今夜はトリプル世界戦があり楽しみなのですがその前に以前、太陽と海さんの書かれましたブログに対する意見という形で私の拙ブログでご意見を述べさせて頂きたいと申しておりましたのですが多忙のため随分と時が経過してしまいました・・・。

今回改めてネリの失態に関して述べさせて頂きたいと思います。

 

 

以前より時折、表現の仕方が違うが気持ちは似たようなものであることが多いとは思っていました。

例えば山中慎介に関して「打たれ弱いが回復が早い」というのと「回復が早いのは一種のうたれ強さかも」といった風にですかね。

 

今回も表現の違いがありますが似た部分もあるような気がします。


法律用語では「未必の故意」というものがありますが管理が甘いというのもネリの場合は(あくまでも計画的でなかった場合と仮定して)この甘い認識は「未必の故意」に近いと私は思っておりました。だから私は故意または故意に近いものがあると以前、申したことがあります。

そしてネリの場合は計画性を疑われても仕方のない要素が多々あるということです。これは客観的にみてそうだと思いますよ。


例えば比嘉がまるで精彩を欠いていたのに対しネリは山中戦2において第一戦とは比較にならないほどの動き、そして2度目の軽量で1kg落とした事、フルマラソンでも2~3kgしか落ちないものだそうですが会場の周りを走った程度で1kg落ちるとはそれまでの減量がどの程度のものだったか推して知るべし。それと試合前後での言動等等・・・。

疑うどころか決めつけられても理不尽とは言えないと思います。

 

太陽と海さんは

「ネリもバトラーもセハも、比嘉も赤穂も新人王を曖昧な理由で棄権した面々も、もうリングに上がらないでほしい。ベストコンディションでリングに上がれる自信があるなら話は別だが。」

との仰せでしたがまさにこれなんですよね。

では「今後2度とやらないだろう」と思える者と「またやるかも知れない」と思えるものとの違いはなんでしょうか?

それが私が散々述べましたし様々なところで述べられた要因ではないでしょうか?

試合前後の言動、試合での動き、体重超過の回数、そしてその他の問題等など・・・。

 

 

花形進さんも大場戦では1度目はオーバーしたんじゃなかったでしたっけ?
これは極度の体調不良で点滴を受けた影響だったとか・・・。
不可抗力とまではいかなくとも故意でなかった場合と計画性が疑われる場合、また1度しかやってないものと2度以上やった場合(2度か3度かは大きな問題ではなく繰り返した事が問題)では信頼の失墜の程度には差が出るのは当然。

 

猛省して二度とやらないと誓うものはチャンスを与えられてもいいでしょう。私も比嘉がもう一回同じことをやれば永久追放でいいと思いますよ。

前科があるものは同じ罪でも量刑に差が出るのというのと同じ理屈です。


これを考えるとネリが他の体重超過のボクサーと比較して罪が重くなるのも当然と言えるのではないでしょうかね?

 

重箱の隅をつつくようで恐縮ですが「(ネリなど)個人の問題ではなく・・」というのに同意できませんが「個人の問題だけでなく」ということでしたらおっしゃるとおりであると思います。

もちろん昨今の体重超過により失格や棄権が多いのは由々しき事でありボクシング界全体の問題に及ぶと思います。

 

ネリが計画的に体重超過したのかはホントのところはわかりません。これまた何度も述べましたが反省していてもうまく表現できないものもいる一方、さも反省したような態度で心の中で舌を出してるものもいます。

ですがネリの試合での動き、試合前後での言動、ドーピングに続いての体重超過、そして2度目の体重超過・・

これらを見て計画的であると疑わうものがいても少しも不思議ではない。少なくとも疑われるのはネリ自身の責任であると言うことは言えると思いますよ。

 

「世界タイトルを手にしたといってもまだ防衛もせずに稼ぎきっていないネリが故意にタイトルを手放すとは考えにくい」というお考えですが確かに一理あるかもしれません。しかし一方、彼にとってはタイトルそのものよりも不敗でいることの方が重要なのではないかという気もします。PFPでTOP10入りした山中慎介を破った事もパヤノをKOしたこともそれらがタイトル以上に大事だったのかもしれません。

井上尚弥をはじめ数々の有力ボクサーに対して「自分はKOできる」と豪語しながらも対戦にこぎつける事はない。

わたしはそこまでは思いませんが「井上がバンタムに留まると聞いて自身はSバンタムに転校する事にした」などと言い出すものが出てくるのもこれまた仕方ないでしょう。この辺は推測&可能性の話ですがね・・・。

 

 

何れにしても故意であると疑われても仕方のない(私見では決めつけられても仕方ないと思ってます)ネリが他の体重超過のボクサーと同列にはならないというのが私自身の結論です。