貴乃花親方がとうとう平年寄まで降格されてしまいましたね・・・。

正直申し上げてどんなに志が立派でもやり方を誤るとこういうことになるという見本ではなかったでしょうかね・・・。

 

一本気で妥協ができない性格で協会の理不尽に徹底的に抗おうとしたものの自らの弟子の不祥事に自分のせいだと必要以上に感じ、戦意を失ってしまったのではないでしょうか・・・?

 

以前も申しましたが貴公俊の1件はもちろんいけませんが一生を左右するほどの不祥事ではなく厳重注意と謝罪で住む程度のものでしょう。しかもなにも隠そうともしていない(隠しようがないということもあるが)。

 

これと計画性さえ疑われるほどでしかもデンモクという凶器を使って頭部を殴打した日馬富士事件は生命の危険さえあったのに何事もなかったように振る舞い隠蔽やもみ消しすらやろうとしたもの。これを同一視するのはどう考えてもおかしいでしょう・・・。

 

私は日馬富士は引退勧告どころか永久追放が妥当であったと思いますし逮捕さえありえた事案だと思います。

「貴乃花が日馬富士を引退に追い込んだ」などというものがいましたがそういう人は法律どころか社会常識すら知らないのではないかと思います。

 

とは言うものの貴乃花のやり方も非常に拙かったですよね。

あのだんまりは憶測を呼び加害者側の勝手な言い分を世間にまかり通らせただけでなく日馬富士があたかも被害者であるかのような言い方をする池坊や横野のようなものに付け入る隙を与えた感じです。

 

やるのであれば告訴取り下げを要求されたり、内々で処理せよと言われた時すぐにそのことを公にすべきではなかったでしょうか?やりにくかったかもしれませんがその時の判断の誤りが日馬富士事件を有耶無耶にし、自らの弟子の若気の至りで自分の首を絞める結果になったのではないでしょうか・・?

 

貴公俊の件、確かに暴力で、悪いことではあるのですがこういっては語弊がありますがよくあることではないでしょうか?皆さんがそうした経験があるとは言わないまでも、「カッと来て他人の顔を張り、怒られた」なんてケース見聞きしたことは誰しもありませんかね?その時逮捕されたり学校や職場を追われましたかね・・?

 

答えはいずれも否でしょう・・・。

日馬富士事件くらいであればおそらく職場も追われるでしょうし、場合によっては逮捕もされるでしょう。貴公俊くらいの事例であれば怒られて軽い処分で済むはずです。

 

なぜ日馬富士と同じになるのでしょうか?

さらに言えば日馬富士の師匠の伊勢ケ浜親方は自ら理事はやめましたが処分は受けていません。貴乃花親方は処分されました。

これは理不尽でしょう。

勝手なTV出演と言いますが事前に質問状を送っていたとすればTV出演の話は知っていたはずです。さらにその番組の質問に協会は答えていません。

 

無断欠勤と言いますが届けは出ています。ただ理由が認めえない理由であったということです。これではここまでの降格処分は行き過ぎです。一部に解雇という意見もあったそうですが解雇したら当然不当解雇になります。

 

ただ協会にいって上層部に言うべきことを言ってはっきりと戦う。その旨公にし、自分の主張をはっきりとさせる。こうしておけばよかったのではないでしょうかね・・・。

はっきり言って下手でしたね。

 

さらに言えばここまで戦う意思があったのなら弟子の不祥事にも怯むべきではなかったのでは?日馬富士と貴公俊では罪の重さが違います。もちろん地位云々ではなく暴力の程度から言ってです。それを元に自らの意思を貫くべきではなかったですかね?

 

好意的に解釈して「自らの行いが弟子の心を不安定にさせた」という事で弱気になったのかもしれませんが戦う意思を見せたのならそういう私情は例え優しさからでもNGであると思います。

 

一言で言ってやり方のまずさで自滅したという感じが私にはします。これで協会の闇の部分を明らかにしたり白鵬の罪を追求することが事実上不可能になりましたよね。

 

最後に貴乃花を批判する人の多くが「協調性がない」と言いますがこれには違和感が・・・。協調性という言葉を使う多くの人が私には「事勿れ主義のYESマン」に見えますが・・・。

本当に貴乃花に協調性がないのかそれとも彼を批判する人が事勿れ主義のYESマンなのか、果たしてどうなんでしょうね・・・?

 

ただ私の今回の意見もあまり同調されなさそうな・・・。

でも私は自信を持って述べました。