嘘つきパズル


 論理パズルのひとつです。事件が起きました。犯人はこの中に1人います。無実の者は必ず本当の事を喋り、犯人は必ず嘘をつきます。


 前提条件として、容疑者は全員が「真犯人が誰なのか」を知っています。あなたは容疑者の話を聞いて嘘つき=犯人を当ててください。


 だいたい、こういうゲームです。容疑者や犯人の人数は変わります。多いのは容疑者3人で、そのうち1人が犯人パターンですね。


 難しくなっていくと容疑者5人で、そのうち犯人が3人いるなんてパターンも。半分以上が加害者って、被害者はどれだけ恨まれていたんだ。



〇〇は犯人だ


 Aが「Bは犯人だ」と証言しました。この場合、AとBは敵対関係にあります。どちらかが犯人、もう片方は無実という組み合わせです。


 Aが無実でBが犯人の場合、Aは正直に「Bが犯人」と言います。Aが犯人でBが無実の場合、真犯人のAは無実のBに罪を被せようとします。


 そのため「Bが犯人だ」と嘘をつきます。犯人は「他の人に罪を被せようと証言する」のを覚えておくと解きやすくなりますよ。


 ただし共犯者がいる場合は別です。共犯者を庇う言動をします。犯人が1人なら誰かを名指しで疑っている人が怪しいと踏んでください。



〇〇は無実だ


 Aが「Bは無実だ」と証言しました。この場合は両方が言葉通り無実のパターン。もしくは両方とも犯人のパターンが考えられます。


 両方とも無実なのはわかりやすいですね。両方とも犯人の場合、犯人は共犯者を庇います。共犯者が捕まったら自分も捕まるのですから。


 ちなみに「わたしは無実だ」という発言は役に立ちません。無実の者も、犯人も、絶対に「わたしは無実」と証言するからです。


 それと「わたしは犯人だ」と証言する人は絶対にいません。無実の者が犯人名乗りしたら変ですし、犯人が言ったら自白になりますからね。



複数人


 容疑者が5人、犯人が3人とします。Aが「BとCは無実だよ」と言いました。先程の例からすると、AとBとCは仲間と判断できます。


 3人とも無実か、3人とも犯人。もし無実だったら、残った2人が犯人です。ですが「犯人は3人」とすでに判明していますよね。


 つまり3人が無実だと数があいません。よって、この3人は犯人側です。こんなふうに人数も大きなヒントになるので活用してください。


 Aが「BとCが犯人」と言った場合は、Aが無実でBとCが犯人、もしくはAが犯人でBとCは無実のどちらかです。AとBC組の対立ですね。


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