おはようございます。
京都メンタルサポート協会心理カウンセラー&わたしカウンセラーの
永野達也です。
先日、セミナー資料を作るのに
色々と調べものをしていたんですが
驚きました。
いや、僕が無知なだけだったんですが
精神的な病気の種類ってものすごくたくさん
あるんですね( ´(ェ)`)
日ごろ、クライアントと関わっていると
ドクターから診断を受けた病名については
知っているのですが
それ以外にも、調べれば調べるほど
出るわ。出るわ。
途中で嫌になってネットを閉じました(笑)
すぐにいろいろなことを調べることができる時代です。
便利ですよね。とっても。
自分で自分の症状を検索かければ
その症状に近い病気を見つけることができます。
僕は、それが良いことなのか悪いことなのか
分からないでいます。
バーナム効果という心理現象があります。
大きな枠組みで誰にでも当てはまりそうなことを
自分だけのことだと捉えてしまう現象です。
例えば、
「あなたは一見、明るくみえますが時々、ひとりで落ち込むところがありますね?」
と言われれば、
「あ!そんなところ自分にもある!!すごいこの人!!」となる
現象のことをバーナム効果といいます。
僕は、「自分で病気を調べるとき、このバーナム効果が
当てはまっている人も少なくないんじゃないかな?」と
思ってしまうことが多々あります。
カウンセリングの場においても、
「わたし○○○症なんです。」
「それはドクターが診断した結果ですか?」
「いや、ネットで調べたらこれ一番が近い病気だと思って・・・」
という方も意外に多いんです(;^_^A
症状を改善したいからこそ、ネットで一生懸命に自分の病気を
調べる。その気持ちはとってもよく分かります。
かくいう僕だって腹痛が3日間続いて、今までにない
倦怠感を感じていたらまずネットで調べると思います。
ただ、それがすべてではないということを知ってもらいたいですね。
参考にしてもらう分にはいいと思いますが
鵜呑みにするのは少し早いかもしれません。
そしてそれに捉われてしまいますと、
「○○○症」という枠組みの中で自分を規制かけますから
「自分は○○○症なんだ・・・だから●●●なんだ」という
自然に「悪い」方程式が完成してしまうんです。
今は何でもかんでも、症状に病名がついています。
新しい病名がどんどん生まれています。
石を投げれば病人に当たる。
自分で自己診断すればほとんどの人が
病名がつくんじゃないかな?と思うくらいですね(;^_^A
生活に支障が出るような状態であれば
まずはドクターの見解をもらってから
それに伴って解決へ視点を変えていく。
そんな流れがこの時代、もしかすると
適切なのかもしれないなぁと感じました。
悪いバーナム効果に惑わされないで
ネットの情報は適度に付き合う気持ちで
活用するのがベター。かな~と思いました(*^▽^*)
京都メンタルサポーター協会 心理カウンセラー&わたしカウンセラープロ永野達也