トキの本棚
  • 14Oct
    • 学校が真剣に動いたら

      【けして虐めは軽くない】 埼玉県で15歳の少年が命を絶ちました。あまりにも「学校側の対応が酷すぎる」と感じたので、こうして記事を書いています。 彼は中学生のとき、虐めにあっていました。そのことについて担任に手紙まで書いています。何も動いてくれない。 とうとう首吊り2回、飛び降り1回。つまり3回も自らの命を終わらせようとしました。やっと重い腰をあげる学校側。 学校側は「あの手紙がSOSだとは思わなかった」と言っているのです。いや、何を言っているんだ? バカなのでしょうか。【助けを求める恥と勇気】 そもそも思春期の子が、先生に手紙を書く時点で非常事態でしょう。とくに男の子にとって虐められるのは恥ずかしいこと。 担任に助けを求めるなんてダサい。そういう年頃なんです。そんな子が恥を忍んで助けを求めていた。なぜ気づかないのか。 しかも1通だけじゃなく、何通も手紙を出していたのに。助けを求めるって、本人からすれば恥ずかしくて悔しいんです。 隠しておきたかったことを先生に伝えたのに、何も動いてくれない。絶望して当たり前ですよ。裸で町を歩くようなもの。【なぜ被害者を信じない】 自宅で首を吊っていた。この意味がわからないのでしょうか。ただの遊びだと思っていた? 悪ふざけだと思った? アンケートをしたら虐めはなかった? あのね、加害者が「ぼくは○○君を虐めています」なんて言うわけないでしょ! まわりの人もそう。関わり合いたくないから「虐めはなかった」と答える。被害者がいるんだ。その子の声を無視するな。 何度も命を絶とうとしている。ちゃんと見てあげて。学校が動いてくれないから、自分の命を使うしかできないんだよ!?【赤ちゃんに戻っていた】 彼の遺した最期の言葉は、あまりにも幼いものでした。心がボロボロになって、赤ちゃんに戻らないと耐えきれなかった。 ひらがなの多い文章。漢字を書くだけの余裕がない。ガタガタと震えた文字。とても悔しかったのでしょう。やるせない。 わたしも虐められていました。だからこそ、彼には生きてほしかった。ちゃんと学校側が対応していたら救われたのに。 加害者を叱ってくれるだけで良かった。「よく頑張ったね」と抱きしめてくれるだけで良かった。それだけで良かったのに。

  • 13Oct
    • 自動で児童を売ります

       知っているかな。じどうはんばいき。ううん、自動販売機じゃないよ。それだったら、どこにでもあるでしょ。児童販売機。 正確には胎児販売機かな。そう、赤ちゃんを売っているんだ。非人道的だって? でも、それだけ子どもが欲しいのさ。 不妊で悩んでいる人は、買ってでも子どもが欲しい。なりふり構っていられない。昔は10円だったけど。今は100円に値上がり。 返却は出来ないからね。よく考えて買うんだよ。道にポイ捨てなんかしちゃダメだよ。ちゃんと生きているんだからさ。

  • 12Oct
    • 好きになったのは誰だ

      【登場人物】安室透 降谷零【届かない初めての恋心】「なんで明美さんは、諸星大と付き合おうと思ったんでしょうね?」「そんなの俺が知るかよ」「零は悔しくなかったんですか。少なくとも好意は持っていたでしょう?」「そりゃあ、まあ。でも、明美が選んだ男だから。文句は言えない」「でも、その割にはライに当たっていたじゃありませんか。子どもみたい」「うるさいな! 透に何がわかる」 わかりますよ。あなたの気持ちは知っています。エレーナ先生に初恋をしたことも。それが叶わないと知っていたことも。「僕は零を応援しています」「なんでだろうな。俺の好きになった人は、みんな居なくなってしまう」「だから、零は赤井を嫌うんですか? 居なくならないように」【占いに頼るのも生き方】 冷やしておいたロールケーキを切り分ける。生クリームにフルーツ。イチゴ、キウイ、パイン、マンゴー。うん、キレイ。「でも、僕がつくったほうが美味しいですね。市販品も良いですけど」「そりゃ店で売っているものは、誰が食べても好きな味だからな。自分好みの味をつくれる手作りと比べたら劣るさ」 知っていますか、零。ロールケーキって恋愛運を上げるんですよ。「そんな情報、どこから手に入れてくるんだよ」 ポアロに来てくれる女性から教えてもらうんです。「女の人って占いとか好きだよな」おや、男性だって気にする人は多いですよ。 零だって、朝の占い欠かさずチェックしているでしょ。「あれは日課みたいなものだよ。時間をはかる目安にもなるし」 お正月は初詣に行くじゃありませんか。「初詣と占いは別だろ」そうですかね? 運を良くしたいという意味では同じです。 それに運を良くしたいの何がいけないのでしょう? 少しでも一日を良くしたい。そう思うのは当然のことですよね。 零だって気分良く一日を終えたいでしょう? 「そりゃあな。でも、占いは他力本願な気がして。いや、否定はしていないよ」 わかっています。零は頼るのが苦手ですから。目に見えない何かに頼るぐらい、気にしなくてもいいのに。意地っ張りですね。【忘れられない彼の番号】「スコッチの番号、覚えてますか?」 零がうなずく。忘れるわけない。何度も書けたのだから。公安という仕事柄、メモをとることは許されていない。 どんな事も記憶する。そう、スコッチの最期も。けして忘れることのできない記憶。そして、忘れちゃいけない記憶。 零が屋上に駆けつけたとき、全ては終わっていた。だから知らない。スコッチの本当の最期を。「おまえは何を言ったんだ?」 零はたずねる。「ライと何を話した?」スコッチは答えない。ただ、胸から血を流す。「なんで仲間はずれにするんだ」 ライは去った。ひどい男。せめて、慰めてくれたら良いのに。「今でも、あの日のことを思い出すのは辛い。でもな」 にっと零は笑う。「赤井と一緒にいるのは気分がいい! 不思議だな。あいつのことは大嫌いで憎んでいるハズなのに」「おそらくスコッチの穴を、無意識に赤井で埋めようとしているのでしょう」「そうか。俺にとって、赤井はヒロの代わりなのか。全然ちがうのに」「いきなり好きになるなんてムリな話です。それに好きはゴールじゃない」「わからないんだ。あいつは良いやつだけど、けして善人ではないから」 彼は人の命を奪える男だ。目的のためなら、他人すら利用する。宮野明美だって、スコッチだって、彼の踏み台にされた。 それでも、やっぱり赤井は悪人ではない。ただ手段を選ばないだけで。ちゃんと悪に立ち向かう心と強さを持っている。 そこは零と似ていますね。「はあ!?」仕方ない、ひと肌ぬいであげますか。スマホを取り出して電話をかける。プルルルル……「もしもし赤井? あのですね、零がセクシーな下着を買ったそうですよ」「透!? デタラメ言うな!」

  • 11Oct
    • ブラックなオチが好き

      【54字の物語集その1】パパは船乗り。ある日、船が沈んだ。パパは帰ってこない。ママが言った。「パパは空に行ったの」まだ海にいるのに? パパは海で亡くなりました。遺体は、まだ海の底に沈んだまま。果たして、パパの魂は空と海どちらに在るのでしょうか。あの子が好き。見た目も性格も全てが完璧だ。ぼくの姿を見て逃げるところも可愛い。さあ、つかまえた。青春だなあ。 ストーカー視点の物語。自分で書いていて、こいつ気持ち悪いと思いました。捕まった「あの子」はどうなってしまうのか。【54字の物語集その2】おしくら饅頭、おされて泣くな。子ども達の声が聞こえる。おしくら饅頭、おされて泣くな。おしくら饅頭、おドン! おしくら饅頭は楽しい遊びです。でも、それが階段の上だったら? 押された子どもは真っ逆さま。押したのは誰でしょう。警報で目が覚める。「火事です!」何も燃えていない。なんだ誤作動か。おれは再び眠りにつく。隣の家が燃えていた。 マヌケな主人公の物語。せっかく助かるチャンスがあったのに、自ら不意にしてしまう。彼は二度と目覚める事はありません。【54字の物語集その3】朝よ、起きなさい。「う〜ん、あと5分」遅刻しても知らないわよ。ねえ、目を開けて!「まだ眠いのに」ご臨終です。 話の前半は小学校時代。話の後半は老いて最期を迎えるとき。少なくとも家族が側にいて、彼は幸せだったことでしょう。「友達と遊んでいてね」誰もいないよ?「お友達が見えないなんて悪い子」良い子にしているのに。ママも見えないや。 捨てられた子ども。お友達というのはママがついた噓。衰えていく子どもは、まぶたを開ける力すら残っていません。【54字の物語集その4】ああ、暑い。氷を食べよう。お腹を壊した。氷はダメだ。腹を冷やしてしまう。よし、ガラスを食べよう。口が裂けた。 暑さは人を狂わせます。氷を食べても涼しくならない。たまたまガラスが目に入る。よせばいいのに。好奇心には勝てない。「この問題がわかる人は?」手を上げる。「なんだ、誰もわからないのか」先生は溜め息をついた。ぼくは手を下ろす。 みんな手を上げているのに、この先生には見えません。はじめから生徒を見ていないから。自分の妄想だけを見ているから。

  • 10Oct
    • どちらの絵も好きです

       ブタの絵を描きました。どちらも描いたのは、わたしです。使ったのはクーピーですね。それとボールペンです。 やっぱりクーピーは主線を引かないほうがいいかも。なんだか塗り絵みたいになってしまう。幼稚に見えてしまう。 でも、絵本としてなら幼稚に見えたほうが良いのかも。この調整が難しい。見せたい相手によって絵柄は変えたいから。 それと同時に自分の得意な絵柄で勝負したい欲もある。アナログばかりじゃなくて、たまにはデジタルも描かなきゃ。

  • 09Oct
    • 自分を追い詰めないで

      【登場人物】安室透 沖矢昴【こんな映画があったら】「沖矢さん、もう『どっちつかず平日』は観に行きました?」「ああ、ネットで話題ですよね。少年探偵団の皆と観に行きましたよ」 ツキサス・エレメント監督のデビュー作。それが『どっちつかず平日』だ。もともとはアメリカで公開されていた。 原題は『work_or_vacation』で、なんと大スベリしたらしい。ところが、それを日本で公開したら大ヒットしたと言うのだ。 主人公はサラリーマンの男性。結婚しておらず、言っちゃ悪いが主人公としては地味。これが向こうにはウケなかった。 会社のために真面目に働いていた彼は、ふと考える。もしも自分が休んだら。だけど、ただ休むだけでは味気がない。 上司は自分をこき使うばかりで感謝しない。いっそ、ズル休みをしてやろう。そうだ、遠くに旅行へ出かけてやるぞ。 だが、どこからかズル休みをする噂を聞きつけた上司が妨害をしてくる。上司の魔の手をくぐり抜け、旅行へ行けるのか。 簡単に説明すると、こんなストーリーだ。ジャンルで分けるなら、コメディだろうか。ドタバタと話が進んでいく楽しい映画だ。「あの上司が曲者ですよね」「まさか部下ひとりひとりの靴にGPSを取りつけているとは」「まだ、誰か特定の個人を監視するなら理解できるんですよ。ストーカーですけど。全社員を見張っているとか怖すぎでしょ」「主人公はパスポートも持たずに空港に向かっていましたけど、計画性なさすぎですよね。まあ、会社をズル休みすることが目的なので間違ってはいませんが」「とっさに画用紙を切って、パスポートの絵を描いて誤魔化すんですよね」「少年探偵団の皆はウケていましたよ。コナン君と哀ちゃんは呆れていましたが」「飛行機に乗ったら、上司が隣の席に座っていたのは驚きました。仕事は!?」「本当そうですよね。部下のズル休みを止める前に、自分の行動を見直してほしい」「そのあと上司と2人っきりでバカンスを楽しむんですよね」「意味深にホテルが映って、スタッフロールが流れたときは焦りました」 ギャグ路線じゃなく、いっそシリアスで売ったほうが良かったのでは。人気が出なかった理由が、ようやくわかった。 コメディ映画だと言うから観に来たのに、フタをあけたらホラーじゃないか! ふざけんな、解釈違いだ。金を返せ!! と、こんな具合だろう。ツキサス・エレメント監督は、映画をつくる前はホラー小説を書いていたらしい。人が怖いホラーだ。 いわゆるストーカーとか、ヤンデレとか。どう考えてもシリアスで勝負すべきだろう。なぜ畑違いのギャグに走ったのか。【荒らしを利用してやる】「あれ?」「安室さん、どうされました」「ぼくのフェイスブックが荒らされています。やれやれ、暇なんですね」 ポアロの宣伝用に始めたものだ。『男が喫茶店で働くんじゃねーよ。きもちわるい』いや、性別は関係ないだろ。 喫茶店で働いている男性なんて、たくさん居る。この人は外に出たことないのだろうか。『あむぴを悪く言わないで!』 応援してくれる人も多い。『あんたが何を思っても勝手だが、言って良い事と悪い事の区別ぐらいつけられないのか?』 これはマズい流れだ。荒らしは反応するとヒートアップする。『おーおー、そうやって弱い者いじめですか。ひどいでちゅね』 仕方ない。『皆さん、ぼくのためにケンカしないで』『あむぴ! あむぴの降臨よ!』『へっ、喫茶男さんのお出ましですか』 ぼくは妖怪か。『ぜひポアロにいらしてください。美味しいコーヒーにハムサンドを提供します。お待ちしていますね』「来た人は普通のサラリーマンでした。仕事のミスでイライラしていたそうです」「つまり、安室さんに文句があったわけじゃなく誰でも良かった」「ええ、当たりたかったんでしょうね。難癖をつけたかった」「気持ちはわかりますが、やはり悪い事は悪いことです。甘いのでは?」「しっかり謝ってもらいましたし、ちゃんとフェイスブックでも」「安室さんのファンの方達は納得したのですか? あんな暴言をはかれて」「ぼくが頼んだんです。どうか許してあげてください。ぼくが未熟だからですって」 サラリーマンの許可も得て、こっそり事情を打ち明けた。仕事でミスをしたこと。叱られてばかりなこと。何もかも全て。 すると『オレの会社に来ないか?』と言ってくれる人が現れた。『良いんですか? ありがとうございます! 嬉しいです』 誰でも八つ当たりをしてしまう事はある。ぼくにだって。大事なのは、なぜ当たってしまうのか。ちゃんと理由を話すことだ。 サラリーマンは新しい会社で上手くやっているらしい。そして、ポアロの常連にもなってくれた。他の客とも上手くやっている。「まだ荒らしはいるんです」「まあ、そうでしょうね。ひとりだけとは限りませんから」「でも、いいんです。ぼくにとっては、みんな大切なお客さまですから」「安室さんは優しいですね」「どうでしょうね? ただポアロの売り上げに繋げたいだけですよ」「ポアロのフェイスブックなのですから、売り上げを求めるのは当然です」「それに、ぼくのためにファンが争ってくれる。ヒロインみたいでしょ?」「おお、怖い。策士ですね」「わざと荒らしは野放しにしているんです。彼らはエサですから」「ファンが知ったら泣きますよ」【自分の未来を燃やして】 世の中には完璧主義な人がいる。まだ完璧に振る舞えるタイプならいい。問題は完璧にできないタイプの完璧主義者だ。 その人は仕事でミスを繰り返す。だけど、自分は完璧でありたい。ミスをする自分が許せない。イライラする。モヤモヤする。 まだ、ミスをしても気にしない性格ならマシだろう。自分のやりたい事と、実際の結果がチグハグだと人は疲弊してしまう。 あのサラリーマンも同じ。ミスなんてしたくない。でも、ミスしてしまう。それは大きな負担となり、彼を壊してしまった。 誰でもミスはする。でも、ミスはしたくない。それはそうだろう。失敗すれば叱られる。叱られるのは良い気がしない。 プライドを傷つけられる。だから、失敗を隠すようになる。見ないフリをする。噓をつく。誤魔化すのが上手くなっていく。 隠された失敗は、誰の目にも気づかれないまま大きく育つ。やがて、爆発してしまう。そう、荒らし行為をしたみたいに。 無関係な人を巻き込む。そうしなければならないほど、追い詰められていた。もちろん選択は褒められたものではないけど。「アニメ会社に放火した男も、追い詰められていたのかも知れませんね」「許される事ではありませんが、悲劇を防げなかったのは残念です」「加害者が悪い。その一言で片づけるのは簡単です。でも、誰も被害者にも加害者にもしない。それが一番ですよね」「なぜ事件が起きてしまったのか。ちゃんと考え直す必要があります」 噂では小説を投稿したが、上手くいかなかったらしい。その人は褒めてほしかっただけなのでは。認めてもらいたかった。 バカだな。落選したからと言って、自分の努力が消えるわけじゃないのに。どうして自分を信じてあげる事ができない。「諦めずに投稿していれば、今ごろ有名になっていたかも知れないのに」「小説を書き上げて応募する。それだけでも立派な行ないです」「自分で自分を貶めた。きっと泣いていますよ。小説を書いて応募した彼は」「おまえがバカな事をしなければ、小説家としてデビューできたかも知れない。そういう道も残されていたのに。ですか?」「ええ。無数に道が広がっていた。未来を自分で焼き尽くしてしまった。たくさんの人を巻き添えにして。燃やし尽くした」「視野が狭くなっていたのでしょうね。失敗なんか誰でもするのに」「プロとして働いている小説家だって、いくつもボツを出している。それが当たり前なんです。でも、それも含めて楽しい」「誰か止めてくれなかったのでしょうか。どんな気持ちでガソリンを買ったのか。もしも、誰かが止めていたなら」「今さら何を言っても後の祭りです。でも、考えてしまいますよね。もしも、彼の凶行を止める事ができたなら」「もしかしたら、自分が命を奪ってしまった人達と一緒に働けたかもしれない。そんな未来があったかも知れませんよね」 羨ましかったのかも知れない。仲良く仕事をしている彼らが。自分は上手くいかない。でも、あいつらは幸せそうだ。 給料だって貰っている。名前を売れている。それに比べて、自分は何もない。ズルい。自分ばっかり不幸だ。燃やしてしまえ。 そんな事ないのに。あなただけが持っているもの、たくさんあるのに。気づいてないだけ。もっと自分を見てあげなよ。 頑張ったんだろ? だったら、どうして胸を張れない? どうして自分を誇れない? どうして自分を傷つけてしまうんだ 被害者になるのも辛い。加害者になるのも辛い。遺族になるのも辛い。だったら、どうすればいいか。そんなの簡単だ。 事件が起きなければいい。そうだろ? 事件が起きるから、加害者と被害者に分かれてしまう。最初から何も起きなかったら。 平穏に過ごせたんだ。時間が巻き戻ったのなら。やりなおすチャンスがあるのなら。今度こそ誰も間違えないでほしい。

  • 08Oct
    • 非行は複雑に絡み合う

      【非行に走る理由の考察】 学生時代、非行に走った人もいるだろう。大きく分けて非行には2種類ある。ひとつは他人に迷惑をかけるタイプの非行。 万引きをしたり、暴力を奮ったり。攻撃を外に向けるタイプ。もうひとつは、パッと見は良い子に見えてしまう非行。 わかりやすいのは自傷行為や不登校、引きこもり。前者はわかりやすい。誰がどう見ても「荒れている」とわかるから。 問題は後者だ。自分にカッターを向けているのに誰にも気づいてもらえない。どれほど寂しいことだろうか。想像してほしい。【真面目だから悪さする】 自分で言うのも何だが、わたしは真面目な学生だった。よく公園に行き、遊具に石で傷をつけていた。なぜ、そうしたのか。 他にも同じ事をしている人が居たから。わたしは真面目すぎたのだろう。だから、自分で善悪の判断ができなかった。 みんながやっている。だから正しい。みんながやっている。だから自分もやらなきゃ。ガリガリ、遊具を石で引っかき続ける。 そうしなければ怒られる。褒めてもらうために、公園の遊具を傷つけた。無我夢中だった。わたしが中学生の頃の話である。【誰でも間違ってしまう】 よく、こんな意見も聞く。「普通に生活していれば悪さなんかしない」果たして本当にそうだろうか? 思い出してほしい。 友達とケンカして、つい手を出してしまったことは? 苦手な授業をサボったことは? こっそり寄り道をしたことは? きっと心当たりがあるだろう。テストの点数を誤魔化したことは? 宿題が出来ていないのを隠したことは? あるはずだ。 悪さをした事がない。そんなのは噓だ。ただ忘れているだけ。もしくは自分のした行動が悪いことだと気がついていないだけ。【周りに影響されやすい】 どんなに気をつけていても、周りに誘われたら悪い事をしてしまう。それだけ、同調圧力とは大きく強く恐ろしいものだ。 とくに学生なら、なおさら。みんなの言うとおりにしなきゃ。みんなに逆らったら虐められる。みんなが正しいのだから。 命令される。「あいつを突き飛ばせ」イヤだけど従うしかない。突き飛ばす。相手が転ぶ。ごめんなさい。「よくやったぞ」 突き飛ばした子には申し訳ないけれど、ホッとする。これで認めてもらえた。でも心は晴れない。ずっとモヤモヤしたまま。

  • 07Oct
    • クーピーは自然に強い

       使った画材は『サクラ_クーピーペンシル』です。子どもの頃に使った人も多いのでは? 実は優秀な画材なんですよ。 クーピーは混色して使うのが前提です。色を薄く塗って、どんどん塗り重ねていく。色が濁らないので美しいままです。 子ども用の画材だと思われがちですが、使い方によっては写実的な絵も描けます。もっとクーピーのスゴさを知ってほしい。 簡単に用意できるし、後かたづけも楽。かなり優秀な画材です。とくに動物や自然の絵を描くときに真価を発揮します。

  • 06Oct
    • 食べても良いと言って

      【登場人物】バーボン ライ【ボクにとって金は呪い】 ライってキレイな髪していますよね。褒めると、男は驚いた顔でボクを見る。風呂上がり、シャンプーとリンスの香り。「タバコの臭いより、こっちの方が良いですよ。せっかく美しい髪しているんです。これを期に禁煙してみては?」「オレなんかより、君のほうがキレイだろう。バーボンの髪は太陽みたいだ」 髪にさわる。この髪のせいで降谷零は虐められた。バカにされた。日本人じゃないと言われた。これは呪いの髪。忌まわしいもの。 そう思っていたのに、ライは憧れを隠そうとしない。そんなに羨ましいの? こんなもの、ちっとも良いものじゃない。 褐色の肌も、金色の髪の毛も、サファイアのような瞳も。ボクは自分の全てがキライ。要らない。こんな体は必要ない。 だから、何度も自分を傷つけた。血が流れると安心する。ほら、見てよ。ボクは人間だ。だから、ボクを見て逃げないで。「ボクは、ボクがキライです」「そうか、辛かったんだな」「そんな簡単な言葉で片づけないで。知らないくせに。零が独りで苦しんでいたこと。なんにも知らないくせに!」「ああ、そうだな。オレは知らない。だけど、独りで苦しむことの辛さぐらい、オレにだって理解できるさ」「あの子はボロボロだった。体も、心も。だから助けてあげないと」「それは赤井にも言えるな。あいつは歪んでいる。そして傲慢だ」「赤井秀一は零を虐めることで、自分を満たそうとしている。零も赤井秀一に虐められることで、自分を許そうとしている。このまま進めば、ふたりとも破滅です」「そうならないようにオレ達が生まれたんだろ。それに誰が何と言おうとも、オレはバーボンの容姿が好きだよ」【10年経てば会えるよ】 タピオカミルクティーを買って、ライに渡す。うん、モチモチして美味しい。あはは、あなた似合いませんね。ヤクザみたい。「あれ、美味しくないですか?」「いや、タピオカなんて昔からあったものだろ。なぜ今になって流行るんだ」「知っていますか? 流行は10年ごとに巡ってくるんです」「つまり10年前に流行ったものが、今になって話題になっているのか」 コンビニから暖かい香りがただよってくる。おでんだ。ちょっと買いましょう。大丈夫、ライが奢ってくれるんですよね。 大根、卵、牛すじ、ウインナー、こんにゃく、ちくわ。ああ、めんどくさい。ここにある具を全部入れてください。「ほら、ライ。あーんして」「おい、やめろ」「美味しいでしょ? 日本の味です」「そうだな。言っておくが、オレにも日本人の血は入っているぞ」「奇遇ですね。ボクもです」「君は食べなくて良いのか?」「あなたに食べてほしくて買ったんです。ほら、食べものを粗末にしないで」 まるでヒナみたいだ。大きく口を開けて、次の一口を待っている。その口に次々と具を放り込んでいく。噛む。飲むこむ。 口の中は空っぽになる。そして、胃は膨れていく。もっと食べさせたい。満腹で吐いてしまうぐらい食べさせてあげたい。 お腹が空いた。でも、我慢しなくちゃ。ボクはいい。ボク以外の誰かが満腹になるなら。ボクは飢えたままで構わないから。【褒められたパーティー】「ライ、怒っているんですか。ごめんなさい、無理に食べさせたから」「違う。なんで君も食べない? 食え、バーボン。これは命令だ」 おずおずと口に運ぶ。噛む。飲むこむ。怒られる! なんで、ボクは怒られるなんて思ったんだ。叩かないで! なんで? ライの手がボクに伸びる。ごめんなさい。もう食べないから! ぎゅっと体を縮める。痛くない。ライは優しい顔をしていた。 お腹が空いた。もっと食べたい。口に運ぶ。止まらない。ボクは悪い子です。食事なんて許されていないのに。ごめんなさい。 でも、止まらない。胃が膨れていく。美味しい。心がポカポカする。ライが頭をなでてくれる。えへへ、うれしいなあ。「らい、ぼく、いいこ?」「ああ、もちろん。バーボン、君は素晴らしい人だ。とても眩しいよ」「わあ、うれしい。ほめてもらえた」 頭がふわふわする。ボク、おバカさんになつちゃった。でも良いの。気持ちいいから。お空に舞い上がっちゃいそう。 くるくるとダンスをする。景色がまわる。まるでメリーゴーランド。ほら、ライ。あなたも踊りましょう。手をとって。 音楽もかけなきゃ。誰も観客は居ないけど。ふたりだけの舞台も悪くない。腰を揺らして、リズムに乗って。楽しみましょう。 お酒も飲まなきゃ。パーティーにはアルコールでしょ? 頭がハイになっていく。だって、こんなにめでたい日なんだから。 ライに褒めてもらえた。それだけで踊り明かすだけの価値はある。めまいがする。足もとがふらつく。もっと体を揺らして。 あれ、天井が見える。ライが心配そうに覗きこむ。そうか、ボクは倒れたんだ。それでもボクの体は踊り続けている。 床に倒れたまま、踊り続けている。やがて意識が薄れていく。まだ、踊りたい。まだ、パーティーしたい。まだ、褒めてほしい。

  • 05Oct
    • 褒められると嬉しいな

      【懸賞で運試しに挑戦だ】 アナログ時代はハガキで懸賞に応募していました。クロスワードを解いたり、雑誌のアンケートを送ったり。電話懸賞も。 けっこう当たるんですよ。最近はネット懸賞が主流です。オススメなのが『懸賞生活』というサイト。使いやすくて便利。 登録しなくても使えるのが魅力的。ちなみに風水によると、締め切り4日前に懸賞応募すると当たりやすくなるみたいです。 やはり月末と月始めに集中していますね。「月末になったら懸賞に応募する」などと、決めておくのも良いかも知れません。【英語の歌を訳して歌う】 英語の歌って、原曲のまま歌う方法と和訳してから歌う方法がありますよね。皆さんは、どちらが好きでしょうか? 歌いやすいのは原曲のまま歌うことです。聴こえたとおりに歌えばいいだけだから。原曲とは発音通りという意味です。 たとえば「アイラブユー」みたいに。和訳して歌うのは、同じところを「愛している」に変えて歌うという意味です。 言葉に感情を込めやすいのは、和訳して歌っているときです。和訳しつつ、韻を踏むようにするのがコツ。考えるの楽しい。【味覚も変わっていくよ】 子どもの頃は甘い卵焼きが好きでした。砂糖たっぷり入れて、焦げたやつ。大人になって醤油味もイケるように。 だし巻き卵も美味しいよね。子どもの頃は良さがわからなかったけど、あれは美味しい。田楽もそう。豆腐のやつね。 祖母の家で出されたときは、見た目がアレで食べられなかったんです。でも、いざ食べてみたら美味しくてビックリ。 見た目で損しちゃっている食べ物って多いよね。食べて「これは美味しい」とわかれば、次からは食べられるのですが。【褒める事が何より大事】 夢の中で「不登校を解決するには何をすれば?」と相談を受けたのですが、そのときに回答したのが以下のとおりです。 まずは褒める事じゃないかな。仕事でも学校でも、行くたびに叱られたら行く気しないでしょ。わたしなら行かない。 些細な事でもいい。授業に出たとか、最新のアニメに詳しいとか。なんでもいい。褒めてあげる。その子を肯定する。 そうやって肯定して、居場所をつくってあげる。何をしてもステキだよ。そう言ってあげるのが、一番だと思うな。