反抗期の生徒の指導 | naganomathblog

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これは旧ブログです。
永野数学塾塾長日記は
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今日で夏期講習の第1週が終了です。

講習は普段の授業には通っていない生徒さんも来てくれるので、新しい出会いがあります。永野数学塾では講習も個別指導で行うため、講習のご予約をいただいた段階で親御さんに連絡を取り、希望される指導内容についてご相談します。
この時に親御さんが
「うちの子は『うるせぇ、クソババア!』なんて言うんです」
「口も聞いてくれません」
「何を考えているか全くわかりません」
「将来のことに自暴自棄になっているようです」
等とおっしゃることがあります。

そんなお子さんが初来塾されるときは、どんな大不良が来るのかと、こちらも少し緊張します。でも、実際に会ってみると、皆さんどこにでもいる普通の中学生・高校生です。最初はちょっと硬くても、しばらくすればこちらの冗談にも笑ってくれる様になりますし、受け答えもちゃんとできます。勉強のことだって何も考えていない訳じゃなく、本人なりにちゃんと危機感を持っていたりもします。

と同時に、努力の方向が分からなかったり、「どうせ分からないだろう」とどこかで諦めてしまう気持もあったりして、生徒さんは葛藤しています
親御さんというのはおそらく世界で一番甘えられる存在でしょうから、積もり積もった鬱憤のはけ口に、つい暴言を吐いたり、ひどい態度を取ってしまったりしてしまうのだと思います。
要するに反抗期にあるわけです。

反抗期にある生徒さんを指導するときの私の役目は
まず徹底的に分からせてあげること
今後どの方向に努力すればいいかを示してあげること
そして、その努力の先には何が待っているかを教えてあげることです。

そうすると、
生徒さんは目を輝かせて自分の可能性の大きさを悟ってくれます。
希望を持ち、やがて志を持つようになってくれます。
授業のあと、親御さんから
「子供が笑顔で帰ってきました!」
と嬉しいご報告をいただくこともあります。

若い時に志を持てる、というのは幸運なことです。
微力ながらそのお手伝いができればこんなに嬉しいことはありません。

反抗期のお子さんを持つ親御さんへ