 

こんかい終わり

 

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