仮名臨書「堺色紙」伝公任 | らっくのアートっぽい癒しブログ

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長年、書やクレパスや水彩で絵を描いてる、セラピスト。
足つぼリフレクソロジー&リラクゼーションマッサージをしています。
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伝公任の堺色紙(平安時代1100年頃らしい)

 

書者は公任とは別な人で西本願寺本三十六人集に同一筆者の作があるので

 

その頃の能書の作と推定されています。

 

元は巻子本だったものが、分割されて色紙の体裁にされて、

 

伝わりました、

 

歌は古今和歌集から選ばれています。

 

    はるくればや どにまずさく むめの花 君がちとせの かざし とぞ なる

 

    つるかめも ちとせののちは しらなく に あかぬ心にまかせ はてなむ

 

    いたづらにすぐす 月日はおほか れど 花みてくらす はるぞすく なき

 

    

 

      音羽山おとにきき つつあふさか の せきのこなた に人を 待(まつ)かな

 

     ゆふぐれの くものはたて に ものぞおもふ あまつそらなる 人をこふ とて

 

     つれもなき ひとをやねたく 白露のおくとはなげき ぬとはし のばむ

 

 

 

紙は練習用仮名料紙を原本よりやや大きめにしました。

 

墨は鈴鹿墨「玉章」、筆は仿古堂「かな羊毫」

 

 

 

今日も暑い1日でした。

身体に気を付けてお過ごし下さい。