前回、予告した行政書士の登録に必要な書類や方法について書いてみたいと思います。

行政書士試験の合格発表まで後1ヵ月といったところでしょうか。

行政書士は、試験に合格しただけでは、まだ行政書士ではありません。その後、書類手続きや審査を経て行政書士名簿に登録されてはじめて、行政書士だと名乗ることができるのです。

まず所属する都道府県行政書士会に登録書類を提出します。

都道府県行政書士会で受理された書類は日本行政書士会連合会に送られ、審査を経た後、行政書士登録が完了します。登録書類の提出から登録が完了するまで1ヵ月程度かかります。

さて、この登録書類ですが、揃えるものがたくさんあります。種類とポイントを簡単に紹介します。

 

登録申請書

様式は日本行政書士会連合会のHPにあります。

住所は住民票どおりに記入、印鑑は書類一式同じものを使用し、収入印紙3万円を貼付

試験合格か弁護士・弁理士・税理士等の資格による登録か、その他か登録資格の種類を記入

 

履歴書

様式は日本行政書士会連合会のHPにあります。

学校卒業から現在まで、1ヵ月の空白もなく記入する必要がある(アルバイトも記入)転職の際に空白期間がある場合も、その期間を「無職」として記入

 

誓約書

様式は日本行政書士会連合会のHPにあります。

行政書士として欠格事由に該当しないこと、規則を遵守すること、反社会的勢力でないこと等を誓約。

 

住民票の写し(抄本)

提出前3ヵ月以内発行のもので本籍が載っているもの

 

身分証明書

提出前3ヵ月以内発行のもので本籍地の市町村役場で取得

一般的な運転免許証や健康保険証のことではないので注意

 

事務所の使用権原を証する書面

建物が自己所有ならば登記事項証明書、他人所有であれば賃貸借契約書や使用承諾書

平面図、事務機器や備品の配置図

 

事務所所在地略図

最寄りの駅やバス停から事務所までの道順を示す

 

これらは必要最低限の書類なので個別によりプラスαで別のものが必要になることもあります。

登録を考えている方は参考にしていただければ幸いです。