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前ブログ「☆正面からぶち当たって見る韓国☆」が
閉鎖されたのでこちらで再開です♪
- ☆流じゅーざがYOUTUBEでニュース解説中☆
-朝鮮(韓国・北朝鮮)についてはまだ勉強中なので教えてね♪ てへっ♪-
- ボロボロになった仏国寺の原因は朝鮮王朝時代末期の放置のせいっぽい?
バンコク在住のじゅーざです。- 修理に付されていた韓国のユネスコ遺産(笑)慶尚北道慶州にある古刹(笑)
- 仏国寺
- なんですが、新羅時代から残っているとされる2基の仏塔のうち、修繕されていた釈迦塔の修理がもうじき終わるそうです。
- まあ
- 最後の段階で組み立て方を間違う
- なんてことのないように…(ありそうで怖い)←同じユネスコ遺産の石窟庵では修復後の組み立てで間違えたまま現在も放置…
- ・中央日報「補修作業大詰めの慶州仏国寺の釈迦塔が姿見せる」
「2012年9月に全面的な解体修理に入った慶州(キョンジュ)・仏国寺(プルグクサ)の三層石塔・釈迦塔の補修作業が最終段階に入った。
国立文化財研究所がこのほど作業現場を覆っていた仮設シートを撤去して修理が終わった釈迦塔が再び優雅な姿を表わした。
本来の石材を100%使っており、割れた石の接合には先端技術が使われた。
釈迦塔は統一新羅の景徳王元年(740年)に金大城(キム・デソン)により建てられ、最も完璧な比例美を持つ石塔に選ばれる。
竣工式を兼ねた回向法会は6月末ごろに開かれる予定だ。」 - …
- 予定に変更が無ければ
- 5月末に現地を訪問する予定です。
- ちなみに、仏国寺の歴史については前のブログで必死に書いたのに、アメブロ運営に消されたので、再度書ききる気力がまだないのでもう少し時間ください。
- なお、相変わらず韓国では
- 仏国寺はにっくき熊本の加藤清正に燃やされたニダー!!!
- と教えているようですが、オレが日本側・朝鮮側の記録を確認する限り、
- 加藤清正軍が仏国寺を焼いたという記録はありませんでした。
- そもそも小西行長軍と京城(現ソウル)への一番槍を争って先を急いでいた加藤清正軍が、
- わざわざ本道からはずれた道を戻ってまで仏国寺を焼く必要性が感じられない。
- ましてや、日本軍の奇襲で戦闘態勢を整えることも出来ていなかった朝鮮側の寺院に僧兵がいて加藤清正軍と戦った(BY豊田泰)なんてのは
- フィクション(捏造ともいう)以外の何物でもない。
- 日本側の記録を随分確認したけど、日本側の記録には仏国寺を焼いた記録はなく、朝鮮側の記録ではかろうじて
- 『仏国寺古今創記』
- に、
- 1593年5月に兵火で2000間が焼けた
- とあるのみ。
- オレが確認した範囲では、朝鮮王朝側の公式記録『朝鮮王朝実録 宣祖実録』にも仏国寺が焼けたという記録はありませんでした。
- 唯一関連していそうな記録は、明軍が参戦した後、日本軍が京城を撤退して釜山に向かって後退した際に、慶尚北道の町が焼かれたという記録があったので、この時点でやったとしたら
- 慶尚道に駐屯した毛利輝元指揮下の七番隊がやった可能性が一番高い。
- とはいえ、この焼けたあとにも17世紀から18世紀にかけて、『仏国寺古今創記』に書かれているだけでも
- ・観音殿
- ・梵鐘閣
- ・左経楼
- ・右経楼
- ・南行廊
- ・安養門
- ・満月堂(新築)
- ・文殊殿
- ・香炉殿
- ・左右行廊
- ・紫霞門
- ・両寿庵
- ・十六羅漢殿(新築)
- ・説法殿
- ・玄真堂(新築)
- ・宝殿
- ・毘盧殿
- ・大雄殿(修理)←ってことは燃えていなかった
- ・祖師殿(新築)
- … (新築)(修理)でないのは再建
- まだあるけど書くのに疲れた…
- いや、
- 本来建物がいっぱい残ってないといけないんですけど…(汗)
- 結局、19世紀以降
- じわじわ衰退していった
- 朝鮮王朝の
- 粛宗の時代位までは皇后など王室の保護もあった
- ようですが、徐々に支援者が減って維持が出来なくなったんでしょうけどね…
- んで
- 1902年に関野貞氏が訪問した際は上の写真のような有様だった、と…
- それを朝鮮総督府が残っていた建物は出来る範囲で修理し(その際、データの無かった逸失していた建物は作り直さなかった)、朴正煕の時代に
- 想像だけで作り直しちゃった
- と。
- まあ、『仏国寺古今創記』の記事を読む限りは、木造建築で新羅時代の趣を保っていた建物は
- 到底ない
- 感じなので、李朝時代の建築を模倣して作り直しても構わなかったかもしれませんけどね。
- まあ
- 加藤清正が仏国寺を焼いたというのは根拠のない話
- で、ましてや
- 加藤清正が焼いたので寺が滅んだ
- となったら
- 完全嘘っぱちだ
- とだけ書いておきます。
- 早く見に行きたいな…
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