主として平安仮名について
平安中期から鎌倉ごろに発達し優れた美を生み出したかなについての話です。
その当時、手紙や歌を書いたりしていたのは、都を中心としたごく限られた地域の人々でした。日本の大多数の人達は、その後も読み書きが十分ではない時代が続きます。その限られた人達によってかなの美が「書」として鑑賞されるまで高められたのです。
種類も豊富、書き方いろいろなのは主に手書き、上手、と呼ばれた専門家あるいは、書家と同じくらい書く時間の有った人たちでした。そして、洗練されたアートな作品が出来上がったと言えます。現代まで残った作品のうち調度品のようなものは書家の作と言っても過言ではありません。
それらのほとんどの作品は書かれた内容、歌の意味、などに関係なく、同じ書き方で書かれている事に注目すべきだ、と思います。寸松庵、継色紙などのちらしがきも意味ではなく見た目の美意識で書かれているわけです。 本日はここまで