今年はたくさんのアーティストが亡くなった
そんな中で
本日、大橋純子の訃報
夏女ソニアをデュエットした、もんたよしのり、の後を追うように
自分の中の昭和がどんどんと終わっていく
そんな寂寥感がある
邦楽は洋楽と違って
今の曲をあまり聴かない
もちろん好きなアーティストはいても
やはり全般に興味はない
単に、曲として良くないから
それが1番な理由の気がする
たそがれマイラブ作詞者でもある
阿久悠先生が
「街から流行歌が消えた」
ある時期に、そう言ったという話を聞いた
それは、かつては街の喫茶店や店舗で
有線を導入いていて
誰もが同じ曲を聴いた
いわゆるヒット曲、流行歌というものが
その年々の季節ごとに巡ってきた
それがある時期からは
街から有線は消えて
誰もが聴く、流行歌というものがなくなった
そういうことを語りたかったとのこと
不便な時代ゆえの
誰もが同じものを聴く機会
そういうものが
ヒットを生む背景だった
たそがれマイラブ
シルエットロマンス
まさに流行歌だった
そして
流行歌となったものは
いつまでも
その曲を、その時に聴いていた人々の心に残り
流れてくれば、いつでもその時代に誘ってくれる
そして
歌詞、曲、アレンジ、歌い手、バックミュージシャン
そういう幾つもの
歯車が見事にハマった時
それが流行歌になった
そういう時代にヒットを放ったアーティストが
次々に亡くなってしまうことは
やはりとても寂しい