令和6年3月10日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市・海岸

 

あとから来た青年

釣りを終えて車に戻ると、入れ違いで青年がやって来た。

「どうでした?」と訊くので、メバルの写真を見せて、「このサイズが三つ、あと小さいのが二つ」と答えると、「凄いじゃないですか!」と顔を明るませ、さっそく道具の準備を始めた。


このサイズが数匹釣れたら大満足


「どの辺で釣れたのですか?」

「浜の奥」

「ゴロタのところですか?」

「そこもだけれど、その先の岩場の出っ張ったところがアタリも多くてよかった」


このメバルの写真はスマートフォンで撮影したものだが、釣果的にはちっとも褒められたものではない。

それでも青年が凄いと目を丸くしたのはおそらく暗くなってからまだたいして時間が経っていないこと、それに時期的に今はまだ浜よりも漁港の常夜灯周りの方が釣果を期待できる時期であるということをちゃんと知っているからだろう。

潮もこれからだし、まだ宵の口なのに、どうしてこの爺ぃは早くも帰ってしまおうとしているのか、と青年は内心思ったにちがいない。

でも、こちらはウォーキングがてら竿を出しているのに過ぎないから、浜を手前から奥までフロートリグで気が向くと足を止めて、ちょっと撃ってはまた踏み応えのない砂を踏んで歩きに歩く。これを週に二、三度ほど訪れて飽きもせずに続けている。


今居る漁港からウォーキングを始めて、次の漁港まで海岸伝いに延々歩くと1kmかもう少しの距離だろうか。

おおむね砂浜であるが、ゴロ石の個所と岩場のところもあって、そのような場所は浅瀬に岩礁が点在しているためメバルの恰好の付き場となっている。

しかし、今は沖からの回遊も少なく、居付きは小型ばかりだから誰も好き好んで浜の奥まで釣りには来ない。

だから、筆者以外に誰かやって来るとすれば、「まぁ、お供しましょうか。体調も本調子ではないし、浜の奥で倒れられたら、あとが面倒だ。」と仲間の連中が気をまわして、病後の爺ぃに着いて来るか、あるいは後から様子を見に来るくらいのもので、このように見知らぬ青年と釣りのあとに話をするのはじつに久しぶりであった。

青年は別れ際に、筆者が日中に運動がてらバス釣りもしていると知ると、「僕もやるにはやりますけど最近は専ら海で、でも友達はバスきちがいなので...」と前置きをしてから、現在進行形でバスの活性の良好な野池をいくつか教えてくれた。

なんとも親切な好青年である。

「近いうちに行ってみるよ。ありがとう」と私は礼を言って別れた。
 


フロートはこいつを多用

 


使用ライン  状況を見て、0.3号と0.4号を使い分けている


ロッド:オーシャンルーラー ニアリードNRL86SP‐T
リール:シマノ バンキッシュC2500SHG
ライン:ユニチカ ナイトゲームTHEスーパーPE SP 0.4号
リーダー:ユニチカ スタークU2 1.5号
フロート:アルカジックジャパン シャローフリーク7.5g F


令和6年3月14日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市・野池

4匹目のバス


先日、メバルの釣り場で出会った青年から聞いたバスの穴場を駆け足でまわってみたが、水鳥が浮かんでいるほかは生体反応を感じられる状況にはなかった。

天気が良く、釣り日和のように思われたが、バスは底に張り付いて動こうとはしない、そんな印象が濃かった。

丸一日釣りに時間を費やせるならダメ元で仕掛けを入れてみても良いが、午後に時間を工面してやって来ている身なので、無駄撃ちして玉砕の憂き目に遭うというのも堪ったものではない。

そこで、厳寒の2月から昨日までにバスを釣ったことのある野池のうち最も有望と思われる一つに寄り道してみたが、釣れた日と同じような程よい水の濁りと陽の当たりぐあいに好感触を得たものの、あまりに水面がしんと静まり返っている様子から、トップウォータープラグを投げたとしても、すぐさまバスが食いついてくるようには思えなかったので、結局、次の野池へと向かうべく急いで車へと戻った。

じつは、次の野池というのは何度か釣りをしたことのある皿池で、おととしのスポーニング後まもない時期に悪くないサイズのバスを何匹か釣っている。

だから、大まかではあるが状況を把握できている分、期待してもいいのではないかと胸が高鳴った。

先に述べたとおり、2月からこっちはすっかり落ちてしまった体力をつけなおそうと、日中にこうしてバスを狙いにやって来ているわけだが、必ずしも自信につながる釣果を得ているわけではない。

「このクソ寒い時期にバスが釣れるだけでも喜ばなくちゃならねえ、素人に毛の生えたくらいの人間が贅沢言うんじゃねえ」という師匠らの声が聞こえてきそうな気がしないでもないが、納得できないのに変わりはなかった。

でも、まぁ、この機会にトップウォータープラグを上手に操れるようになれたら春本番以降の為になるにちがいない。

そういう魂胆から他のルアーは敢えて捨ててかかってトップウォータープラグばかり投げているわけだが、いつも通りに投げたら数投目にバスが見に浮いてきた!

2月中旬の風のない日差しの暖かな午後だった。

 

その日はバスが浮いて来ただけでバイトには至らなかったが、こんな寒い季節でも体力のあるバスは餌を探して動いている。

バスの師匠でもある古くからの友人らから幾度となく聞かされてはいても、威風堂々たるバスが実際に目の前に浮かんで来て、自分の投げたルアーを鼻先でちょいと突っついて、「ちぇっ、気に入らねえ」とでも悪態つくように沈んでいくという光景を目の当たりにすると、俄然やる気が出るのであった。


いかにもという雰囲気だが


それで懲りずに出かけているうちに運良くバスを3匹、トップウォータープラグで釣りあげてしまったものだから、このところ勢いづいてしまって出撃回数が増えだした。

どうせなら、筆者としてはザラスプークで1匹釣りたかった💦

何年か前に使って太いバスを仕留めたことのある、シルバースレッドのロゴの刷り込まれたザラだが、無くすといけないのでそれ以後はパッケージの中に戻したきり門外不出となっていた。

そのザラで今期は厳寒のバスに挑むべく、何度か使ってみてはいるが2度ほどバスが浮いて来ただけで未だ日の目を見ていない。

今年、これまでに釣れた3匹のバスはすべてハトリーズのトップウォータープラグに食いついて来た。


また今回もハトリーズに出た


陸っぱりではボートやカヤックのように好きな場所へ投げて誘えるわけではないので、ここぞというポイントではルアーローテーションによってバスをその気にさせてやるほか手がない。だから、いろいろな種類のトップウォータープラグを投げては誘い、誘ってはまた投げるという戦法をとりがちなのだが、それにしてもハトリーズにばかりバイトが集中するというのはどういうわけであろうか。


ようやく手にしたのはまあまあのサイズ。でも嬉しい


そして、今回仕留めた4匹目のバスもまた写真に見るとおりハトリーズのペンシルベイトであった。

 


使用ライン ユニベンチャーX8 チャートリュースカラー

 


春先は樹の花も多い


ロッド:メガバス ロッソ エリーゼ6ft 1in
リール:ラングレー 310KC ストリームライト
ライン:ユニチカ ユニベンチャーX8 チャートリュースカラー 3号(40 lb)
リーダー:ユニチカ スタークU2 5号


令和6年3月15日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市・野池

5匹目のバス


4月1日からの本格的始動に向けて今調整中の身である筆者だが、夜釣りに行った翌日は気分が優れない、体がだるいということで、ここ一週間ばかり浜のメバリングに関しては自重気味である。

 

いい季節になりました。ちょっとひんやりするけれど...


その分、日中にバスを釣りに出かけることが多くなった。

 

ここは雰囲気こそあるが、ノーバイトに終わった。


トップウォータープラグで先日(今年)4匹目のバスを仕留めた筆者はたいへん気をよくして、何カ所か野池をまわった後、また先日と同じ野池へ似たような時間帯に再訪し、嬉しくも今季最大のバスをこの手にしたのであるが...

 

実はこのバス、なかなかの曲者であった💦


狙った場所に仕掛けを投げ、やや間を取ってから誘うと、黒い影が表層まで浮かび上がって来て、こちらが「あっ!」と声をあげる間もなく、すぐまた水の深みへと沈んでいった。

ドキッとした。 僅かだが、確かに水面が盛り上がったように見えた。

いわゆる、ニアミスというやつだ。

こういう場合、平静を装い何でもないようなふりをして誘い続けるのも一手だと師匠連中からたびたび聞かされている。

だから、自然に態度がそうなった。

これが功を奏したようで、そのバスは再び浮かんで来て、今度こそ躊躇なく口を遣ってきた。

いわゆる丸呑みというやつである。

パクッでもなく、ガボッでもなく、黒い影が浮かんできたかと思ったら、直後に筆者の分身であるトップウォータープラグが視界から忽然と消えたのである。

ハッとして、アワセが遅れた。そのせいかはともかく、フロントフックがバスの大きな口の奥の喉元に、アフターフックが頬の内側辺りに上手く刺さっていた。

しかも、デッカイ!!


トップウォータープラグを捕えたナイスなバス

 

太い! やったぜ


昨日はダイレクトリールでのんびり釣りを楽しんだが、今日はロープロファイルタイプのハイテクベイトリールで万全を期して臨んだこともあり、慌てることなくバスとやり合うことができた。

 

が、無論サイズがサイズなので余裕のやり取りというわけにはいかなかったのもまた事実である。

 

それでも、ギア比の高い現代のリールはやはり機能性に富んで素晴らしい。

 

バスのサイズからすると、古参のダイレクトリールではやはりこうはいかなかったのではあるまいか。


機能的に劣るダイレクトリールだが、なんともいえぬ味がある

それはさておき、ここでまず筆者が気になったのは、昨日は目につかなかった亀が水面を活発に泳ぎまわっているということだった。

この野池に限って、クサガメもアカミミガメも悠然と泳ぎ、ときに筆者の仕掛けの方へ興味津々ちょっかいを出しに近づいてくることさえあった。また鯉の姿もあった。鮒さえ群れで泳いでいた。

 

昨日に比べ、水質が悪化したわけではなかったが水面に近いほど濁りがきつかった。

そして、濁る水面に木っ端や黒ずんだ枯葉が浮いて釣りの邪魔になりそうなエリアで今日はバスがヒットした。

木っ端や枯葉は水の底にあったものだろう...

 

沈んでいたに違いないそれらが浮いているのは、上の水が沈み込んで底の方の水が上に来たということか?

すると、底の水温が下がる。上層が何らかの原因で冷えて重くなったから底へ沈んで上下があべこべになった。

まだ今は冬の延長線上にあるため、釣れたバスも他の魚同様に少しでも温かい水を求めて上の方を泳いでいたのではあるまいか?


バイトを求め歩く。ひたすら釣り歩く...


暖かい日中は、ただでさえ表層の水温が上昇しがちであるから尚更である。

 

いろいろな生き物が動くなら、小魚の動きだって活発になるはずである。

実際、散発ながらバスに追われて逃げ惑う小魚を筆者は釣りをしながらこの目にした。

そうはいってもまだ3月中旬である。


ひだまりに咲く花が春を予感させる


例年だとトップウォータープラグを用いてバスを狙うということはしなかったわけだから、もうあと2匹、あるいは3匹と釣れ続くものかについては何とも言えなかった。


そのことが気になって、前日よりも少しばかり長い時間粘ってみたが、今年の最大魚を手にしてよりのちはバイトすらなかった。

護岸すれすれにキャストし誘うのも悪くない

今度いつ来るかについては未定だが、次回こそ複数のバスをトップウォータープラグで仕留めたいものである。

 


使用したライン シルバースレッド バス トップウォーターPE


ロッド:メガバス デストロイヤー ウルトラファンクション F1-60X
リール:ダイワ 3 エア 6.8L TW
ライン:ユニチカ シルバースレッド トップウォーターPE 15 lb(1.0号)
リーダー:ユニチカ スタークU2 2.5号


令和6年3月23日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市・野池

6匹目のバス


朝から雨の予報だった。

だから、家でグズグズしていた。

ところが9時近くになっても一向に降ってこない。

それどころか窓の外が明るくなってきた。

窓を開けると雲間から薄陽が漏れている。

「しまった!」と悔いた。

ダメ元で出かけておくべきだった。

いや、今からでも遅くない。

近くの野池であれば、再び天気が崩れて雨になっても帰ってくればそれで済むではないか。

善は急げというわけで、善かこじつけかはさておき、ここでの決断の素早さが功を奏した。

土曜日なので平日ほど朝の道路は混んでなかった。

殆ど信号にも引っかからず10分程で釣り場の野池に到着した筆者は、さっそく車から道具を下して仕掛けを組むと、昨夜の雨に濡れた春草の土手を滑って転ばないよう足元に気をつけながら水のほとりまで慎重に下って行った。

野池は中規模で釣り歩けるところはきれいに護岸されているが、外周の半分ほどは私有地なので立ち入ることができない。

護岸の西と北側には桜が植わっていて、晩春以降青葉が水に暗い影を投げかけるに違いない辺りも、名ばかりの春の寒いこの時期においてはさほど魅力的とは映らなかった。とはいえ、枝が邪魔でキャストしづらいのは確かである。


桜は冬木のまま。開花が待ち遠しい


釣りにくいなら、バスが身を寄せていても不思議はない。

 

葉のない枝に顔を近づけてみると、

桜の蕾は未だ小さく硬かった。

 

じつは先日、寄り道したとき仕掛けを入れて様子を見てみたが、あまりよい印象は持てなかった。


<枯れ立ち>の周辺を攻め、護岸の岸際を丁寧に撃ってみるも、ノーヒットに終わってしまった。

しかし、今回ばかりは期待した。

朝、出遅れたにもかかわらず何やら胸が騒いだ。

降りそうで降らない空模様、風はなくわりと暖かい。

和らぐ空気に春を感じた。

当然、またいつ雨が降り出すかもわからない。

西から黒い雲が迫って来てもいた。

北西の角には、水の落とし口があって、浅くなっている。しかも、水が程よく濁って底に木の枝や石が散らばっている。

バスは変温動物だから冬でも水が動いているところで釣れやすいと聞くし、条件的には申し分ないように筆者には思われた。

今年筆者はまだペンシルベイトでしかバスを手にしていないので、同じ手ばかりでは能がないと思い、「今日はスイッシャーを投げよう」と出がけに決めてここへ来たのだが、そのとおり一昨年の夏場にいい思いをさせてくれたザウルス社・シングルスイッシャーをチョイスして釣りに臨んだ。

 

ラインはシルバースレッド バス ジャーキング12lb。

 

リールは古い時代のダイレクトリール。

プルーガー社製・ノビーNO.1963

これはギア比が3:1くらいなので、思いきりリールを巻かないとファイト中にラインが緩んでしまいヒットしたバスを取り逃がしてしまいかねない。

クラッチがないので、ラインの出し入れはスプールに当てた親指の腹の力加減で要領よくやらないとまずいことにもなりかねない。

スプールとハンドルが連動しているので、スプールが回るとハンドルも回る。

キャスト時にも当然ながら回るので抵抗を抑えるべくハンドルは小さく薄く軽く仕上げられている。

そうでないと仕掛けの飛びが悪くなる。ギア比が低く、ハンドルが頼りないとなれば、ファイト中のバスがこちらに向かって突っ込んで来ると対処しかねる。

だから、冬の呪縛を解かれ馬力を得たフットワークのいいバスが相手だと四苦八苦させられる。

たしかに扱いに慣れてくると、不自由さを伴う操作感が逆に味となって癖になりがちだが、やはりバスが元気に泳ぎまわれるようになるこれから先は性能の格段に高い現代のリールでやり取りする方が間違いなく取りこぼしが少なくて良いだろう。
 


①ギア比が低く作りの華奢なリールでのやり取りはスリリングだ

今回スイッシャータイプのトップウォータープラグで手にしたバスも半月前に釣ったバスに比べると、その馬力も泳ぎも数段上だった。


②詰めを誤るとすべてが無に。気を抜けない

取り逃がさずに済んでホッとした。これが、本音である。

 

③もう安心。やりましたぁ!

護岸際をジュッ、ジョボッ、スースーと誘ったり引いたり。

すると、いきなりガバッと水面を割って襲いかかって来た。

 

これが、今年6匹目のバス。

冬の呪縛を解かれたバスらしい好ファイトを見せた



シーズン本番に向けて悪くない手応えを感じている。

 


桜の樹のそばにムスカリが咲いていた


ロッド:メガバス ロッソ エリーゼ6ft 1in
リール:フルーガー ノビー №1963
ライン:ユニチカ シルバースレッド バス ジャーキング 12lb(3号)
リーダー:ユニチカ スタークU2 5号


令和6年令和6年3月29日 長尾泰任
釣り場:徳島県吉野川市・クリーク


開花宣言云々はさておき、ぱっと見、枝にソメイヨシノの花が咲いているのをまだ見たことがない。


道端には春を彩る菫が


そうはいっても日射しはすっかり春で過ごしやすく、上着は薄手でじゅうぶんだし、こうなるとタナゴの季節到来である。

 

そこで、ちょいと竿を出してみようと、馴染のクリークへ足を運んでみた。


クリークはまだ冬の景観を呈していた


筆者は脈釣りはやらないので、しもり浮子仕掛けで餌はグルテン練り餌、水辺のガマの立ち枯れた様子はまだ冬の体だが、その根方には瑞々しい葉が短いながらも伸び出していて、それが水面にぼんやりと影を投げかける辺りは、いかにもタナゴが身をひそめていそうに思われた。


さっそく、仕掛けを入れてみると、第一投目からアタリが出た。

「おっ、タナゴか?」

無論モツゴかもしれないし、コブナかもしれないが、タナゴのようにも思われる。前アタリのあとウキがほどなく水中にしもり込んだところでアワセを入れた。

釣れたのはタイリクバラタナゴの雄。すでに婚姻色が出ていた。

 

婚姻色の綺麗な雄のタイリクバラタナゴ

しばらくのあいだ雄が連発して、五匹か六匹目にようやく雌が来た。

その後、アタリが遠のいたのでクリークの畔を散策してみた。

朽木に止まって水面に睨みを利かせているのはカワセミ。

息を詰めて静かにしていると、やがてカワセミは矢のように素早く水に飛び込んだ。

そして、その一瞬後には小魚を嘴にくわえて元居た朽木へと翔け戻って来た。

カワセミは小魚を捕えたまま、そこでは食べずに対岸の雑木林のなかへと消え去った。

ある場所では筆者の気配に驚いた亀が慌てて水のなかへと逃げ込んだ。

なお、先へと歩みを進める。

ウグイスの囀りが頻りと聞こえた。


釣れる大半はタイリクバナタナゴだ


釣り場に戻ってから竿を納めるまでの三十分ほどは入れ食いであった。

短い時間ながら楽しいひとときを過ごした

写真撮影用にキープしたもののほかタナゴはすべてリリースした。

が、それはそれとして、期待したシロヒレタビラの雄は最後まで姿を見せてはくれなかった。

狙うは雄のでっかいシロヒレタビラ

そう。実はでっかいシロヒレタビラの雄が釣りたくてクリークへとやって来たのだが、釣れたのはその大半がタイリクバラタナゴであった。

それに混じってカネヒラらしいのが数匹釣れはしたが、それだって見る目のない筆者のことだから見誤っているかもしれない。


筆者はカネヒラダだと思うが... 違うか?


なので、これについては後日、お魚博士のデーブ鎌田大先生に写真を見せて判定してもらう必要があるのは言うまでもないが、でっかいシロヒレタビラの雄が釣れなかったのは事実であるから相当の釣果を得ても数だけを数え手放しで喜ぶわけにはいかない。


これがシロヒレタビラの雄

タナゴは野鳥がそうであるように雌より雄が綺麗である。とくに婚姻色の出た雄はどの種類も美しい。
次回はもう少し機動力を生かした釣りをして、その種類における最大級を手にしたいものである。

竹竿は竿かづ作、正勇作を使用。長さのちがうものを数本用意していく

 

和竿 竿かづ作 五尺
仕掛け しもり浮子仕掛け


<追記>
釣行日 令和6年3月29日
釣り場 香川県さぬき市、海岸


シロヒレタビラのでっかい雄を手にすることができなかったので、その帰り道、さぬき市の小田漁港に近い海岸に立ち寄って憂さ晴らしではないけれどメバルをフロートリグで狙ってみた。

 

まだ宵の口だし、行きがけならぬ帰りがけの駄賃という軽い気持ちで投げてみたら、なんと良型が七匹釣れて儲けた気がした。


たなご釣りのあと夜は浜でメバルを狙った。キープ7匹

ボロ儲けとまでは言わないが、それが、満ち初めの潮が動き出してよりのち一時間と少しのあいだに集中して起きたことに悪くない手応えを得た。

この先、さらに季節が進み回遊性の高い良型の接岸数が増えてくるといよいよ尺メバルの期待もグンと高まる。

今後が楽しみである。


ロッド:オーシャンルーラー・ニアリードNRL86SP‐T
リール:シマノ・バンキッシュC2500SHG
ライン:ユニチカ・ナイトゲーム THE スーパーPE SP 0.4号(8.4lb)
リーダー:ユニチカ・スタークU2 1.5号

 

 

令和6年3月3日、4日 井原博一
釣り場:高知県 宿毛~大月釣行


3日は風が強く、朝まずめの青物は全くダメ↷

夜になって風が治まり、ヒラスズキの開拓へ向かう

この日のベイトはマイクロベイトだったので...

 

メバル用ジグヘッド1.2gで表層引きすると、

 

ヒラセイゴ4匹キャッチ! そして、ラインブレイクは2回でした💦


4日朝まずめ、風はそこそこ強く、沖でボイルらしいのを見つけてポッパーをキャスト!

すぐに水柱が上がってヒットしたけど... すぐにバレる💦

すかさずキャスト! 
 

すぐにヒットして、無事ブリをキャッチ出来ました!

(ヒラセイゴ)
ロッド:オリジナル ロッド
リール:ダイワ ルビアスLT2000H
ライン:ユニチカ ナイトゲーム THE PE0.4号
リーダー:ユニチカ コンパクトショックリーダー フロロカーボン 4lb

(ブリ)
ロッド:ゼニス ストームライダーアイアンマン97HH
リール:カルデアSW14000H
ライン:ユニチカ ユニベンチャーX8 MULTI 4号(50lb)
リーダー:ユニチカ 生フロロカーボン 60lb(16号)
ルアー:デュエル バレットブル130

 

 

令和6年3月17、18日 井原博一
釣り場:高知県 大月町~宿毛市


17日お昼に出発。夕方に大月町に到着。

大雨の中、夕まずめの青物を狙ったんですが反応無し...

その後、夜の常夜灯が点灯するのを休憩しながら待ち、ライトタックルでヒラセイゴを狙いに行く!

この時期はマイクロベイトパターンと予想して、メバル用ミノーの表層巻きをすると・・・



狙い通り、水柱を上げながらヒラセイゴがミノーめがけてアタックしてきて、計10本の満足できる釣果でした。

翌朝、マヅメ時の青物狙いに再挑戦するも・・・

風が強く、青物の回遊もなかったので日の出とともに終了しました。

(ヒラセイゴ)
ロッド:オリジナル ロッド
リール:ダイワ ルビアスLT2000H
ライン:ユニチカ ナイトゲーム THE PE0.4号
リーダー:ユニチカ コンパクトショックリーダー フロロカーボン 6lb(1.5号)
ルアー:アクアウェーブ シャローマジック 6cm

 

 

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