招かねざるコチ

令和6年9月16日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市 鎌野漁港


鎌野漁港に様子を見に行ったら、偶然、ミキカツさん、滝伸介の娘婿が来ていた。

二人ともヤル気満々かと思ったら、筆者同様、偵察がてらもし釣れそうなら、ちょっとだけ竿を出してみようかという気持ちで来てみたのこと。

街中と半島の海辺では夜間の気温差が5℃近くあるので、涼みに来たというわけだ。

釣果は、ミキカツさんがエギングでタコ2つ。伸ちゃんの娘婿はアジングで小アジがぱらぱら...。

筆者は、

夏場はとくに水っぽくて美味しくないと悪評の高い何とかいうコチ。

「チェッ、マゴチならよかったのに」とボヤいてみたところでどうしようもないが、人気薄の魚でも、まぁ釣れてくれたのだから不満を言っては失礼である。だから、礼を言って海へとお戻りいただいた。

テキサスリグを組むのが面倒なので、リーダーにオフセットフックを結んで、ゲーリーヤマモト・ファットセンコウ3inchをセット。



言わずと知れたバス用のワームであるが、高比重のためノーシンカーでも飛距離が出る。

「へんてこりんなワームなんか投げるからへんてこりんな奴が食いつく。自業自得かな」と自虐的笑いを催してしまったが、伸ちゃんの娘婿の小アジはともかくとして、ミキカツさんの「エギングでタコ2つってバカにしてるよなぁ」発言も笑えて仕方ない。

今回の夜釣りは波返しの上に腰掛け、楽して涼んで怠けて笑ってばかりだった気がしないでもないが、まぁ、気楽にやるのも悪くない。

次回は真剣にアオリイカを狙いに行こうとひそかに計画している。


ロッド:ブリーデン エギングウィックドゲーム LC90
リール:ダイワ ルビアス 2506
ライン:ユニチカ キャスライン エギングスーパーPEⅢ WH 0.7号
リーダー:ユニチカ グンター 5号
ルアー:ゲーリーヤマモト ファットセンコウ 3inch

 

 

サイズ狙うなら地磯の浜

令和6年9月20日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市 地磯の浜


中秋の名月の頃までには涼しくなるかと思ったが甘かった。

 

9月も下旬というのに、夜半に外気温が30℃を切らないというのはどうかしてやしないか。

とはいえ、こいつばかりはお天道様の気分次第であるから人間様にはどうしようもない。

それならと少しはマシかと涼を求めて海岸のゴロタ場に秋の新子のアオリイカを釣りに来てみると、海辺も夕凪で風が絶えると蒸し暑いし、仕掛けの準備をして浜に下ると涼し気なのは渚に寄せる波の音だけで秋の風情にはほど遠い。

釣りを開始したのは干潮からの上げ潮が動き出した直後。潮は左から右へといい感じで流れ始めていた。


今回の釣り場は遠浅で砂底の手前の方は特に根が荒く釣りにくい。だからなのか漁港や比較的水深のある浜に見る賑わいようとは大違いで、釣り場には筆者以外人っ子一人居らずのんびり釣りができた。

手前はまだまだ水深が浅く、流れがほとんど無いので捨てて、先ずはいくらか水深のある沖の潮に仕掛けを乗せて流す釣りに徹してみる。

やや潮上に投げて、ラインメンディングをしながら自分の正面を過ぎる辺りまでは張らず緩めずで流す。

仕掛けが沈み過ぎてエギが根掛かりしそうにならないかぎりはこれといった操作はせずに流した。

全般に沖の流れでエギを抱いてくる個体はサイズが良く、手前のごく浅い場所でエギにちょっかいを出してくる個体は俗にいうヤクルトサイズが多かった。



一度カンナに掛かったイカはたとえ逃がしてやっても生存率は極めて低く、その多くが死ぬのだと聞かされてはいても、「元気に生き延びて、大きくなったらまた会おう!」なんて調子の良いことを 口にしつつ、例に漏れずヤクルトサイズはすべて海へとお帰りいただいた。

先にも述べたとおり、釣り場が遠浅で根が荒いためPE0.7号にスタークU2 5号をリーダーとして結び、エギはエギS2 3号、ほか数種類を状況に見合うかたちで使い分けた。

キープしたのは5ハイ。

この時期としては良型である。

秋がさらに深まると、秋の新子のアオリイカといえども中には500g~800gに育つ個体も居て、温暖化の影響か、近年釣期も伸びて今後が楽しみである。が、しかし、食べて最高に美味しいのは、今回の釣果写真くらいのサイズまでであり、こいつは刺し身、煮付け、焼き物、フライなど食べ方を問わず絶品であるから元来イカ好きの筆者にとっては鶴に行かぬという選択肢は考えられない。

胴寸が20cmくらいにもなると、秋の若い個体だからよく引く。

この点、春の親イカとは釣り味においては一線を画する。



まさに秋の新子のアオリイカは釣ってよし、食べてよしである。


ロッド:メジャークラフト ライカル 832EL
リール:ダイワ ルビアス 2506
ライン:ユニチカ キャスライン エギングスーパーPEⅢ WH 0.7号
リーダー:ユニチカ スタークU2 5号
ルアー:エギ 3号 各種


三連休

令和6年9月23日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市 野池、漁港


秋分の日が日曜日。月曜日が振替休日。それに加え最近は土曜日が休みの会社が少なくないため、三連休を満喫する釣り人で漁港や海岸は大いに賑わった💦

とくにエギング人気が半端ない💦 昼も夜も関係なしである💦

日中のサイズは夜間より小さめだが、数釣りが楽しめるとあって釣りに来る人が後を絶たない。

筆者は、海岸から宵の口の短時間を独自のエギングで秋のアオリイカ(新子)を狙うことが多いが、さすがに三連休だけあって漁港は言うまでもなく、小磯や浜にも普段にも増して釣り人の姿が目についた💦




なので、エギングを諦め、

 

日中はバス。

 

夜は

あまり釣り人が目をつけない湾奥の岸壁から根魚を釣って楽しんだ。

ほとんど潮の流れない場所だけにタケノコメバルが多かったが、タケノコメバルに混じってアナハゼやカサゴも釣れて退屈しなかった。

 

 



三連休の後はいくらか人出も減って釣りやすくなるだろうから、夕涼みがてらのんびり竿を出そうと考えている。

ロッド:メジャークラフト ライカル 832EL
リール:ダイワ ルビアス 2506
ライン:ユニチカ キャスライン エギングスーパーPEⅢ WH 0.7号
リーダー:ユニチカ スタークU2 5号
ルアー:ゲーリーヤマモト イモ50


キープは5ハイ

令和6年9月20日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市 地磯の浜


釣りを終えてから釣果写真を送信すると、或る時、「いつも5ハイですよねぇ」と返信が来た。

今季の秋のアオリイカは最初こそ釣れるだけ釣って持ち帰っていたが、ご近所さんにひと通り行き渡ると、あとはもう「欲しいサイズを5ハイ入手できたらさっさと納竿して帰る」と決めてしまったので大体数が同じになる。


今回は砂浜の奥に広がるゴロタ浜を攻めた。

 

べつに奥の奥まで歩かなくても手前側のサーフでも浅瀬に根が絡む場所を撃って拾えば5ハイくらいなら難なく手にできるが、なにしろ主なる目的はウォーキングであるから、駐車場所からなるべく遠い場所から釣り始めるほうが運動量的にも都合がよい。


今回は持ち帰りが4ハイ。

 

納竿後に写真を送信したら、釣り仲間の一人から、「目標4ハイなんですか?」と返信が来たので、「いや。4ハイしか釣れなかったんだよ」と正直に話した。

すると、「このくらいだと時期的にサイズが良すぎやしませんか?」と問い返して来たので、先述のとおり、浜の奥の奥まで歩いて行って小磯絡がらみのゴロタ場を攻めたのだと打ち明けた。

全体に高松市内の海岸は、今現在、エギング絶不調の噂が噂を呼んで、もうほとんど釣り師を見かけない。

だから、エギングといえば今は漁港の灯り周りで小ぶりな個体を狙うのが主流で、そのような場所には昼夜を問わず釣り人が少なからず居る。

浜も日中は漁港同様小ぶりな個体が多く、宵の口だけなぜかサイズが揃う。

深夜のことは詳しくないが、マヅメは朝より夕に軍配が上がると傾向にあるので、筆者は夕暮れから宵の口のあいだだけ集中的にやって帰るか、たまたま来合せた釣り仲間と少し長めに半夜釣りを楽しんだあと帰宅の途につくか、あるいは釣り場のすぐそばの友人宅で駄弁って一息ついた後、釣れそうならあとちょっとだけ竿を出してから帰るかのどれかである。

高松市の秋の新子のアオリイカだが、例年どおりなら、これから先10月いっぱいまでは普通に楽しめる。



11月以降は数が減り、その代わりサイズがうんとよくなる。

だから、手元に堪えるズシッと重たい引きの醍醐味を堪能したい派のアングラーには11月、12月がお勧めである。

とくに12月はボウズも普通にあるが、そのぶん肉厚のナイスサイズばかりを狙って手にすることができるのでお勧めしたい。



筆者は仲間からの熱心な誘いがあると便乗して出かけることもままあるが、そうでなければ11月半ばくらいで幕を引く。

 

むろん、今季もそのつもりである。




ロッド:ブリーデン スクイッドウィックドゲーム90LS
リール:ダイワ ルビアス2506
ライン:ユニチカ キャスライン エギングスーパーPEⅢ WH 0.7号
リーダー:ユニチカ スタークU2 3号
ルアー:エギ各種3号



美味しい?コロッケ

令和6年9月20日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市 地磯の浜


秋の新子のアオリイカというと、筆者の場合、俗にいうコロッケサイズを3杯も釣れば満足である。

このサイズの新子は身が甘く、柔らかくて、そのくせ煮付けにするとパリッとした歯触りがたまらない。



だから、努めて家に持ち帰るのはコロッケサイズである。

とはいえ、10月の声を聞くと秋の新子のアオリイカも餌をたくさん食べてぐんぐん成長するので、とくにナイトエギングでは良型がちょっかいを出してきやすくなる。



だから、自宅用にキープするだけが目的なら日中に景色の良い浜に出かけ、シャクリ釣りを楽しむことも少なくない。

 


浜であっても、夜間と比べると、日中の方が釣れるサイズが平均小ぶりである。


温暖化の影響か?10月初旬はまだまだ夏の延長にあるかのようで、日向での釣りは暑くてやってられない。

だから、日陰で竿を出せる場所の中から潮や風向き等が釣り師に有利に働くポイント選びを心がけ、純粋に漁獲目的で釣り場へと直行する。

 


今回は頭に描いた通りに事が運び、釣果を手にすることができたので言う事なしであった。



デイエギング後は友人宅で休憩したあと、友人宅のすぐそばの小磯の浜で竿を出してみた。



そしたら、まあまあのサイズの新子が早々にヒット。

その後も潮の流れに仕掛けを乗せて流し込んだり仕掛けを張って海中のエギを浮上させたりしているとアタリが来てアオリイカが釣れた。



その様を見ていた友人も途中から参戦。

友人も入り用分を3バイ無事にキープしたので納竿とした。

 

 


ロッド:ブリーデン スクイッドウィックドゲーム90LS
リール:ダイワ ルビアス2506
ライン:ユニチカ キャスライン エギングスーパーPEⅢ WH 0.7号
リーダー:ユニチカ スタークU2 3号
ルアー:エギ各種3号



雨が上がって

令和6年10月2日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市 地磯の浜


夕暮れから雨が降り出すとの予報だった。

それなら雨が降り出す前に秋の新子のアオリイカをものにしてさっさと帰って来よう。

そう考えて家を出たまではよかったが、釣り場へ着く前に本降りとなった。

全天厚い雨雲に覆われ雨のやむ見込みはなさそうだった。

半島の山も見慣れた島々も黒くかすんでしまっている。

この時点で筆者は戦意を喪失してしまった。

無論、諦めて帰ろうとその時は考えていた。

しかし、車を来た方へと回しかけたときLINEの着信音が鳴って、筆者は内容を確かめるために再び路肩のスペースに駐車し直した。


どうせ大した話ではあるまい...

 

案の定、釣り仲間からの他愛もないご機嫌伺いである。

それならと、こちらも当たり障りのない返信をして済ませた。

もちろん釣りに来たが雨でどうしようもなく憂鬱な気分だなんてことは黙っていた。

着信はこれにとどまらず、電話とメールが続けざまに3件...

夕暮れどきが近づくとこの有様である💦

みんな海の様子が気になってしょうがないから、誰か出かけてはいまいかと当てずっぽうで連絡して来るのである💦

そうこうするうちに、重苦しい空が明るくなりだした。雨はじきに上がった。

夕暮れにはまだまだ時間があるし、慌てることはないが、いつまた天気が急変しないともかぎらない。

海は広く凪いで、風も弱く、しかも潮の流れ方も程よい。

沖に漂う流木が右へ右へと流れていくのを見て、なんだか釣れそうな予感に胸が躍った。

さっそく仕掛けの準備にとりかかる。


エギは、すでに廃盤のユニチカ・エギS2の3号。

日中はもっぱらこのエギと、バンブー竹内がエギ工房を営む職人に依頼して筆者好みに仕上げさせた特注エギを多用。

ここしばらく満足できる釣果を得ている。



今回も凪いで明るい時間帯はこの2種類のエギのみでコロッケサイズの新子を5ハイ首尾よくキャッチ。

その後、すっかり日が暮れると、雨こそ降らなかったが風が強くなって、とうとう終いには爆風となった。

こうなるとラインが風をはらんで右にふけるせいで大変釣りづらい。


そこで、エギを軽めの3号からやや重量のある3.5号に交換して風と波に弄ばれないよう努めた。

実際、波はうねりを伴い、浜の渚は濁りが出ていた。

なので、時間を無駄にしないためにも手前の側は捨てることにした。



すると、案の定、沖めで良型がヒット。

 

それより小さいサイズもやはり沖でエギにちょっかいを出してきた。



その後もすんなりとは行かないまでも、なんとか予定のキープ5ハイを達成。

もう少し頑張れば釣果の上積みも期待できそうだったが、爆風に加えて再び雨が降り出したので納竿した。
 

 

ロッド:ブリーデン スクイッドウィックドゲーム90LS
リール:ダイワ ルビアス2506
ライン:ユニチカ キャスライン エギングスーパーPEⅢ WH 0.7号
リーダー:ユニチカ キャスライン エギングリーダーⅡ 2.5号
ルアー:エギ各種3号、3.5号


タコも1パイ

令和6年10月2日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市 地磯の浜


タコもイカの親戚みたいなものだからタコもキープすると1パイに数える。

だから、持ち帰りの上限を5ハイとするならタコ1パイを差し引いてアオリイカは4ハイ。



合計5ハイということで今回は竿を納めて? 凱旋帰宅した。

勿論、ウォーキングが主で、釣りは出不精な筆者を歩きに屋外へと向かわせるための、言わば馬の鼻面にぶらさげられたニンジンである。

でも、まぁ、よかった。結果オーライである💦

ちょうどマダコも欲しいなと思っていたところだったので釣り場を去るにも足取りが軽かった。

このところ雨が降ったり風が強かったりで釣果をひねり出すのに苦労が多い。

それに加えて海岸からアオリイカが遠退いているせいか、ポイントをよく見極めて仕掛けを入れないと時間ばかり食って釣果につながらない。

筆者は特に釣果を気にしていないが、それでもボウズは御免被りたい。それは他の釣り師と同じだ。

アオリイカが5ハイ並んだ釣果写真を釣り仲間に送信するのが日課みたいになっているので、数が欠けると気分が上がらない。



その点、今回もマダコ1パイを加えた変則パターンではあるが、合計5ハイを達成できてホッとしている次第である。


ロッド:ブリーデン スクイッドウィックドゲーム90LS
リール:ダイワ ルビアス2506
ライン:ユニチカ キャスライン エギングスーパーPEⅢ WH 0.7号
リーダー:ユニチカ キャスライン エギングリーダーⅡ 2.5号
ルアー:エギ各種3号


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