令和4年7月6日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市 漁港
マダコ好きのヤングらに、「最近、どう?」と訊ねると、
「よく釣れるんですがテナガダコばかりでうんざりしてます」と本当にうんざりだと言わんばかりの表情で首を横に振るばかり。
テナガダコは要らんなぁと内心思いながらも、ちょっと様子を見に近場の漁港に出かけてみることにした。それが一昨日のこと。
到着して2投目に500gくらいのマダコを海面まで浮かせたまではよかったが、抜きあげに失敗し、マダコが沈んでいった方へと慌ててタコエギを投入したが全く相手にして貰えなかった。
この日はこれっきり、アタリもなかった。
サイズはともかく、今期初のマダコ狙いでボウズとは戴けない。
そういう理由がてら、今日の今こうして、一昨日と同じ漁港に残してきたマダコを回収にやって来た (笑)
ところが、誰かに釣られたか、あるいはよそへ行っちまったか、いくらタコエギを沈めて誘ってもちょっかいを出して来ない。
なんだか連敗しそうで不安になった。
正直、「夜にもう一度出直して来ようか」という気持ちが先に立って誘いもぞんざいになりかけていた。
が、そのとき、そんないつもと違うタコエギの動きがマダコの目を引いたのか?
本気の明確なアタリが来て待望のマダコが釣れた!
さっそくバネ秤にぶら下げてみると、ジャスト1kg!なんだかホッとした。
今日は晩御飯までに帰宅すればいいので、もう少し頑張ってみます!
ロッド: ダイワ パシフィックファントムBg510Sソルトウォーターボートゲーム
リール: ダイワ カルディアキックス2500
ライン: ユニチカ シルバースレッドソルトウォーターPE 3号
リーダー:ユニチカ シルバースレッドショックリーダーFC 25lb
ルアー: マルシン オクトパスタップ3.5号(フック改)
令和4年7月9日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市
<1>
車から降りると、その場で竿を出せるのが備讃瀬戸にありがちなこじんまりとした漁港の魅力。
これなら少ない時間をいっぱいいっぱい有効に使って目当ての魚を狙うことも可能である。
昨夜は、このメリットを生かし漁港の波止を探り歩いて、
メバル、カサゴ、タケノコメバル、アコウをジグ単で合わせて10匹ほど釣った。
これだけ聞くと、「お~、ええやん!」と羨ましがられそうだが、どれも仲間に語るのも憚られるような小さいものばかり。
結局、写真のアコウが昨夜の最大魚だった。
<2>
それなら、名誉挽回ということで、今夜も出撃して納得いく釣果をあげられるよう頑張ればよいわけだが、
生憎、夜は予定があって釣りには出られない。
仕方がないから、昼の日なかに近くの野池へバスを釣りに出かけた。
まぁ、バスも根魚も似たような形をしている。
アコウの50㎝はなかなか釣れないが、バスなら釣れるかもしれない。
今は農繁期で水田に水を引くので、多くの野池が減水してバスをトップで狙いやすい状況にあると先達からも聞いている。
それなら、今回は藻が繁茂する野池でフロッグを使って、一つでっかいバスを狙ってみようではないか!
そういうわけで、陽が陰ったり、晴れ間が覗いたり、小雨がパラついたりと、天気が目まぐるしく変わる中、道具を車に積んで颯爽と出かけていった。
ルアーは、トップウォータープラグの他、フロッグ2つ3つをプラスチックケースに入れて持っていく。
あとは、PEラインを巻いたベイトリールと主にフロッグでバスを狙うのに使っている愛用のロッド、
それに加え、夏に欠かせない水分補給のための飲み物も忘れずに持っていった。
釣り場には正午前に到着。
水辺に降りていくと、ほんの目と鼻の先に、岸と平行に藻場が帯状にひろがっている。
藻場の手前と沖側はオープンウォーターで、ブルーギルや子バスの姿が水面近くに散見できた。
辺りは妙に静かで、虫も飛ばず、野鳥のさえずりも聞こえない。風はなく水面も鏡のように静まり返っていた。
「どうやら運が向いて来ているとは考えにくい。今日はダメかもしれん。」
状況にプラス要因を見出だせない私は、昨夜のごとく、ここでも納得のいく釣果をあげられぬまま終わってしまうのかと気持ちを暗くした。
しばらく様子を観察するも、水面は静まり返ったまま捕食音ひとつ聞こえない。
「どうやら待っても埒があきそうにないな」ということで、岸際のオーバーハング下や藻場の上、藻場の周辺を優先的に狙ってみるも、残念ながらバイトひとつ得られなかった。
そうこうするうちに曇り空から小雨がパラつきはじめた。
しかし、ものの3分で止んでしまい、今度は明るい曇り空から薄日が漏れ始めた。
すると、雑木が水面に暗い影を映す右岸寄りの藻場の脇でバスがボイルした。
水面の炸裂具合から見て、狙うに値するサイズなのは明白である。
しかし、こちらの手の内を見透かすかのように、
急いで投げて誘ったにもかかわらず、バスがフロッグを丸呑みしに水面へと現れることは遂になかった↷
私は未練がましく同じ場所を攻めることはせず、別の場所へと目を向けた。
対岸寄りの岸と繁茂する菱藻の間に細長く水面が顔を覗かせている。
そちらに向けて私はフロッグを遠投した。
しかし、フロッグはそこには落ちずに減水であらわになった岸にしこたま腹を打ちつけ、水際へと転がって止まった。
水面が僅かに揺れた!?
「バスか?」
たしかにバスが物音を察知して動いたとも考えられなくはない。
でっかいバスかもしれなかった。
でも、大きなギルの可能性だってないとは言えない。
バスか、ギルか?
とりあえず、フロッグを水際いっぱいいっぱいのところまで寄せて待ってみる。
何も起こらない。
今度は少しだけ水に入れてみる。
何も起こらない。
ここにきて初めて仕掛けを竿先で軽く弾いて、フロッグの頭を右に、左に振らせてみた。
本当は左、右の順なのだが、その次また左に頭を振った直後、私の視界からフロッグが消えた!!
水花火があがるような派手な出方ではないが、ジョポッという捕食音に何か確信めいたものを感じた私は、一呼吸置いてからしっかりアワセを入れた。
菱藻に巻かれまいと最初こそリールをゴリ巻きしたが、藻場から引き離してからは落ち着いてやり取りする。
なぜかバスは浮こうとはしなかった。
左に、右に、ゆっくり仕掛けを引いて泳ぐばかり。
なかなか寄って来ようとはしない。
無理に寄せようとすると力ずくで抵抗した。
そうは言っても、PEラインに直結したフロッグが切れるはずもなく、バスがバテるのも時間の問題のように感じれた。
手前の藻場の中をくぐらせるときだけはさすがにドキドキしたが、金魚藻みたいに柔らかかったので割とすんなりかわせた。
あとは足元へと導き寄せ、バスの口の端を指でつまみあげればこっちのもの。
勝ったも同然である。
が、しかし、ここに来てバスが初めて水を脱いで宙に躍りで出た。
なにしろ至近距離である。
間合いが詰まってしまっている以上、もし頭を強く振られたらバスの口からフックがはずれてしまうかもしれない。
しかし、どうやら運は私に味方したようだった。
それにしても、こいつはでっかい!
正真正銘、フロッグで仕留めた今シーズン最大のランカーバスであった。
ロッド: バレーヒル ブラックスケール610MX
リール: ダイワ タトゥーラSV TW7.3
ライン: ユニチカ シルバースレッド PEトップウォーターゲーム 40LB(3号)
令和4年7月10日 三木一正
釣り場:香川県高松市 ゴロタ磯
毎日暑く、水温も高いが、フロートリグで夜に海岸から浅瀬を狙うと型の良いメバルが釣れる。
梅雨前から増えはじめたブルーバックが多いが、馴染みのないメバルだけに夏中釣れるかどうかはわからない。
回遊性が強いだけに突然居なくならないか心配だが、釣れるかぎりは近隣の地磯や浜の浅瀬に今後も足を運ぶつもりである。
ロッド: 男爵 912 PEスペシャル(特注)
リール: ダイワ セルテート2004
ライン: ユニチカ ナイトゲーム THE スーパーPE SP 0.4号
リーダー:ユニチカ スタークU2 1.5号
ルアー: アルカジックジャパン シャローフリーク7.5g
エコギア メバル職人ミノーSS
令和4年7月11日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市 海岸
「昨夜もゴロタ場でグッドサイズのメバルが10匹ほど釣れた。」
「ブルーバックが多く、サイズは25㎝前後。20㎝以下はリリースした。」
「昨夜のことだからたぶん釣れると思う。」
「自分は今夜家を空けられないが、行ってみてはどうか」そう男爵が連絡して来た。
潮が緩やかにいい感じに流れて釣りやすいし、釣り荒れしてないせいか?アタリも明確に出ることが多いと男爵は太鼓判を捺したが、なぜか今夜はまったく逆で、到着時から手をつけられないほど潮が速い。
少しのあいだ仕掛けを入れず待ってはみたが、好転の兆しがまるでない。
仕方ないので、何度か竿を出したことがある近くの浜の浅瀬に移動して仕切り直すことにした。
時合が過ぎかけているという事情から気が急いたし、不安もあったが、かといって他に釣果を得られそうな場所もない。
なので、腹を括ってダメ元で仕掛けを入れてみることにした。
結果は良型のメバルが3匹。
他に小さいメバルとオニオコゼが1匹ずつ釣れた。
決して好釣果だとは言えないが、それでも移動を余儀なくされバタバタした中での結果だと考えれば健闘した方ではないか。
なので、気分は満更でもなかった。
ロッド: ブリーデン グラマーロックフィッシュ TX83 PEスペシャル
リール: ダイワ ルビアス 2004H
ライン: ユニチカ ナイトゲーム THE スーパーPE SP 0.4号
リーダー:ユニチカ スタークU2 1.5号
ルアー: アルカジックジャパン シャローフリーク7.5g
エコギア メバル職人ミノーSS
令和4年7月18日 井原博一
釣り場:高知県宿毛 大月
僕が宿毛方面に遠征するのはヒラスズキとロックフィッシュを釣るのが目的。
しかも、大型を期待しての釣行なので、強度的に信頼できるラインやリーダーを使って組まれた仕掛けでないと心配が先に立って強気のやり取りがしにくい。 僕はヒラスズキもロックフィッシュも同じ仕掛けを用いている。
メインラインに、ユニチカ・シルバースレッド ソルトウォーターPE 1.5号。
リーダーはユニチカ・シルバースレッドショックリーダーFCの20~30lbである。
オオモンハタ以外のハタもヒットすることが多く、根にスタックしてなかなか出てこなかったりするので、フロロカーボンラインが良いかなと考え、シルバースレッドショックリーダーFCを好んで使っているが、魚とのやり取りはナイロンが楽でとりこぼしが少ないとの意見もあるので、今後はナイロンリーダーも試してみるつもりだ。
尚、8月も宿毛方面に遠征を計画しているが、地理にも詳しくなったので、今後はこれまで以上にポイント開拓に心血をそそぐつもりでいる。
更なる大型魚を求めて!
ライン: ユニチカ シルバースレッド ソルトウォーターPE 25lb(1.5号)
リーダー:ユニチカ シルバースレッド ショックリーダーFC 20~30Lb(6~8号)
令和4年7月21日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市 野池
釣り開始早々、写真のバスが釣れた。
次、またオーバーハングした雑木の下へとサイドキャストでフロッグを滑り込ませて誘ってみると、本日2匹目があっけなくヒット。
しかし、オーバーハング下からバスを引きずり出したところで悔しくもばらしてしまった。
フックが外れたものと思っていたら、なんだか手元が軽い。
かまわずリールを巻いて仕掛けを回収してみると、な、な、な、なんと、フロッグがついていないではないか!?
どうやらフロッグ本体はバスに持っていかれ、PEラインを直結びしてあるアイの金具部分だけが戻ってきた。
こんなトラブルは生まれて初めてである↷
でも、まぁ、気落ちなどしてはいられない。
「バスがやる気なら、こちらもやる気を出さなくちゃ!」と言うわけで、新しいフロッグをセットして再び攻め始めた。
ところがバスの奴、用心深くなったか、最初のようになかなか本気で口を使ってはくれない。
こいつは少し場を休ませないとまずそうだ。
そう感じた私は左バンクの側へと居場所を移した。
見ると、雑木の下に涼しげな暗い水面が顔を覗かせているのが目に飛び込んできた。
私の立ち位置からだと、たとえばペンシルベイトを投げてしまうと、手前の藻場が邪魔して釣りにならない。
これはもうフロッグ以外攻めようがないとわかった。
できれば、水面上に張り出した雑木の下の奥の奥まで仕掛けを滑り込ませたかったが、つい力んで軌道が上向いてしまい、悔しくも枝に仕掛けを引っ掛けてしまった。
試しに、ちょっと揺すって具合を見てみる。
するとどうだ、まるで蜘蛛が糸と共に降りてくるように、フロッグが青葉の中から降りて来て、いわゆるチョウチン釣りの格好となった。
一匹目のバスはチョウチン釣りで仕留めた。
上手に誘えば二匹目もこのチョウチン釣りで手にすることが出来るかもしれない。
「果たせるかな?」
誘ってみると、でっかいバスが食いついた。
私は思いきりアワセを入れた。仕掛けが枝から垂れ下がっている分、そうする必要があった。
それでもまだアワセ足りなかったようで、確かに手応えはあったものの惜しくも取り逃がしてしまった。
それだけなら天を仰いで、「惜しかったぁ」で済むが、あとがよくなかった。
じつはアワセの勢いで、フロッグを木の枝に引っ掛けてしまった。
おそらく仕掛けが枝に巻き付いてしまったのだろう。
どうにもはずれそうにないので、無理に引っ張って切ったが、本日2個目の大損害である↷
これにはさすがに気落ちした↷↷↷
太陽は照るし、腹は減るし、やってられない。
なによりバスの気配がなくなったので、粘ることはせずに納竿した。
ロッド: バレーヒル ブラックスケール BKHC 610MX
リール: ダイワ タトゥーラSV TW
ライン: ユニチカ シルバースレッド PEトップウォーターゲーム 40LB(3号)
ルアー: フロッグ各種
令和4年7月28日 長尾泰任
釣り場:香川県高松市 野池
今回はまだ使ったことのないトップウォータープラグでバスを釣りたいと思い、数ある羽根物のなかからダッチをチョイス。
山の向こうに西陽が隠れてまもなく釣りを開始した。
羽根物と呼ばれるルアーはボディーの左右に取り付けてある金属の翼で水面を掻き乱しながら前へ前へと進むのが特徴である。
まるで水泳競技のクロールそのものとも見えるが、あくまでも釣りなのでゴールである岸へと早く泳ぎ着けばそれで勝ちというわけにもいかない。
それはさておき、藻場から少し離してダッチをゆっくり泳がせていると、バスが静かに忍び寄って来てフロントフックに食いついた。
触れ込みではでっかいバスが派手な出方でバイトしてくるということだったので期待したが、釣れたバスは中くらいのサイズ。
御行儀のよい食い方をした。
でも、まぁ生まれて初めてダッチでバスが釣れたので満更でもなかった。
今回はこのワンバイトのみだったが、次回こそはランカーサイズを何としても仕留めたいものだ。
もちろん、ダッチで!
ロッド: バレーヒル ブラックスケールBKHC610MX
リール: ダイワ タトゥーラ103XHL-TW8.1
ライン: ユニチカ シルバースレッド PE トップウォーターゲーム 40lb(3号)
ルアー: レイドジャパン ダッチ
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