おはようございます。
京都メンタルサポート協会心理カウンセラー&わたしカウンセラープロの
永野達也です。
最近、Amazonプライムにあるドラマ「メンタリスト」にはまっています。
サイモンベイカーのカッコよさに頭がいっぱいです。
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僕は相手の心理を読んだり、言葉の裏側をみることが
性質上出来ないために、
メンタリストになることはまず無理なのですが、
面白いドラマだなぁと思って観ています。
よく心理カウンセラーと名乗ると、心を読まれてしまうのでは!?と
防御態勢に入られる方がいらっしゃいますが
安心してください。
読めませんよ。
僕は心理学を学んだときに、ここにぶつかって
悩んでいました。
相手の心の中を読んだり、言葉の裏を読み取って
気持ちを理解したり。などなど。
こういう分析が出来なくて参っていたんです。
でも、ブリーフセラピーに出会って、
考えやカウンセリングの中身がゴロっと変わりました。
劇的にやりやすくなったのです。
ブリーフセラピーは「何が原因なのか?」よりも
「今、何が起こっているのか?」にしか注目しません。
なので、状況確認をしっかりと行います。
言葉の意味をそのまま解釈して、それでも理解できない場合は
もう一度教えてもらっていいですか?と確認します。
以前、女性のカウンセリングをしているときに
その女性がこう言いました。
「むいていないと分かりながら入社した会社。実際にやってみて
やっぱりむいていないと分かって相当落ち込みました・・・」
僕は、言葉をそのまま理解することしかできない個性なので
頭の中が「?」マークになりました。
(むいていないと認識している仕事で、やっぱりむいていないと分かってどうして落ち込むんだろう・・・)心の声。
精神分析や深層心理に詳しい方なら、クライアントのこの言葉に
過去にトラウマや、癒されていない問題が隠れているのかを
くみ取っていかれるのだろうなと思いますが
僕はいかんせん、そういうスキルがないので
ひたすら、疑問に感じたことを確認していきます。
僕のシンプルな頭の中の構造では、
①むいていない仕事に就いた
②やっぱりむいていないかった
③やっぱりな。
④次探そう。
という流れなら理解できるなぁと思い、
深層心理など
難しいことは良く分からないので
クライアントに素直に「僕自身が理解していないのでもう少し詳しく教えてください」と
謝りながら教えてもらうと、
①むいていない仕事に就いた。
②むいていないから、仕事が遅くなった
③仕事場の嫌な人に怒られた。
④落ち込んだ。
実はこういうことだったんだと教えてもらい、ようやくここで
理解しました。
なるほど!!
ここまで理解できれば、あとは気持ちの整理と
状況確認。
そこからブリーフセラピーのアプローチが始まります。
その方は、無事に?スムーズに?お仕事を変えられて
今も新しい環境でがんばっておられます。
「その人の過去に意識をむけていくと、過去のトラウマや
出来事に焦点があたり、とっても大きなサイクルになってしまい
よほどの腕をもったセラピストでなければ、クライアントと一緒に
闇に落ちたまま帰ってこれない。」
そう感じました。セラピストが落ちてしまっては
元も子もないですもんね(笑い)
その方が「今、何に困っているのか?」がスムーズに問題を紐解いていくための
ひとつの「問い方」だと思います。
今、何かで悩まれている方へ。
今、何に困っていて、何が起きていますか?
京都メンタルサポーター協会 心理カウンセラー&わたしカウンセラープロ永野達也