亀田和毅が敗れましたね・・・。

ある人のご好意で試合の映像を拝見させて頂きましたがまあ予想通り・・・。

私なりの亀田和毅の能力を5点満点で分析すると

 

パンチ力2

ハンドスピード4

身体のスピード3

防御3

戦術2

打たれ強さ3

スタミナ4

精神力3

 

まあ世界チャンピオンとしては中の下といったところでしょうか?

 

因みに長兄の興毅ですが

パンチ力2

ハンドスピード3

身体のスピード3

防御3

戦術2

打たれ強さ2

スタミナ4

精神力3

 

運がよければ一度くらい戴冠できるかもしれないという程度で世界チャンピオンとしてはお世辞にも強いとは言えない。

やはり和毅は亀田兄弟の中では一番強いと言えそうですね・・・。

因みに彼らの試合中に実況がよく「ノーモンションの左」などと絶叫していますがあれはプロなら当たり前で当たっても何ら威力もないパンチです。あれでダメージが与えられるのならともかくあの威力でいいならプロなら誰だって打てるパンチでしょう。

 

露骨なマッチメイクで3階級制覇した興毅と違い、和毅にはそんなインチキなマッチメイキングはそうはなかったような

いろんな方がおっしゃっていますが山中の戴冠した決定戦や井上拓真の暫定王者決定戦の方がよほど不可解であったというご意見は確かに一理あるかと思います・・・。和毅は試合前に相手を侮辱する事もそれほどなくインタビューでも敬語を使って答えているようです。

 

しかし何故ここまで批判にさらされるのか・・・・。

これは仕方ないですよ・・・。

亀田一家の数々の悪行、父親の相手に対する侮辱や恫喝、長男興毅も含めた反則指示。次男の反則実行。

「和毅は関係ないじゃないか?」という声が聞こえてきそうですがこれはひとつ若い方は覚えておいたほうがいいと思うのですが

 

「一人の無責任な行動は関係ないものまで巻き込んでしまうことがよくある」

 

ということ、例えば親が犯罪者であればその子は警察官や政治家にはなれないでしょう(汚職は除く)。無責任な行動とは言えない事ですが

親の職業や離婚など片親であったらその子供は就職で不利になる事もあります。

 

確かに間違っていると思いますが世の中とはそうしたものです・・・。

亀田の父親や兄たちの無責任な行動が弟を必要以上に冷遇することは充分にありえます。

それが正しいことなのか否かは別ですが、亀田もそういった逆風はいい大人なんだから理解して覚悟はしておくべきであると思います。

それらに対して本人が泣き言を言っていない(私が聞いたことないだけかも)のでまだ良いですが・・・。

 

 

因みに京口だって兄がもっと著名なボクサーであったら批判にさらされているでしょうけど、本人にそういう素振りが見えないというのもあるでしょうし本人も実力・実績の割にそれほど有名ではないというのもありますけどね。

 

で、亀田だけが批判される決定戦や組みやすい相手との試合ということですがこれも仕方ないでしょう。

 

例えば西岡や山中も決定戦でしたしその相手自体はそれほど大したことない。ですが両者ともその後の防衛戦でそれなりの相手に納得する内容で防衛を果たしました。そしてランキング下位の相手には実力差を見せつけてくれました。一部の亀田信者を除いてこの両者を世界チャンピオンと認めないというものはいないでしょう。

 

井岡一翔もそうですねロマゴンを避けたといっても対戦相手は亀田興毅のような急増ランカーではなくまともな世界ランカー。こちらもロマゴンを避けたことの批判は受けても実力を疑問視するものは一部を除いていないと思います。

これに対し亀田興毅は対戦相手のほぼ全てが急増ランカーか往年の名選手。亀田戦後6回戦で敗れたマネカネや10数年前にOPBFのフライ級タイトルを小松と争って敗れた孫など、もとより世界タイトルができるレベルにないものとばかりの試合、そのうえそんな相手にも接戦、しかも凡戦。そのくせ言うことばかりは大きい。

 

決定戦だと批判してるのではなくその他の試合もそういう相手ばかりとの試合でしかも塩試合ばかりなのに大口をたたく、他のボクサーを侮辱する。さらにまずいのは引退後、単なる話題作りのためのエキシビジョンで「ロマゴンと戦いたい」などと発言。そして「態度に関してはあれは演出で実は良い人だった」とやたらとアピール。みっともない事この上ない。

これでは末弟にとばっちりが行くのも仕方ないでしょう。

 

ただ和毅本人にも大衆を惹きつける魅力がないのも事実です。

亀田のインチキストーリーに乗せられた知名度と話題性の残り香だけでかろうじて保ってはいますがそれがなければたとえ戴冠できても地味で目立たない王者として終わるでしょう。ただこれから必死に頑張る姿を見せることができたら世界チャンピオンになってもおかしくないものは持っていますから人々の記憶にいい意味で残れる可能性はあるかもしれませんね・・・。

 

ちょっとひどい言い方だったかもしれませんがこれが現実でしょう。

亀田の批判はある意味和毅には気の毒な部分もありますが自業自得でしょう。