以前一流横綱と呼ばれなかった強い横綱の話をさせていただきましたが、その中で決戦を制することがなかったという話をしたところ私がいつもお世話になっている掲示板で、


「決戦を制していても一流とはすぐには呼べない。それよりも第一人者として君臨したか否かだと思う」


というご意見を頂戴しました・・・。

その方は誤解をなさっておいででした(私の表現が拙かったのですが)。


私はあくまでも決戦を制していないということは「たくさんある要因の一つ」であって「決戦を一度でも制していればそれだけで即一流横綱」と言ったのではないのですが確かにその方のおっしゃるとおり「第一人者と君臨すること」は一流横綱の要因としては最も大きいものであると私も思います。


並みの横綱以上の成績を残している日馬富士を3流以下と言う人もいます。それは白鵬の影に隠れ続けているというのが最も大きい要因ではないかと思います・・・。


ですが・・・・、柏戸、この人は怪我が多かったとはいえ一流横綱とみる人は多いですが柏戸こそ大鵬の陰に隠れて第一人者として君臨してはいません。


古くは2代目梅ケ谷、寛政年間の小野川喜三郎・・・。彼らは常陸山、谷風の陰に隠れて第一人者ではありませんでしたが彼らが一流横綱であったことを疑うものは誰もいません・・・。


反対に北の富士はライバル玉の海の死後間違いなく第一人者であり優勝も10回(全勝3回)を数えていますが彼を一流横綱と呼ぶ人は少ないですね・・・。


これは好不調の波が激しすぎた事と私生活の派手さによるものがあるのでしょうが相撲だけで考えても、そんなに歴史に名を残すほどのものはなかったですよね・・・。



玉の海が存命であったら「玉の海時代」になっていたという人もいますし「北玉時代がもっと長く印象に残るものになて北の富士も誰もが一流であることに異議を唱えない横綱になっていただろう」という人もいますがこれはあくまでも推測で、実際はどうだったか誰にもわからないし、ましてや証明することもできません。


ただ言えることは一流かどうかの定義は色々あるもののひとつだけで決まるものではないということでしょうね・・・・。


あえていうなら人々の印象にどのくらい残ったかということですかね・・・。

ただ見るほうに問題があって一流の強さと一流の実績を残しながら評価されない輪島や曙、武蔵丸らもいます・・・・。


そういうものは「一流ではないが一流と呼ばれておかしくない横綱だった」と呼ぶべきか・・・、私は自分の中では一流と呼んでいますがそれでもいいでしょうね・・・。


そういえばボクシングの世界チャンピオンで一流のチャンピオンと呼ばれる人はあくまでも目安の一つとしてですが5度の防衛というのがよく言われますが結局は戦った相手のレベルや試合の内容などで違ってきます。


4度の防衛ながら一流と呼ぶことに誰も異議は唱えないファイティング原田や最高3度の防衛ながら同じく一流と評された柴田国明もいますし反対に8度の防衛を果たし三階級制覇しながら一流どころかチャンピオンとも認めないと言われるタートル1号もいますよね・・・。


タートルは極端ですが6度の防衛を果たし見事な技術を披露しながら一般的にはほとんど名を知られない川島敦志などもいますよね・・・。


やはり目安はあくまでも目安であってひとつだけでは絶対的な定義にはなりえないということでしょうね・・・。





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