ちいかわ
ナガノさん作。小さくて可愛いキャラクターが生きるために頑張る話。絵本のような柔らかいタッチが特徴。なのだが、内容が黒い。
お金を稼ぐため、怪物を倒している。その怪物の正体は元同族。どうやら強いストレスを受けると怪物に変化してしまうようで。
他にも、勝手に怪物と自分の体を入れ替えられてしまった子。怪物になって、かつての同族をいたぶるのに快楽を見い出している子など。
闇深キャラのオンパレード。それが直接的に表現されておらず、ぼかして描かれている。パッと見は可愛いが、よく考えるとゾッとする。
かわいいキメラ
ゆ菓子さん作。ふたつの動物をかけあわせて、キメラをつくってみました。どのキメラもデザインが秀逸で、とても大好きな作品です。
最近はガチャガチャなど、幅広くグッズ展開もされています。キツネとウツボのキメラ、きつぼがお気に入り。どの子も愛らしい。
あとは、ぐにょちゃんも。失敗作と呼ばれ、人間に敵意を向けていたキメラ。女の子に名付けられたことで人間に好意を向けるように。
そりゃ「失敗作」なんて呼ばれていたら、人間がキライにもなるよね。ぐにょちゃんが本当に万能すぎて、うちにも来てほしい。
少年と祟り神
さららさん作。祟り神ヨロボシを一目見た瞬間からビビッときました。黒い龍の姿でありながら、まるで犬のような仕草がギャップ萌え。
ヨロボシは犬神の一種。犬神とは呪いのひとつで、犬を首だけ出して地面に埋めます。届かないギリギリに食べ物を置いて放置。
犬が飢えて亡くなる寸前に、首を切り落とす。すると犬は祟り神である犬神になって憎い相手を呪ってくれるというおぞましい儀式です。
ヨロボシが今の生活を満喫しているようで本当に良かった。前世で辛い体験をしてしまったぶん、少年といつまでも遊んでいてほしい。
パワハラをポジティブに受け取るヤツ
コハラモトシさん作。超ポジティブ天然くんによるパワハラ回避術。上司の嫌味を持ち前の天然により回避しつつ、しっかり反撃する。
こういうジャンルにありがちなドロドロ感は無く、ギャグとして楽しめるのも高評価。反撃の仕方がちょっと…… かなり変なレベル。
パワハラは悪いことだけど、パワハラされる側が楽しそうで可哀想に思えません。上司の諦めたようなツッコミも哀愁を誘います。
これぐらいポジティブな方が仕事はしやすいのかも。ポジティブというか、都合良く言葉を変換しているだけとも言えますが。
