【モンモンモンスター&ユーレー映画】 タイの田舎の雰囲気をどうぞ♪「ローン・ピー・テン」! | 流じゅーざの『日韓・朝韓』

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「にっかん・ちょーかん」ペースで朝鮮関連とオレの住んでいる「タイ」の話題そして女の子の話題を発信します♪
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☆流じゅーざがようつべでニュース解説中☆

1)金正恩委員長が韓国人拉致を指示
2)ロシアの対北朝鮮政策が迷走中?
3)今更オイルマネー頼りの韓国経済

 

 

―朝鮮(韓国・北朝鮮)についてはまだ勉強中なので教えてね、てへぺろ♪―

 

出家する前は左みたいな不良でした♪

 

 

バンコク在住のじゅーざです。

 

モンスター映画と幽霊映画を紹介するこのカテゴリーですが、今回は特別に…

 

  これぞタイっ!!!

 

という雰囲気の映画をご紹介!!!

 

それは

 

  『ローン・ピー・テン(หลวงพี่เท่ง)』

 

ようつべにあるビデオが「タイ語オンリー」なのだけど、雰囲気は楽しめると思います。

 

ストーリーを説明しておくと、田舎のお坊さんがいなくなった寺に赴任してきたお坊さん(ローン・ピー・テン(日本語で言うと「テン和尚」))は間抜けなところもあるんだけど(演じている俳優の本職はお笑い芸人)、色々村人のためにしてあげているうちに人望を得ていく。ちょうどその頃その村の利権を狙っている田舎マフィアが、村のボス(ちょびひげに帽子のおっさん)とテン和尚を陥れて利権を握ろうとする。テン和尚には女性を近づけ醜聞を立たせ、村のボスのインチキを村人に吹聴する。

しかし最後、川に落ちた村のボスたちを助けたテン和尚が「予言する!今夕雨が降るぞ!!」といい、マフィアに半信半疑だった村人なども、和尚に近づいた女性がマフィアに雇われたと告白し、買収された運転手が告白してマフィアを追い出したまさにその時本当に雨が降ったので、

 

  和尚への信心が盤石になってめでたしめでたし♪

 

ってことで、雨の降る中、和尚の運転手をやっていたおっさんが「和尚、なんで雨が降るってわかったんですか!」と聞くと和尚が

 

  「天気予報を聞いたんだよ…」

 

ちゃんちゃん♪

 

この映画を見ると、タイの

 

  南方上座部仏教

 

の坊さんの生活や、田舎の生活がよくわかります。

 

ちなみにお坊さんを呼ぶときの「ローン・ポー」は「和尚様」の意味。「ローン・ピー」も同じです。ただ「ポー(お父さんの意)」はどちらかといえば年上の僧侶に、「ピー(年上に対する敬称)」は比較的若いお坊さんに対して使います。ローン・ピー・テンの場合はまだ比較的若いから「ローン・ピー」なんですね。

 

なお南方上座部仏教では、仏陀が行ったのと同じ戒律を守った生活を行うことでより多くの徳を積み、仏陀(悟りを得たもの)になることを目指すのです。大乗仏教のように多くの人を救うものではなく、あくまで多くの徳を積み、多くの輪廻を積んだ、一部の人、特に輪廻の最終段階では

 

  出家して仏陀と同じ戒律を守った生活をしないといけない

 

ので、一般の人は悟りを得て涅槃に行くことは出来ません。

 

この辺の、タイの僧侶の生活や考え方などは青木保氏が自らタイで出家した経験を踏まえて書いた

 

  『タイのにて僧院にて』(中公文庫)という名著

 

がありますので興味のある方は読んでみましょう。

 

さて上に書いた戒律にしたがった生活とは

 

  8つの訓戒と227の戒律

 

からなっており

 

・女性には触らない(当然結婚もしません)

・お金には触らない

・毎朝托鉢(タイ語でピンタバーッ)して得た食物だけを食べることが出来る。

・昼過ぎ以降は食べ物は食べない(飲み物と薬はよい)

・靴は履かない

・殺生はしない

・盗みはしない

・音楽や運動は行わない(なので『ビルマの竪琴』は作り話)

 

などなど

 

(タイでも宗派が大きくは2つに分かれていて厳格な派は戒律をきちんと守りますが、もう一方は、お金に触れたり、靴も履きます)

 

ただし、

 

  なまぐさ物でも寄進された食べ物ならば普通に食べられます♪

 

テン和尚には若い男性がついて回っていますが、上座部仏教を厳格に守るとそういった若い衆(デク・ワット、寺男)がいないと生活が出来ません。(お金に触ることも出来ないからね)

 

女性が何かを和尚様に捧げる時は、ピンタバーッの時のように直接鉢に食べ物を入れる(タイ語で「サイ・バーッ」という)か、お寺で捧げものをする場合はお坊様の広げた布の上に置いて受け取って貰います。

 

またお寺には学校があり、タイの昔では主な教育機関でもありました。映画では寺子屋的なところで子供に勉強を教えます。

 

ちなみに映画の冒頭の場面の、2つの集団が交差する場面は、

 

  一方が葬式、一方が結婚の行列ですなw

 

なお、この映画で若い男女が手に

 

  (たぶん牛か水牛の)んこ

 

をつけるシーンがありますが、タイのコメディー映画では

 

  んこ と ゲロ はつきものですので要注意♪(マジ)

 

では前書きが長くなりましたが、生粋のタイ映画をお楽しみください♪

 

 

この映画は公開されたのは2005年ですがその後パート2、パート3と続いていき、今年も

 

  『ローン・ピー・ジャズ』

 

という新しい映画が出ましたが

 

  やっぱ第1作が一番面白いなあ…

 

こんかい終わり

 

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